ホテルのバーでお酒を飲んでいると男性から思いがけぬ差し入れ~桜BARお酒の席のお話~

外資系バー

首都圏でオープンされた外資系ホテルのバーでの出来事です。

雑誌にも掲載された有名なバーで、主に外国人客に評判でした。

そこへあるイベントでホテルを利用するときに時間潰しでバーにたちよりました。

ドキドキしながらも一人で呑んでいた時のことでした。

今時外資系ホテルのバーで、女性一人でお酒を呑むなど珍しい光景ではないはずです。

ところが、ある中年カップルのうちの男性客から声をかけられました。

「お一人ですか?」と、声がかかりましたので私は「ええ、そうです」と素直に答えたのです。

すると、男性客は私におつまみをオーダーしてくださりました。

男性のお連れの女性は、どうやら奥様の様子。

私の親世代の年齢層のように見えました。

きっと、娘と同じ位の世代だから良くしてくださったのでしょう。

そのバーは外国人客の利用も多い様子でしたが、こうした出会いもあるんだと感じました。

差し入れしてくださったおつまみは、とても美味しくて感動しました。

他部署の兄貴的存在社員と知り合うことになった飲み会~桜BARお酒の席のお話~

兄貴的存在

派遣社員として総合商社に三年ほど勤めていたときのことです。

自分の所属部署は少人数でかなり落ち着いた部署であり、仲の良い人も少なく社内飲みとはほぼ無縁だったのですが、ある日、他部署に所属する派遣さんから「急な欠席者が出たから代打でうちの部の飲み会に参加できないかな?」と誘われました。

同じフロアにいる部署だったので、飲み会のメンバーは顔と名前が一致する程度だったのですが、参加してみると皆さんとても気さくで良い人たちで想像以上に楽しい飲み会となり、急だったけど誘ってもらえてよかったな~としみじみ感じていました。

そしてそれがきっかけで、飲み会にいた会社の兄貴的存在の社員さんからちょこちょこ飲みに誘ってもらえるようになり、仕事のことからプライベートなことまで色々と相談にのってもらえるようになるまで仲良くなりました。

どうやらずっと前から「仕事を一生懸命頑張っているな」「いつも明るくて良い子そうだな」と私のことを気になっていたので、知り合うチャンスをうかがっていたそうなんです。(←※恋愛的な意味ではなく!)

他部署とはあまり関わりがなかったので、気にかけていてくれたことに驚きましたがとても嬉しかったです。

あの時の急な誘いがきっかけで人間関係の輪が広がり、さらに充実したワークライフとなりました。

お酒の席でのさりげない気づかいを大事にしていきたい~桜BARお酒の席のお話~

飲み会での気遣い

お酒の席が最後の方になってくると、みんな酔っぱらって自分のことしか考えられなくなってくるものです。

そんな中でも周りのことを見れる人が素晴らしいと思います。

例えば、寒くなってきたあたりに、ひざ掛けを持ってきてくれる方とかです。

なぜかバスタオルを持ち歩いていて、それを貸してくれたこともあります。

居酒屋さんで貸してくれるところもあるので、それをいち早くチェックしてくれている方がいて素晴らしかったです。

それから、上司がすごい飲ませようとする人だったので、しんどかったのですが、同僚が「ウーロンハイを頼んでおいたよ」といって、ウーロン茶にしてくれていた人がいてうれしかったです。

お湯割りにみせかけて、お白湯を頼んでくれていたこともあります。

これなら、どんなに遅くなってもへっちゃらでした。

ガム・飴・グミなどをさりげなく配ってくれたことも嬉しかったです。

びっくりしたのは、使い捨ての歯ブラシをくれたこと、口がねばつくことがあるので助かりました。

私もさりげない気づかいを大事にしていきたいです。

今の幸せがあるのはあの日のお酒のお陰です~桜BARお酒の席のお話~

ビールで乾杯

私と旦那は同期で、入社してから同期挨拶と会議との2回だけ顔を合わせたことがありました。

そんなある日、参加しなくてもいいような行事に参加しないですか?と連絡があり、前泊可能な行事だったので、「前日の夜一緒に飲みに行きましょう。」となりました。

そして当日待ち合わせをして、宿泊先近くの串カツ屋で飲むことにしました。

駅近くということもあり、周りはサラリーマンの方が多く、ガヤガヤ賑わいのある雰囲気で、少し緊張していた私はその雰囲気で緊張が少しほぐれました。

席につき、まず一杯目はビールで乾杯をしました。

流れ的に仕事の話が始まり、お互いに理想と現実を熱弁し合い、そこでなんとなく感性が似てるし、この人居心地がいいと感じました。

それから、私はそれなりにお酒は飲める方なのですが、彼と注文のタイミングが一緒!という事ですら、なぜか嬉しく思えていました。

その日をきっかけに連絡を取り合うようになり、お付き合いからの結婚をし、子供にも恵まれました。

あの日一緒にお酒を飲む機会がなかったら、今の幸せはなかったのかなと思います。

会社の気になる異性と交流を持つきっかけになることができた~桜BARお酒の席のお話~

歌がきっかけ

ある程度大きな規模の会社になると「気になる異性」っていませんか? 私の場合、お酒の席がきっかけで仲良くなることができたことがあります。

それは「カラオケ」です。

私が歌った歌を褒めてくれたのです。

よく話をすると、好きなアーティストや歌など趣向が似ていて会話が盛り上がったのです。

それだけではなく、会社の仲間同士でライブやフェスにも行くきっかけとなり仲良くなれたのです。

相手はバツイチということもあり「恋愛」に発展することは難しい雰囲気でしたが、「仕事」の面でもお互いに気にかけ、良い関係を築けたことは間違いありません。

勿論、仕事に対するモチベーションにもなりましたし、まず会社に行くことも楽しくなったのです。

「カラオケ(歌)」が上手いと自分で言うのも変ですが、お酒や宴会の席で唯一、私の違った一面を見せることができたり、イケメンや会話の上手い同性社員よりも目立つ手段ではないかと思っています。

「お酒」の力を借りて盛り上がることも言えるのかもしれないです。

取引が成功か失敗かの接待で、胃が痛くなった結果~桜BARお酒の席のお話~

キャバクラでカラオケ

接待の同席をお願いされ、上司と取引先の方とお食事した後、キャバクラへ行くことになりました。

お酒の席という感じとはまた少し違うのかも知れませんが、お酒を飲みながらお店の女の子を交え、仕事の話もしつつ…といった状態で、私としてはキャバクラ自体が初めての場所だったということもあり、どう接していいのか困っていました。

そのうち、キャバクラですし、歌えるということで、上司が私の歌が上手いから聞いて欲しいと先方さんに促すんです。

嬉しいけれどちょっと嫌な気持ちもありながら、先方さんの好きな曲をリクエストされて歌いました。

お酒が入っているということもあって、自分の中ではきちんと上手く歌えてなかったのですが、先方さんはビックリして下さり、あれもこれもと次々にリクエストが…。

大事な接待ということもあって、私も嫌でしたが段々と「これはいい流れかも。」と、思って、歌いまくった結果、なんと取引成功となり、あとから上司を含め会社から謝礼を頂きました。

同期の子達は同席なんてしたことがないのに、凄く責任がのしかかって前日まで胃が痛かったのですが、大役を終えてホッとした出来事でした。

苦手で嫌いなお酒の場ではありますが、いい想い出もあります~桜BARお酒の席のお話~

嫌いなお酒の場

私は、仕事が終わったらすぐに家に帰って一人っきりになりたいタイプの人間です。

20代前半のまだお勤めを始めた当時からずっとそうでした。

しかも、お酒は好きでは無いですので、お酒の場から出来るだけ避けたい気持ちでも居ました。

それが原因で正社員よりも派遣社員を選んだくらいでした。

派遣社員になれば、正社員さんのように飲み会に誘われる機会はうんと減ると思ったのです。

予想通り、派遣社員となってから、飲み会に誘われにくくなりラッキーと思って暫くおりましたが、ある日仲良くなった社員さんの部署の飲み会に誘われてしまったことがありました。

出来るなら断りたかったのですが、不仲になるのが怖く、参加を決めました。

渋々ながらの参加でしたが、その部署の社員さんは全員きさくで楽しい飲み会だったので、その雰囲気に染まるように私の心も和んで行きました。

お酒を飲めないと言えば、決して無理に飲ませる人もおらず、代わりにとウーロン茶を進めてくださって、気遣いを受けることにもなり、恐縮の思いにもなりました。

そしてカラオケタイムの時、私が歌い始めると、みんな上手と感動してくださって、「この歌うたってください」とリクエストされる場面まで出てしまい、私は終始気分良くさせていただけました。

それでも飲み会よりもプライべート一人がいい考えは変わらず、その後誘われないように用心しては行きましたが、苦手でも参加してみて良かったお酒の場として、今でもいい想い出となっています。

何かを一生懸命にやり遂げる大切さを思い出さしてくれる味~桜BARお酒の席のお話~

忘年会

私は以前シャッター屋で職人をしていました。

その頃親方と私、そして新人の若い子がいました。

夏は日光が照り返し汗をかきながら溶接をしてシャッターをつけます。

冬は手がかじかみ、寒いと震えながら作業をします。

最初は慣れない作業でしたが段々と一人前になってきた頃、新人が入ってきて教育を任されました。

1年が過ぎ忘年会シーズン(コロナ前)になると3人で小さいながら忘年会をしました。

普段は飲まないお酒を3人で交わし普段は厳しい親方がぽろりと私の事を褒めてくれました。

いつも迷惑をかけてばかりなのに『いつもよく頑張ってくれている。新人も私のおかげで立派な職人になった』と、新人も少し酔いが回ってきて私の事をすごく褒めてくれました。

『Y君はいつも優しく丁寧に作業を教えてくれるし、プライベートも気さくに接してくれて大好きです!』と 人に頼られる事が少ない私ですが、一生懸命相手の事を思い行動する事の大切さがわかった夜でした。

今は訳あって職場を離れましたが、一人でビールを飲むとよく思い出します。

寡黙な上司から聞けた言葉に嬉しさを噛み締めた年末~桜BARお酒の席のお話~

うれしかった上司の一言

上司は基本的に寡黙で、社内にいる時にも仕事の話が9割、残り1割は季節柄の話をしたりと口数もあまり多くない人でした。

私は色んな人と積極的に話をして、盛り上げることが好きだったので、正直なところ上司からどのように見られているのか、あまり良い印象を持たれていないのだろうと思っていました。

入社して2年目、職場でも飲みの席はほとんどなかったのですが、年末に数名で飲み会を開くことになりました。

上司が飲みの場に来ることにも驚きましたし、お酒が入ることでどんな話を聞くことができるのかなと淡い期待も込めて私も参加しました。

飲み始めは隣の同僚や先輩と飲んでいた私も、頃合いを見て上司にお酒を注ぎに行きました。

少しお酒が入り、いつも寡黙できりっとしている表情から、少し頬が赤く和やかな顔つきで私を迎えてくれたことに驚きました。

「いつも周りに気を遣いながら仕事をしてくれて、ありがとうな」と、その一言を聞けた時、嬉しさを噛み締めた私でした。

お酒が入って初めて見える表情、初めて聞ける言葉、嬉しさに詰まった飲みの席となりました。

グアム旅行で凄い親切な日本人と出会いタダで楽しんだこと~桜BARお酒の席のお話~

海外旅行での出会い

仲良しな友達と2人で初めて旅行に行きました。

その時にお互いグアムは初めてで、初日は夕方ごろ着き、調べていたステーキを食べに行きました。

お金の計算があまりできなくて凄い高いと思って友達とシェアして食べた後、お互いお酒好きなので2軒目に行った時に、社員旅行でグアムに来ていた男性二人組に声をかけられて一緒にお酒を飲んで楽しみました。

ちょっと怖かったけど、凄い親切な方で、その後も男性が泊まるホテルに行って、部屋に行くわけでもなく、ホテルについてあるプールのところまで行き、4人で買ったお酒やつまみをひたすら飲んで食べて楽しみました。

全部お金は払ってなくて全て男性側が負担してくれました。

そのあと夜中タクシーも拾ってくれて、私達は自分のホテルに戻り、お金なかったからお金かからなくてよかったし、楽しかったねと言う話をしてました。

そのあと、一応連絡先も交換してたので、お昼頃にその人から連絡があってよかったら、夕飯一緒に食べない?と誘われてまた一緒に夕飯食べに行きました。

これも全部お金払ってくれて、酔っ払いの私たちが、通りすがりの絶叫マシンに乗りたい!と言ったら、それもお金出してくれて凄い楽しみました。

もう全部お金出してくれたので、食事代は空きました。

凄いラッキーだったし、下心とかもなくて普通にご飯食べて飲んで楽しめて最高でした。