落ち込んでいた時に飲みに行った時の知らない隣のおじさん~桜BARお酒の席のお話~

美味しいお酒

会社で色々あり落ち込んでいた時に居酒屋に飲みに行きました。

一人で行ったのでカウンター席に案内されました。

焼き鳥とビールを頼んで飲んでいたところ隣のおじさんに話しかけられました。

自分では自覚がなかったのですがため息をしながら飲んでいたそうでこれは何かあったなと思い声をかけてくれてみたいです。

そしてそのおじさんと飲みながら色々お話をしました。

お酒が、入っていたのでかなり話も進みました。

普段飲まない日本酒などもいただきながら話を聞いてもらい少し気持ちが楽になりました。

そしてそのおじさんは私は帰るから頑張ってねとお会計を自分の分もしてくれました。

その時飲んだお酒が美味しかったのは今でも覚えています。

その出来事があってから日本酒を好んで飲むようになりました。

その居酒屋にはたまに行くようになったのですがあのおじさんには会えていません。

記憶が少し曖昧なのですが営業でこちらに来たと話していたような気がするので近くの人ではないんだと思います。

地元のお酒を褒めてくれたいつも無口な上司の優しさ~桜BARお酒の席のお話~

落ち着いたお酒

当時、正直言って職場にはなじむことができていませんでした。

そんな職場での飲み会となると、正直気まずくて嫌な気持ちで。

ただ今後のことも考えて、勇気を出して参加した飲み会でした。

私の隣の席はいつも無口でちょっと怖い上司ということもあってビクビク。

そうしたら、日本酒を頼んだ上司が一言。

「このお酒は、私さんの地元で作っているお酒だよね」と。

そういえば以前出身地の話をしたことはありましたが、まさか覚えていてくださったとはびっくりでした。

そこから少しお酒の話になったのですが、上司はかなりの日本酒好き。

そういう人が集まるお店に行くのが好きなのだそうです。

仕事を終えてお店に行って、静かな店でゆっくりお酒を楽しむのが好きだと。

上司の意外な一面だなぁと感じました。

そして少しお酒の入った上司が「私さんは仕事が丁寧だし、真面目な性格。このお酒も、そんな真面目な感じがする。あなたの丁寧さや真摯な人間性は地元で培われたものなのかもしれないね」と言ってくださったのです。

認めてくれているのだとすごく涙が出ました。

年配の方が多い飲み会でお酒を注いでいた時の話~桜BARお酒の席のお話~

お酒を注ぐ

私は30代の時に同じ地域の人々との交流として、参加者の中では当時最年少で平均年齢55歳、最高齢は80歳という、地方の田舎らしく高齢者がほとんどの某防火防災協会に入っていました。

1年に一回、例えば自然災害に係る施設や場所で学ぶことや、機械・装置と言った工場への研修などに参加していました。

皆様の楽しみは何といっても、その後の飲み会としか思えない懇親会でして、コンパニオンさんも呼んだりと、40年、50年前からこんな感じなのかなと思いながら参加していたものです。

年功序列、一番若いのだから動き回ってお酌をしなければと思い、様々な方に注いでいました。

当たり前のように受けて下さるのですが、何故か皆さん「ありがとう」と感謝を伝えてくださいます。

あとから聞いた話だと、そんなことしなくて良いとのことで、男だから女だからとか、若いからとか関係なく、お酒を飲みたい人は基本的に自分で注ぐことを当たり前にしているんだそうです。

もちろんあちこちで注ぎ合いはしていますが、入れてもらえるのは当たり前とは思わずにいらっしゃるそうです。

居辛さほとんど感じず5年ぐらいはそのまま参加していた記憶があります。

今となっては懐かしい思い出です。

課長の善意と素晴らしい職場仲間たちとの思い出~桜BARお酒の席のお話~

キャリアウーマン

それはまだ私が若いOLだった頃の話です。当時体調をくずして会社を長期間休んでしまった私はひどく落ち込んでいました。

それに比べてまわりの同期はイキイキと元気にバリバリ仕事をしています。

そんな様子を見ていると私は益々落ち込んでいくのでした。

しかし、体調のほうはだんだん回復して、職場にも復帰できるようになれました。

けれども、だからと言って急に皆と同じように仕事をバリバリこなすことはできませんでした。

その当時の私はハッキリ言って職場の足手まといそのものでした。

そんな中、同じ部署の課長が行きつけのおいしい沖縄料理屋で私の快気祝いの飲み会を開いてくれるというのです。

そして当日、私の同期を含めた数人でささやかなパーティーが始まりました。

お料理やお酒がおいしいのはもちろんのこと、バリバリのキャリアウーマンになりたいと伝えた私に課長が、「絶対なれるさ!」と力強く言ってくれたではありませんか。

その一言に本当に心が暖まりましたし、今でも忘れられないお酒の席での良い思い出です。

高校一年生の頃の友達が二十年以上経って言った本心~桜BARお酒の席のお話~

高校の友達

先日、高校一年生時代の友人たちと10年ぶりに集まりました。

年齢を重ねても元気で集まれることが嬉しく、近況を話しながらみんなで騒いでいました。

その時、隣に座った友達が急にこんなことを話し始めたのです。

「一年生でA子(私)と同じクラスになって本当に良かった。私が一人でいたら、A子が声を掛けてくれたでしょ。あれがなかったらずっと一人だったと思う。自分から人に声を掛ける勇気が無くて。無理して明るい自分を作ってたの。でも二年でクラスが別れてからはやっぱり友達ができなかったからすごく孤独でね。二年・三年の思い出は無いのよ。こうして一年生の友達だけが私の青春って感じだよ。」と言うのです。

この友達は私よりずっと明るくて人気者。

そんな彼女がこんなことを言うなんてとても驚きました。

そして二年・三年の時、友達がいなかったことも知りませんでした。

二十年以上経って本当の事を聞けたのはこうやって集れたからだなと思いながら言ってくれた彼女に感謝です。

僕が社会に出るまでに身に着けたお酒との付き合い方~桜BARお酒の席のお話~

バイト先の居酒屋

お酒との付き合い方を学んだのは、大学時代です。

所属していた大学のサークル活動とバイト先である居酒屋でお酒との付き合い方を学びました。

飲み始めてから、自分はお酒に強い方だなということを認識しました。

けど、周囲も強い方が多く、調子に乗っているとトイレと恋人になっていることも何回もありました。

いろんな失敗を重ねて、20歳なりたての後輩のお酒の失敗の面倒を見ることも増え、また慣れていきました。

大学時代のサークル活動で、このような経験を積んだことは社会人になってから、大いに役に立っています。

今の若者はお酒を飲まない・コンパや忘年会などの飲み会に参加しないと言われる今の時代において、お酒を飲めること・お酒との付き合い方を理解していることは周囲の方々にとてもプラスの印象として働いている事が嬉しい事です。

社会人になってから、お酒の力を借りることでいろんな人と打ち解けることができています。

また、社会人になっても、後輩の面倒を見れることはプラスの方向に働いているので、信頼の言葉をもらえた際にはうれしく思いました。

また、居酒屋バイトで培ったお礼の方法を社会人になって活用したら、周囲の方に気に入ってもらえているのでうれしく感じています。

若かりし日の思い出 バイト先のアル中店長の記憶~桜BARお酒の席のお話~

アルコールハラスメント

私が20代の頃のバイト先の店長は、酒を飲むのが大好きで、平素からアルコール中毒のごとく酒を飲んでいました。

年末の忘年会と称して、店長(中年男性)とバイト3名(全員男子)で飲み会を開くことになりました。

私は、飲み会のスタート段階では楽しく飲み食いしていましたが、バイト先の古株で店長を良く知る人物は、何かを恐れるようにおとなしく目立たぬように過ごしていました。

酒をガブガブ飲んでいた店長がトイレに行った時の事、古株さんが私に向かって「○○君、店長は飲ませるのが好きだから、気を付けた方がいいよ」と、謎のアドバイスをしてくれました。

それを聞いた私は「は~い」と空返事をしつつも、「飲み代を出す店長が酒を進めても不思議はないよな」などと思っていましたが、程なくして古株さんの言葉の意味が理解できました。

酒量が増えるにつれて目が座ってくる店長。

最初は「飲んでるか~」などと軽い口調で言っていた店長は、「飲んでねーな」「お前、飲めよ!」と態度もオラオラ系に変わってきました。

令和の世では完全にアウトなアルハラ状態ですが、当時のバイト達は店長に言われるがままに必死に酒を消費していきました。

後から聞いた話ですが、この店長は他人が酔いつぶれたり、嘔吐する姿を見るのが大好きなんだということでした。

店長が2回目のトイレに行った隙に、バイト達は残った水炊きの鍋に店長以外は飲まなくなった日本酒を投入したり、少量ずつ床に酒を垂らしてみたりするなど、涙ぐましい努力で既に旨くもなくなった酒を消費していきました。

バイトの一人が「服にしみこませてみるか」と、酩酊した頭をフル回転させて珍回答を絞りだしましたが、「うわ、臭いがキツイ」といって辛そうになり、とうとう水炊きの鍋の中に嘔吐してしまいました。

折もよく、丁度トイレから戻ってきた店長が、バイトの一人がマーライオン状態になっているのを目撃して、腹がちぎれるほど笑い出し、満足したのか「よ~し、お開きにするか」と言ってくれました。

「職場の酒は旨くないな」と思い知らされた若かりし日の思い出です。

最悪の酒の席での体験。パーティーでの出来事~桜BARお酒の席のお話~

パーティー

私が経験した最悪のお酒の席は、友人の誕生日パーティーでの出来事でした。

その日は、友人のために集まった数人が和気あいあいと飲み始め、最初は楽しい時間を過ごしていました。

しかし、時間が経つにつれて、お酒の量も増え、雰囲気が一変しました。

一人の友人が明らかに酔いすぎて、次第に攻撃的な態度を取り始めました。

彼は他の人々に対して失礼なコメントを投げかけ、まるで自分がその場の支配者であるかのように振る舞いました。

その中でも特に、もう一人の友人に対する言動がひどく、過去の失敗や弱点を持ち出して侮辱するなど、完全にラインを越えていました。

私たちは何度も彼を止めようとしましたが、酔っ払っているために全く聞く耳を持たず、さらにエスカレートするばかりでした。

ついにはその友人が立ち上がってテーブルをひっくり返し、飲み物や食べ物が床に散乱する事態にまで発展しました。

周囲の人々も驚きと怒りで混乱し、パーティーは完全に台無しになりました。

最終的に、私たちはその友人を落ち着かせるために外に連れ出し、タクシーで自宅に送り返すことになりました。

しかし、その時点で残された空気は重く、他の参加者たちも気分を害しており、パーティーを続けることは不可能でした。

この経験から学んだのは、飲みすぎによるトラブルは避けられない場合があるということです。

どんなに仲の良い友人たちでも、お酒が入ると普段とは違う行動を取ることがあり、それが他人を傷つけたり場の雰囲気を壊したりすることがあります。

今後は、お酒の量を適度に保ち、周囲の状況に敏感でいることの重要性を強く感じました。