フィリピン通いがバレてしまったお金持ちな上司~桜BARお酒の席のお話~

フィリピンへ

私の上司は奥様が早くに亡くなられており、淋しいだろうなぁと皆が心配していました。

忘年会の席で、無造作に置かれた上司のスマホを見てびっくりです。

待機画面は外国の若くて美人な女性でした。

もちろん皆から質問攻めです。

お酒も回っていたので正直に話す上司。

奥様が亡くなる直前、再婚していいよと言ったそうです。

上司は「するわけない!お前だけだ」と断言したそうで、確かに再婚はしていません。

しかし、もう何度もフィリピンに渡航しているとのことでした。

ネットで知り合い、フィリピンの空港からタクシーで8時間かけて会いに行っているそうです。

しかもその彼女の話になると普段見たことのないテンションで止められないほど熱く語り、亡くなった奥さんが可哀想になりました。

上司は「妻は空から俺を見て呆れているでしょう」とあっさりです。

裏の顔を見た気分で、それまで皆、奥様を亡くした上司の心配をしていましたが、心配する人はいなくなりました。

院長一族の家族愛を見てしまった社員に衝撃が走る~桜BARお酒の席のお話~

職場の飲み会

入社1年目の忘年会での出来事です。

医療法人というお堅い職場ということもあり、日頃から院長は真面目で理事を勤める奥様も上品でおしとやか。

施設長の息子も愛想良く真面目な印象でした。

忘年会前に上司に、院長一族の姿には皆ドン引きするから楽しみにしとくように言われ内容は告げられませんでした。

いざ忘年会の日を迎え、当日は立ち入ったことのないような高級ホテルのワンフロアーを貸し切りお洒落なコース料理が運ばれてくる華やかな忘年会でした。

途中から前のステージで職員の出し物が始まりました。

歌が上手な方や、マジックを披露するかたまで色々な芸を堪能しました。

終盤、クライマックスを迎えいよいよおおとりに施設長が登場しました。

すると院長は我が息子と言わんばかりのスタンディングオベーション。

うっとりした顔でカメラを構える院長夫人。

施設長をよいしょする社員をとりまき、まるでアイドルのステージでも始まったかのような雰囲気にドン引きしました。

お酒の席で涙が出るほど嬉しかった女性先輩社員からの言葉~桜BARお酒の席のお話~

女性の先輩

会社の女性陣との飲み会(20名程度)での出来事です。

様々な先輩女性社員から、「後継者として期待している」と言っていただいたことです!普段業務で一緒にならない先輩からもそんな言葉をいただけて、日々コツコツ取り組んでいる努力をいろいろな人が見てくれていること、そして認めてくれていたことに涙が出るほど嬉しかった記憶があります。

会社の男女比率的に8割が男性の会社で、男性社員と共に仕事をして褒めていただけることは沢山ありました。

しかし、当時は20代の若手社員だったこともあり、男性社員からの評価だと、仕事への評価なのか若い女性だから甘めの評価なのかが分かりませんでした。

その点、女性社員の評価はドライでシビアです。

普段そこまで褒めていただく機会もなかったので、なおのこと「お酒の席で出た本音」という感じがして嬉しかったです。

その後よりヤル気もみなぎり、懸命に働きました。

結婚、子育ての都合上今では退職してしまった会社ですが、その時に教えていただいたことは今に生きています。

コンパを無断キャンセルの女子に代わって実習生と飲み会~桜BARお酒の席のお話~

コンパ

私が学生の頃の飲み会の話です。

当時は女子大に通っていて、同期の友達と食事をした後に飲んで帰ることも度々ありました。

ある時いつものお店に行って飲んでいると、見慣れない男子グループがいてちょっと気になりました。

あちらも同じだったようで声を掛けられました。

話を聞くと彼らは商船学校の実習生で、数週間ぶりの下船だということでした。

当時は寄港地の女子大などの学生とコンパをするのが楽しみだったようで、先輩から引き継いだ連絡先などの女学生と約束をしていたそうですが、その時は無断ですっぽかされたようで残念がっていました。

私たちはその話を聞いて思わず「同じ大学の者としてそんな失礼なことをする学生の代わりに謝ります。」と言いました。

彼らは喜んでくれて、せっかくの縁なので一緒に飲もうということになり、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

私が通っていた学校は観光地にある事もあり、訪れた人に良い思い出を作ってもらいたいという気持ちがあったので、約束を裏切る学生がいるなんて驚きでしたが、その埋め合わせが出来たのかなと思うと嬉しかったです。

入社したばかりの職場飲み会で堅物メンバーと楽しいお酒タイム~桜BARお酒の席のお話~

堅物上司と飲み会

入社したばかりで同じチームメンバー以外はほぼ話したことがない時期、職場全体で飲み会がありました。

失礼ながら見るからに堅物の方が何人かおられ、飲み会参加が嫌でした。

飲み会当日、私は堅物メンバー多めのテーブルになり、益々気分が下がります。

気を遣いながら堅物メンバーにも仲の良い人にも平等にお酒を注いで回りました。

すると堅物上司が「そんなに気遣わなくていいよ、大変でしょ。知らない人ばかりなだけで疲れるから、はっちゃけちゃえー」と、まさかのお言葉をいただき、気が楽になりました。

正直、あんな堅物の人が「はっちゃけちゃえー」なんて言ったことに驚きです。

更に別の堅物キャラな同僚も「気遣わなくていいよ。この職場の人、お酒の席での言動はぜーんぶ忘れるから本当に大丈夫。それよりもせっかくだから飲み倒して」と言ってくれました。

堅物で話しにくいと思っていた人ほど、私が緊張して気を遣っていることに気付いてくれて、明るい言葉をかけてくれて嬉しかったです。

親しみも持てるようになり、職場での緊張がほぐれ、素敵な会社生活へのきっかけとなるお酒でした。

お酒の席での軽い失敗で怖かった先輩が優しかった話~桜BARお酒の席のお話~

怖かった先輩

私が入社した時に、部署にとても仕事に厳格で、私の勉強不足で毎回色々教えてもらっていた50代の先輩がいました。

その先輩は他の先輩にも「これなんでやっているの?理由あるの?」など根拠を突き詰める方で、その当時の私はとても怖かった印象があります。

しかし職場の忘年会にてその先輩とお酒を飲んで話す機会がありました。

いつも飲み会に来ない先輩が来て、緊張した私は先輩のお酒のグラスが空になっていないかを気にしながら飲んでいましたが、「そんなのしなくていいよ。楽にしなさい」と言われて、お酒を少し多めに飲んでしまいました。

酔っぱらってしまい、その時はあまり覚えてなかったのですが、先輩に「実は怖いと思ってます」とストレートに言ってしまったことを他の先輩から笑いながら言われ、私は青ざめました。

先輩に無礼を早速謝ると「大丈夫だよ。あんなに真っすぐ言われて、笑っちゃった。でもちゃんと頑張ってるのわかっているから怖がらなくても大丈夫だよ」と初めて褒めてもらうことが出来ました。

怖い先輩からお酒の席での失敗で認めてもらっていたのがわかった話でした。

この機会がなかったら絶対に話すことも食べることもなかった~桜BARお酒の席のお話~

飲み会での発見

30人ほどの部署にいた時のことです。

仕事柄話す方は5人ほどに限られていて、同じ部署でありながら挨拶しかしたことのない人の方が多い状態でした。

他のメンバーも似たような感じだったのですが、ある時それではいけないと思ったのか、リーダーが忘年会を開いてくれました。

席はくじ引きで決められ、私の周りは見事に挨拶しかしたことのない人ばかりでした。

人見知りの強い私は初め戸惑ってしまいましたが、出てきた料理がおいしくその感想をぽつぽつと話しているうちに、会社の近所にあるおいしいランチの店やパン屋などに話が広がっていきました。

近くに座った人たちは私を含めて皆、食べることが好きな人だったのです。

その日の最後に出た、みんなのオススメする店に一緒に行こう!という提案は残念ながら叶いませんでしたが、自分一人で色々と回らせてもらいました。

普段行っていた店でも、話に出た新しいメニューにチャレンジしたりして、新たな喜びがありました。

私のお気に入りの店が増えたのはその時のおかげ。

でも、できればみんなとも一緒に行きたかったです。

これからの不安を払しょくしてくれた上司との飲み会~桜BARお酒の席のお話~

塾の講師

私はかなり特殊な働き方をしています。

バイトをしていた塾からスカウトされ、社員としてやとってもらえることになりました。

内定はどこからももらっていなかったため、もしあのままだったら今も路頭に迷っていたかもしれません。

ただ、体調に難ありでかなりの時短で働いています。

このことについて普段はあまり話しませんが、上司からこれからもよろしくといって旨を言われて大変心強く思ったのが飲み会での出来事です。

まわりはもともと私がそうだったようにバイトばかりなので、社員としては第一号でした。

どういった仕組みでそうしていただいたのか私はよく知りませんが、こちらが感謝すべきなのに上司の方から感謝されたのはとても嬉しかったです。

やっぱり、普段だと仕事の内容などになってしまうのでこういった感情を表すことはないですね。

個人的に飲みにケーションはあまり好きではないのですが、感謝されていることを知れたのは良かったと思っています。

お店の人からのとても親切で素敵なサプライズ~桜BARお酒の席のお話~

素敵なサプライズ

ある居酒屋のお店の人がとても親切で感動したことがありました。

今はあるかわかりませんが、名古屋に住んでいた時に友達と4名で急遽飲みに行くことになり、予約なしでイタリアン系の居酒屋に行くことがありました。

その時ちょうど友達のうち1名が明日誕生日だったので、今日はそれもかねてみんなでおごるという話をしていました。

そんな話をしていると、それを聴いていたお店の方がサプライズで突然ケーキを無料で振る舞ってくださいました。

予約もなしに急遽訪れた私たちに粋な計らいをいただき、とても感動しました。

それだけではなく、雰囲気も素敵な音楽を流していただけましたし、お料理もお酒もとても満足できました。

また、「おめでとうございます。ささやかながらお祝いの品を贈らさせていただいてもよろしいでしょうか。」と、とても素敵なお言葉と温かな笑顔に感銘をうけました。

その後すぐに遠くへ引っ越すことになり、また来店することはできなかったですが、今でも一番素敵なお店で、ぜひまた伺いたいと思っております。

営業マンがどういうものかというのをお酒の席で教えてもらった~桜BARお酒の席のお話~

新卒の営業

新卒でサラリーマンとして営業マンデビューした時に、新入社員歓迎の後、上司に誘われて、マンツーマンでの飲みに行った時に、営業マンとしてのイロハを教えてもらいました。

当然、右も左も社会でさえもわからないので、イメージができなかったのですが、上司の言われる事を真剣に聞いていたのを酒の席でも覚えていました。

今思えば、まだ記憶に残っていることが多く、今でも営業マンとして前線に立っているので、基本的な教えとして心に残っております。

売上を上げてなんぼとか、営業マンは屁理屈や愚痴などどんな事をしようが言おうが、数字が全てやと。

確かにそれは当たり前の事ですし、悪い事をしない前提の中で、数字に対する拘りと結果と言うのは営業マンの反映だと思います。

づべこべ言わず、結果を出す、またそれが、全てを物語っていて、会社に対しても、周りに対しても、示せる力だと思います。

この考えを決してブレずに常に思って行動し、考えろと。

今でも心に焼き付いております。