絶対参加したくない元が取れないプレゼント交換忘年会~桜BARお酒の席のお話~

プレゼント交換

クリスマスパーティーを兼ねている会社の忘年会に参加。

おおよそ40名前後の参加者全員でプレゼント交換を行いました。

ゲームで当選したプレゼントを交換すると言うものです。

なんと、私には最も必要性が低いキャラクターグッズが当選。

正直言うとキャラクターグッズは好みが分かれるものです。

当然ですが準備した人と趣味が合う友達同士ではないので好みではなく、またアイテムにしても要らないものでした。

どうりで前日までに色々な人からの探りが入るわけだと、気がついた次第です。

私が当選したプレゼントを準備した子は最年少、大人の先輩が喜ぶとでも思ったのでしょうか。

プレゼントの金額は2000円前後、もちろん私も準備したので、2000円でガラクタが当たったということで損した限りでした。

また参加費用も2,000円ほどが必要ですが、ピザ2ピース分でした。

こんな忘年会、絶対参加したくないという代表のような忘年会です。

今でも一生忘れることができません。

普段無口な先輩がびっくりするほど饒舌だった話~桜BARお酒の席のお話~

無口な職場の先輩

私の席の前に座っている、40歳くらいの営業の先輩がいます。

チームも別なので普段はあまり話しかけたり相談する間柄でもないですし、声も小さく少し絡みづらい雰囲気の方です。

飲み会をやってもそこまではしゃぐタイプでもありませんでした。

普段は来ることはないのですが、とある年の忘年会に社長が同席する機会がありました。

その時の先輩の変貌ぶりがすごく、ずっと社長に畳みかけるように話しかけたり笑わせたり、お酌をしたりと、違う人かとびっくりするほどのテンションでその場を大いに盛り上げ始めました。

後々聞いたら、もともとそういうタイプの人(偉い人の前ではうまく立ち回る)だったようなのですが、この忘年会のタイミングまでまったく気づきませんでした。

社長が説教モードに入ってもうまく話をそらして、周りが変な空気にならないように誘導したり、翌日はまたしら~っとした雰囲気で黙々と仕事をしていました。

そんな先輩は、今ではかなり昇進して相変わらず役員に可愛がられているようです。

社会人になって初の忘年会で忘れられない驚きの体験~桜BARお酒の席のお話~

飲み会での余興

地方の出版社に新卒で入社した年の忘年会は、会社近くの蟹料理を出す料亭でした。

リーマンショック前で東海地方は万博を控え羽振りが良かったこともあり、これが社会人の忘年会か、と感動したのも束の間、ミニゲームが始まったのですが、唖然としました。

ゲームは簡単な内容なのですが、勝者への景品がすべて現金でした。

ゲームに買って○万円、活躍したら○万円、という様に社長、支社長の財布から直接手渡しという、 非常に刺激の強いものでした。

時間とともに金額も釣り上がり、いよいよ最後のゲームは賞金○○万円とのこと。

参加者はくじ引きで決まるのですが、あろうことか私も参加することとなりました。

ゲームの内容はちょっと下品だったので参加を見送ろうとも思ったのですが、 上司の後押しもあり、参加することとなりました。

新人ということで、甘めにしていただいたのですが、惜しくも優勝を逃し参加賞止まりでした。

その後、会社の業績悪化やリーマンショックがあり、後にも先にもこの時だけの 忘年会でしたが、良くも悪くも非常に印象に残っています。

忘年会にて酔った憧れの彼女の行動に戸惑う私~桜BARお酒の席のお話~

憧れの彼女

20年ほど前に会社勤めをしていたときの出来事です。

当時の私は特に優秀というわけでもなく、かといってミスをしたり不真面目というわけでもない平凡な会社員でした。

件の憧れの彼女は4つ下で、容姿端麗で海外留学の経験から英語を流暢に扱い、仕事ができる社員でした。

そんな彼女は多くの男性社員の憧れの的であり、私もその一人でした。

その出来事が起きたのはある年の忘年会のことでした。

私は普段から酒が苦手で、大人数の飲み会は後半になると決まって一人で余った料理を黙々と食べるというお酒の場では浮いた存在でした。

その日も会が始まって1時間半を経過したころには「今日も酔っ払いたちを家まで送るのか」なんて考えながらいつものポツン状態になっていました。

そんなとき彼女がお酒の入ったグラスを片手にとなりに座ってきました。

仕事中は一切隙を見せたことは無く、これまでの飲み会でも酔った姿を見せたことの無い彼女はその日は珍しくかなり酔っていました。

暫く他愛も無い会話をした後、唐突に彼女は 「(私の苗字)さんってわたしのこと好きなんでしょ?」 突然なことだったのと正直、彼女は私には高嶺の花だったこともあり私は 「えっ、あ、あの・・・」 と曖昧返事しかできませんでした。

すると隣に座っていた彼女が私の背中の上に乗ってきて 「はっきりしなさいよ」 と言ってきました。

その言葉に私は 「(彼女の苗字)さん、酔いすぎですよ」 その言葉を聞いて彼女は 「つまんないの」 と言い、少し退屈そうにまた盛り上がっている輪の方へ戻っていきました。

年が明けて新年初めの出勤のときに顔を合わせた彼女はいつもどおりでした。

あの時自分の気持ちに正直な行動を取っていたらどうなっていたか、今でもときどき考えます。

そして、あの時背中に乗ってきた彼女の胸の感触はいまだに思い出すことがあります。

普段、気にも止めていないと思っていた上司からの一言~桜BARお酒の席のお話~

新年会での出来事

これは私が新入社員で会社に入社してから、初めての会社の新年会に出席した時の事でした。

新入社員で入社してから、新人研修があったりそれぞれの部署への配属先が決まったり、出向先が決まったり、どのプロジェクトに所属するかが決まったりと忙しく目まぐるしい日々が続いておりました。

不特定多数の人々と話すことも学生時代の時と比べ物にならない程に増えていきました。

でもお客さんなどと接する事は多かったけれど、自社の会社内の人と話すことは本当に特定された人との接触しか意外にありませんでした。

自分が関わっているプロジェクトの直接の先輩や、新人研修をしてくれている先輩、自分の同期の子達や自分が所属している部署の部長や先輩などです。

なので会社全体でやる新年会は知らない方や喋った事がない人が多かったので、少し緊張しておりました。

そんな中、会社の副社長が突然私に話しかけてきたのでビックリしました。

喋った事も面識もなかったのですが、「入社してから少し太ったね」と言われました。

若干というかかなりセクハラ発言でしたが、実際に少し太ってしまったし、私を認識していた事にビックリして今でも印象に残っています。

「ちょっと待った!」寸止めされた、恥ずかしい思い出~桜BARお酒の席のお話~

ちょっと待った

自分は、長年に渡り会社の忘年会の幹事をしてきました。

基本的に、会社の系列のレストランを使って忘年会をするのですが、 あまり評判の良いレストランではない為、わざわざ会費を払ってまで参加するメンバーが少なく、 毎年人集めに苦労して、忘年会シーズンになるとストレスが溜まっていました。

自分は趣味でギターの弾き語りをしており、人前で演奏することもあったので、 ある年に余興として忘年会でライブをやって盛り上げようと思い準備しました。

余興の効果もあってか、その年はまあまあメンバーも集まり、例年に比べて盛り上がっていました。

食事もひと段落してステージの準備も万端で、さあ始めようと言う時にレストランの支配人が駆け寄って来て、 「他のお客さんの迷惑になるので、余興は止めて下さい」と耳打ちされました。

まあ、考えてみれば飲食店で余興なんてダメに決まっているし、事前の確認も無しに系列のレストランという事で完全に油断しておりました。

やる気満々の所を寸止めされて、不完全燃焼の欲求不満でストレスマックスでしたが、 翌年からちゃんと支配人に事前に許可を取って個室を準備してもらい、それから毎年ライブを開催し盛り上がる様になりました。

ここ数年はコロナ渦で忘年会自体が開催できていませんが、今となっては良い思い出です。

コロナが落ち着いたら、また忘年会の幹事をやりたいと思っています。

会社新年会にての大暴れな宴によるもう出禁大会~桜BARお酒の席のお話~

会社の新年会

会社の新年会と送別会を兼ねて、営業部で30名ほど近くの居酒屋に集まりました。

メインはその送別会の営業マンで、かなりの遠方に行く事になり、またみんなから好かれている営業マンだったので、大いに盛り上がっていきました。

うちの会社はノリが良いと思う方でして、社長筆頭に一気飲みは当たり前で、今の世の中ではあかん事ですが、今でもそんなノリです。

そして、煽りに煽ってその送別会の営業マンは真っ裸になり、おぼんで隠しながら、踊り出したのです。

そこはもちろん宴会場でもあるので、かなり広く当然他のお客さんからも見える所でした。

当たり前ですが店員さんがすぐに止めにきました。

ただ、酒がまわってるうちらの社員は、静止を振り切らせて、続けて裸踊りを続けていました。

正直私はこう言うノリは嫌いで、何が楽しいか理解できませんでしたが、店員さんは再三の忠告をしていました。

そしてついに店長らしき方が来られ、警察呼びますよと最終通告。

その場の空気は一瞬に冷め、なんとも言えない状況となってしまいました。

フィリピン通いがバレてしまったお金持ちな上司~桜BARお酒の席のお話~

フィリピンの彼女

私の上司は奥様が早くに亡くなられており、淋しいだろうなぁと皆が心配していました。

ところが忘年会の席で、無造作に置かれた上司のスマホを見てびっくりです。

待機画面は外国の若くて美人な女性でした。

もちろん皆から質問攻めです。

お酒も回っていたので正直に話す上司。

奥様が亡くなる直前、再婚していいよと言ったそうです。

上司は「するわけない!お前だけだ」と断言したそうで、確かに再婚はしていません。

しかし、もう何度もフィリピンに渡航しているとのことでした。

ネットで知り合い、フィリピンの空港からタクシーで8時間かけて会いに行っているそうで。

しかもその彼女の話になると普段見たことのないテンションで止められないほど熱く語り、亡くなった奥さんが可哀想になりました。

上司は「妻は空から俺を見て呆れているでしょう」とあっさりです。

裏の顔を見た気分で、それまで皆、奥様を亡くした上司の心配をしていましたが、心配する人はいなくなりました。