店主の関心事

閉店のご案内

いつも当店をご愛顧いただきましてありがとうございます。
 
このたびBar 櫻は、約18年の間、営業を続けてまいりましたが、2017年12月26日をもちまして、閉店することとなりました。
開店当初から今までご来店いただいた方々のお顔や所作が思い浮かびます。
十年ひと昔、といいますが、開業当初がついこの間のことのように季節の香りとともに蘇ってきています。
 
これまでの皆さまからのご愛顧を心より感謝申し上げます。
櫻が皆さまの心の中に咲いていれば嬉しく思います。
重ねて皆さま、ありがとうございました。

2017.12.10

コチラのフジイさんは。。。

日経新聞の文化欄の交遊抄を読んで、思わず唸った。
藤井さんが出ている。
 
今、藤井といえば将棋界の藤井聡太四段を真っ先に思い浮かべるが、コチラは別人。
SF、小説家、IT。
そう藤井太陽だ。
 
巷でパソコンオタクと称される人々を“ギーク(コンピューターマニア)”と表現するところが彼らしい。
彼が交遊した人物の描写や話題を読んでいると、ミニ小説の世界に引き込まれた感じがして、ちょっぴり至福な気持ちに。
 
その後、本紙から土曜版の付録?のNIKKEIプラス1に移行して捲っていくと、“星新一賞”の募集要項の広告が出ていた。
本紙と付録の間に関係性があるのかな。
ふむ、あるのだろう。きっと。

2017.07.03

「横尾忠則 HANGA JUNGLE」を観て(3)

昨日のつづき。。。
 
横尾は写真を使った作品以外にも制作をしている。
 
《今日この頃》
1991年/シルクスクリーン・紙
ルネ・マグリットのようなシュルレアリスムの世界が広がる。
鳥かごに2羽の白い鳥。
そこに覆いがかかり、上には麦わら帽子が。
右手が出てステッキを持つ。
つまり人の顔と胴にあたる部分が鳥かごになっている構図だ。
かごには扉がなく、鳥はいつでも飛び立てるけれども逃げようとしない。
自由の精神、開放感。
といっても限界があると悟る。限界があると思い込む。
そんな晩年の人の姿と観る。
 
帰りの坂はとても険しく感じる。
いやいや参加していた遠足の山登りを思い出した。
他のことを考えようとしたけれど、目の前の坂は険しかった。

2017.06.14

「横尾忠則 HANGA JUNGLE」を観て(2)

昨日のつづき。。。
 
混雑まではいかないものの多くの人が来ていた。
チケット販売のカウンターの上のチラシは足りなくなったのかコピーが置いてある。
関心の高さが伺える。
 
《葬列II》
1969〜1985年/シルクスクリーン・アクリルプレート
立体的な写真を撮るには?
6枚のアクリルボードを隙間を等間隔にあけて重ねる。
それぞれの面に葬儀?に参列する人々を描くことで立体的に。
真ん中の女性はベースにも白い輪郭が描かれている。
角度をずらして観ると、他の人たちも同じく白くくり抜かれていた。
葬儀のときのぽっかりあく、空虚な内面を表現しているのだろうか。
 
《Blue Wonderland》《Red Wonderland》
1973年/シルクスクリーン・紙
配色を変えるとどう変化するのか。
横尾のテーマのひとつだろう。
《Blue Wonderland》はまず下の波が印象的だ。
左を跳ねる人、縦断する虹も目に飛び込んでくる。
《Red Wonderland》は右にドーンと鎮座するヌード女性が存在感を増す。
肌や乳首に赤みが差すことで、脳のイメージと合致した。
着色タラコを食べ慣れていると、無着色タラコを生食で食べることに躊躇してしまう。
コレに似ているな、と何となく感じた。
 
作品の制作年から40年以上経つのに古さを感じさせない。
芸術は時代を超えて伝えてくれるものがあるから飽きない。

2017.06.13

「横尾忠則 HANGA JUNGLE」を観て(1)

インターネットで美術館情報を探る。
町田で横尾忠則をやっていることを知った。
たまにはいつもと違う美術館へ行ってみるか。
 
横尾忠則 HANGA JUNGLE
町田市立国際版画美術館にて
2017年6月18日(日)まで
 
プリントした美術館の地図を片手に町田駅東口に立つ。
キョロキョロ。

地図の“109”が見当たらない。
109って、渋谷にもあるあの109だよな。
地図が指し示す場所にあるのは、役所っぽい施設名が書かれたビルだ。
まあ、とりあえず歩いてみるか。
役所っぽいビルは別の面に109と書いてあり、ひとまず安心した。
次は。。。原町田5丁目交差点を目指そう。
大通りをずんずん進みそれらしき場所に。
信号機の交差点名を確認すると。

ない。交差点名が書かれていない。
そんな不安を察知してか、道の傍らに周辺地図があった。
間違っていないことを確認して右折して版画美術館入口交差点へ。
今度は信号機に書いてあることを遠目から確認しながら向かう。
あれ?こんなに細い路地を入るの。
地図の道幅からすると見落としてしまいそうな脇道に入る。
どこかの温泉地のような急坂をつんのめりそうになりながら下る。
道、あっているよな。大丈夫かなぁ。
頼りは地図、あなただけです。
下りきると、左手に横尾の美術展のバナーが目に飛び込んできた。
ほっと(どっと?)一安心してドアをくぐる。

2017.06.12