普段気にも止めていないと思っていた上司からの一言~桜BARお酒の席のお話~

新年会での思い出

これは私が新入社員で会社に入社してから、初めての会社の新年会に出席した時の事でした。

新入社員で入社してから、新人研修があったりそれぞれの部署への配属先が決まったり、出向先が決まったり、どのプロジェクトに所属するかが決まったりと忙しく目まぐるしい日々が続いておりました。

不特定多数の人々と話すことも学生時代の時と比べ物にならない程に増えていきました。

でもお客さんなどと接する事は多かったけれど自社の会社内の人と話すことは、本当に特定された人との接触しか意外にありませんでした。

自分が関わっているプロジェクトの直接の先輩や新人研修をしてくれている先輩、自分の同期の子達や自分が所属している部署の部長や先輩などです。

なので会社全体でやる新年会は知らない方や喋った事がない人が多かったので少し緊張しておりました。

そんな中で会社の副社長が私に話しかけてきたのでビックリしました。

喋った事も面識もなかったのですが、「入社してから少し太ったね」と言われました。

若干というかかなりセクハラ発言でしたが、実際に少し太ってしまったし、私を認識していた事にビックリして今でも印象に残っています。

ちょっと待った!寸止めされた、恥ずかしい思い出~桜BARお酒の席のお話~

余興でギター演奏

自分は、長年に渡り会社の忘年会の幹事をしてきました。

基本的に、会社の系列のレストランを使って忘年会をするのですが、 あまり評判の良いレストランではない為、わざわざ会費を払ってまで参加するメンバーが少なく、 毎年人集めに苦労して、忘年会シーズンになるとストレスが溜まっていました。

自分は趣味でギターの弾き語りをしており、人前で演奏することもあったので、 ある年に、余興として忘年会でライブをやって盛り上げようと思い準備しました。

余興の効果もあってか、その年はまあまあメンバーも集まり、例年に比べて盛り上がっていました。

食事もひと段落して、ステージの準備も万端で、さあ始めようと言う時にレストランの支配人が駆け寄って来て、「他のお客さんの迷惑になるので、余興は止めて下さい」と耳打ちされました。

まあ、考えてみれば飲食店で余興なんてダメに決まっているし、事前の確認も無しに系列のレストランという事で完全に油断しておりました。

やる気満々の所を寸止めされて、不完全燃焼の欲求不満でストレスマックスでしたが、 翌年からちゃんと支配人に事前に許可を取って個室を準備してもらい、それから毎年ライブを開催し盛り上がる様になりました。

ここ数年はコロナ渦で忘年会自体が開催できていませんが、今となっては良い思い出です。

コロナが落ち着いたら、また忘年会の幹事をやりたいと思っています。

会社新年会にての大暴れな宴によるもう出禁大会~桜BARお酒の席のお話~

宴会場で大騒ぎ

会社の新年会と送別会を兼ねて、営業部で30名ほど、近くの居酒屋に集まりました。

メインはその送別会の営業マンで、かなりの遠方に行く事になり、またみんなから好かれている営業マンだったので、大いに盛り上がっていきました。

うちの会社はノリが良いと思う方でして、社長筆頭に一気飲みは当たり前で、今の世の中ではあかん事ですが、今でもそんなノリです。

そして、煽りに煽って、その送別会の営業マンは、真っ裸になり、おぼんで隠しながら、踊り出したのです。

そこは、もちろん宴会場でもあるので、かなり広く、当然他のお客さんからも見える所であったので、店員さんがすぐに止めにきました。

ただ、酒がまわってるうちらの社員は、静止を振り切らせて、続けて裸踊りを続けるのでした。

正直、私はこう言うノリは嫌いで、何が楽しいか理解できませんでした。

店員さんからは再三の忠告をされていたので、ついに店長らしき方が来られ、「警察呼びますよ?」と言ってきました。

その場の空気は一瞬に冷め、事態は収束したのですが、次からは出禁になってもおかしくないと思いました。

フィリピン通いがバレてしまったお金持ちな上司~桜BARお酒の席のお話~

フィリピンへ

私の上司は奥様が早くに亡くなられており、淋しいだろうなぁと皆が心配していました。

忘年会の席で、無造作に置かれた上司のスマホを見てびっくりです。

待機画面は外国の若くて美人な女性でした。

もちろん皆から質問攻めです。

お酒も回っていたので正直に話す上司。

奥様が亡くなる直前、再婚していいよと言ったそうです。

上司は「するわけない!お前だけだ」と断言したそうで、確かに再婚はしていません。

しかし、もう何度もフィリピンに渡航しているとのことでした。

ネットで知り合い、フィリピンの空港からタクシーで8時間かけて会いに行っているそうです。

しかもその彼女の話になると普段見たことのないテンションで止められないほど熱く語り、亡くなった奥さんが可哀想になりました。

上司は「妻は空から俺を見て呆れているでしょう」とあっさりです。

裏の顔を見た気分で、それまで皆、奥様を亡くした上司の心配をしていましたが、心配する人はいなくなりました。

院長一族の家族愛を見てしまった社員に衝撃が走る~桜BARお酒の席のお話~

職場の飲み会

入社1年目の忘年会での出来事です。

医療法人というお堅い職場ということもあり、日頃から院長は真面目で理事を勤める奥様も上品でおしとやか。

施設長の息子も愛想良く真面目な印象でした。

忘年会前に上司に、院長一族の姿には皆ドン引きするから楽しみにしとくように言われ内容は告げられませんでした。

いざ忘年会の日を迎え、当日は立ち入ったことのないような高級ホテルのワンフロアーを貸し切りお洒落なコース料理が運ばれてくる華やかな忘年会でした。

途中から前のステージで職員の出し物が始まりました。

歌が上手な方や、マジックを披露するかたまで色々な芸を堪能しました。

終盤、クライマックスを迎えいよいよおおとりに施設長が登場しました。

すると院長は我が息子と言わんばかりのスタンディングオベーション。

うっとりした顔でカメラを構える院長夫人。

施設長をよいしょする社員をとりまき、まるでアイドルのステージでも始まったかのような雰囲気にドン引きしました。

お酒の席で涙が出るほど嬉しかった女性先輩社員からの言葉~桜BARお酒の席のお話~

女性の先輩

会社の女性陣との飲み会(20名程度)での出来事です。

様々な先輩女性社員から、「後継者として期待している」と言っていただいたことです!普段業務で一緒にならない先輩からもそんな言葉をいただけて、日々コツコツ取り組んでいる努力をいろいろな人が見てくれていること、そして認めてくれていたことに涙が出るほど嬉しかった記憶があります。

会社の男女比率的に8割が男性の会社で、男性社員と共に仕事をして褒めていただけることは沢山ありました。

しかし、当時は20代の若手社員だったこともあり、男性社員からの評価だと、仕事への評価なのか若い女性だから甘めの評価なのかが分かりませんでした。

その点、女性社員の評価はドライでシビアです。

普段そこまで褒めていただく機会もなかったので、なおのこと「お酒の席で出た本音」という感じがして嬉しかったです。

その後よりヤル気もみなぎり、懸命に働きました。

結婚、子育ての都合上今では退職してしまった会社ですが、その時に教えていただいたことは今に生きています。

コンパを無断キャンセルの女子に代わって実習生と飲み会~桜BARお酒の席のお話~

コンパ

私が学生の頃の飲み会の話です。

当時は女子大に通っていて、同期の友達と食事をした後に飲んで帰ることも度々ありました。

ある時いつものお店に行って飲んでいると、見慣れない男子グループがいてちょっと気になりました。

あちらも同じだったようで声を掛けられました。

話を聞くと彼らは商船学校の実習生で、数週間ぶりの下船だということでした。

当時は寄港地の女子大などの学生とコンパをするのが楽しみだったようで、先輩から引き継いだ連絡先などの女学生と約束をしていたそうですが、その時は無断ですっぽかされたようで残念がっていました。

私たちはその話を聞いて思わず「同じ大学の者としてそんな失礼なことをする学生の代わりに謝ります。」と言いました。

彼らは喜んでくれて、せっかくの縁なので一緒に飲もうということになり、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

私が通っていた学校は観光地にある事もあり、訪れた人に良い思い出を作ってもらいたいという気持ちがあったので、約束を裏切る学生がいるなんて驚きでしたが、その埋め合わせが出来たのかなと思うと嬉しかったです。

入社したばかりの職場飲み会で堅物メンバーと楽しいお酒タイム~桜BARお酒の席のお話~

堅物上司と飲み会

入社したばかりで同じチームメンバー以外はほぼ話したことがない時期、職場全体で飲み会がありました。

失礼ながら見るからに堅物の方が何人かおられ、飲み会参加が嫌でした。

飲み会当日、私は堅物メンバー多めのテーブルになり、益々気分が下がります。

気を遣いながら堅物メンバーにも仲の良い人にも平等にお酒を注いで回りました。

すると堅物上司が「そんなに気遣わなくていいよ、大変でしょ。知らない人ばかりなだけで疲れるから、はっちゃけちゃえー」と、まさかのお言葉をいただき、気が楽になりました。

正直、あんな堅物の人が「はっちゃけちゃえー」なんて言ったことに驚きです。

更に別の堅物キャラな同僚も「気遣わなくていいよ。この職場の人、お酒の席での言動はぜーんぶ忘れるから本当に大丈夫。それよりもせっかくだから飲み倒して」と言ってくれました。

堅物で話しにくいと思っていた人ほど、私が緊張して気を遣っていることに気付いてくれて、明るい言葉をかけてくれて嬉しかったです。

親しみも持てるようになり、職場での緊張がほぐれ、素敵な会社生活へのきっかけとなるお酒でした。

お酒の席での軽い失敗で怖かった先輩が優しかった話~桜BARお酒の席のお話~

怖かった先輩

私が入社した時に、部署にとても仕事に厳格で、私の勉強不足で毎回色々教えてもらっていた50代の先輩がいました。

その先輩は他の先輩にも「これなんでやっているの?理由あるの?」など根拠を突き詰める方で、その当時の私はとても怖かった印象があります。

しかし職場の忘年会にてその先輩とお酒を飲んで話す機会がありました。

いつも飲み会に来ない先輩が来て、緊張した私は先輩のお酒のグラスが空になっていないかを気にしながら飲んでいましたが、「そんなのしなくていいよ。楽にしなさい」と言われて、お酒を少し多めに飲んでしまいました。

酔っぱらってしまい、その時はあまり覚えてなかったのですが、先輩に「実は怖いと思ってます」とストレートに言ってしまったことを他の先輩から笑いながら言われ、私は青ざめました。

先輩に無礼を早速謝ると「大丈夫だよ。あんなに真っすぐ言われて、笑っちゃった。でもちゃんと頑張ってるのわかっているから怖がらなくても大丈夫だよ」と初めて褒めてもらうことが出来ました。

怖い先輩からお酒の席での失敗で認めてもらっていたのがわかった話でした。