他部署の兄貴的存在社員と知り合うことになった飲み会~桜BARお酒の席のお話~

兄貴的存在

派遣社員として総合商社に三年ほど勤めていたときのことです。

自分の所属部署は少人数でかなり落ち着いた部署であり、仲の良い人も少なく社内飲みとはほぼ無縁だったのですが、ある日、他部署に所属する派遣さんから「急な欠席者が出たから代打でうちの部の飲み会に参加できないかな?」と誘われました。

同じフロアにいる部署だったので、飲み会のメンバーは顔と名前が一致する程度だったのですが、参加してみると皆さんとても気さくで良い人たちで想像以上に楽しい飲み会となり、急だったけど誘ってもらえてよかったな~としみじみ感じていました。

そしてそれがきっかけで、飲み会にいた会社の兄貴的存在の社員さんからちょこちょこ飲みに誘ってもらえるようになり、仕事のことからプライベートなことまで色々と相談にのってもらえるようになるまで仲良くなりました。

どうやらずっと前から「仕事を一生懸命頑張っているな」「いつも明るくて良い子そうだな」と私のことを気になっていたので、知り合うチャンスをうかがっていたそうなんです。(←※恋愛的な意味ではなく!)

他部署とはあまり関わりがなかったので、気にかけていてくれたことに驚きましたがとても嬉しかったです。

あの時の急な誘いがきっかけで人間関係の輪が広がり、さらに充実したワークライフとなりました。

同じ話が繰り返される二度と経験したくない上司との飲み会に参加~桜BARお酒の席のお話~

上司のループ話

前職の仕事をしている時の経験談です。

職場の上司から仕事終わりに飲みに誘われました。

普段は部下の面倒見もいい上司だったので誘われても嫌ではありませんでした。

他に同僚数名が誘われ一緒に飲みに行く事になり、上司とお酒を飲むのは初めてだったので内心ワクワクしながらお店へ入りました。

飲み会が始まり1時間位した時に上司の顔は真っ赤で気分良さそうに話し出しました。

自分が昔やっていた仕事とプライベートでカーレースに参加していた事を自慢げに話し出しました。

最初は聞いてましたが、トイレに行くたびに話しがリセットされて最初からまた話し出すといった同じ話のループが始まりました。

ここは上司の奢りだし、気分良さそうに話しているから止める訳にもいかず同じ話しを永遠と聞かされました。

しかも決まって同じ所でトイレに行かれるので、そこから先の話しが全く分からない状況でした。

結局4時間同じ話を聞かされ解放されました。

翌日、上司にお礼の挨拶をした時に笑顔でまた行こうなって言われましたが、心の中では二度と行かないと思いました。

その後、私は退職したので、あれから1回も行ってませんが、同僚から時々連絡がきて会社の中では上司の事をループさんと呼んでいるとの事でした。

親切も程々が良いかも・・・勘違いから悲惨な目に~桜BARお酒の席のお話~

飲み会での親切

30歳頃の職場での飲み会の2次会であった話です。

型通りの送別会か歓迎会かの1次会が終わり、いつも通りの気の合ったメンバーで2次会へと繰り出しました。

チェーンの居酒屋でワイワイやっている時に若い女の子のグループがやってまいりました。

何とか一緒に盛り上がれないかと後輩に声を掛けに行かせ、同席することに成功しました。

居酒屋の近くの会社にお勤めのOLさんグループとのことで場は盛り上がりました。

しかし、女の子の中に、他の方と比較すると失礼な言い方ですが、若干お顔が不自由な娘がおられ、ちょっと寂しい感じで過ごされていました。

我々の仲間も現金なもので、容姿が良い女の事ばかり話が盛り上がっていました。

私は同集まりの中では中堅クラスの年齢でしたので、寂しそうにさせていてはいけないと考え、その娘に積極的にお酒を勧めたり、話題を提供して盛り上がってもらおうと試みました。

その娘は期待に応えてくれて段々陽気になってきて楽しく盛り上がってきました。

しかし・・・、度が過ぎたようです。

飲酒量が限度を超えたのでしょう。

隣に座っていた私に先ほどまでテーブルの上にあったおいしい食べ物を体内で半消化の状態にして私に思いきりプレゼントしてくれたのです。

一緒の女の子たちも大慌てで「すいません、すいません」の状態になりました。

私は大丈夫ですよと平然を装いその娘を介抱して差し上げました。

でも、本当はその時のスーツはおろし立ての自慢の一着だったんです。

最悪でした。トホホ。。

お酒の席で受けた職場の上司の不倫の修羅場のとばっちり~桜BARお酒の席のお話~

不倫関係の修羅場

私の会社の忘年会はホテルの宴会場で行います。

家族を呼んでも良い事になっており、バイキング形式の食事なのでお子さんもOKな会でした。

しかしある年の忘年会で事件は起きました。

実は私の部署の上司(男性妻子持ち)と部下(女性独身)が不倫関係にあったのです。

上司は家族を呼んでおり不倫の事実は知っている人はヒヤヒヤしていました。

途中までは和やかな雰囲気でしたが、どうも会場の外が騒がしいようでした。

私は忘年会の役員をしていたので会場の外に出てみるとそこには言い争っている人達が。

上司の奥様と上司の不倫相手でした。

どうも上司の奥様は不倫相手が誰なのかなんとなく想像はついているようで、しかし会社からしたら部外者なので大人しくしていたようでしたが、不倫相手の態度が気に入らなかったので喧嘩になったようでした。

不倫相手の部下も負けじと社会人としては考えられないような罵詈雑言を並べて上司の奥様を罵っています。

周りの人が止めに入ってなんとかその場は収まりましたが、後日上司の更に上の立場の人からかなりお叱りを受けたようです。

それは当たり前なのですが、役員をやっていた私にも「何故不倫関係があると知って居ながら家族を呼んだんだ」と怒られる始末。

散々な忘年会でした。

昔の自分の武勇伝や自慢話をする社長はめんどくさい~桜BARお酒の席のお話~

上司の説教

良くある話ですが、過去自分が勤めていた不動産会社の社長は忘年会や新年会、さらには付き合いでのお酒の席でも、お酒が進んでくると、昔の話を始めます。

高校時代では、不良で金髪、タバコを吸っていて喧嘩をよくしていて、負けたことがないなどの話が永遠に続きます。

その話を聞きながら眠そうにしていると「昔俺が、勤めていた会社は先輩がお酒の席で眠そうにしていると怒ってきていた。」とそのまま昔の下積み時代の苦労話に入っていきます。

そこでは、営業での下積み時代は、「毎日朝始業開始の1時間前に出社し残業は当たり前。」「いつも夜の11時まで残ってテレアポをしていた。」「繁忙期の2月から4月ごろは、いつも休みなく働いていた。」「俺は毎月〜万円稼いでいたぞ。」などの話が延々と続きます。

ひと段落したところで最後に、自分の過去の頑張りと比べて、自分たちをゆとり世代で頑張りが足りていないと説教が始まります。

その中では、もっと自主的に残業(サービス残業)をし、会社のために頑張れという内容です。

立派なパワハラだと思うのですが、ひと昔の世代の上司はまったく気づくことがありません。

これが、毎回のお酒の席での一連の流れとなります。

新入社員、はじめてのパワーハラスメント体験~桜BARお酒の席のお話~

パワハラを受ける新入職員

新入社員のころ、会社の上司と近所の課の課長たちと飲みに行く事になってしまいました。

30歳近く歳が離れた役職付きの方々と飲みに行くのが楽しいはずがありませんが、 当然ながら断ることなどできず、行きたくない気持ちを抑えて会場となった中華料理の店に入りました。

料理がでたらすかさずとりわけ、誰かのグラスが空いたら注文をし、常に気を張って下っ端の務めを果たします。

それだけでも忙しいのですが、面倒なことに自分にも話を振られてしまいます。

気楽に話せる内容ならまだよかったのですが、仕事に関する内容。

答えにも少し困ります。

ごめんなさい、まだまだ仕事もわからない事ばかりで… 無難な回答をしたと思います。

しかしその中にNGワードが入っていたようでした。

「ごめんなさいじゃないやろ」関西出身の課長が言いました。

謝ってないで頑張れよ、という意味だと思いました。

その言葉に対して ごめんなさい、と再度いったその直後、 「ごめんなさいじゃないやろ!」と怒鳴りながら私の座っていた椅子を蹴り上げられました。

他の客を含めた周りは騒然とし、私は何が起きたのか理解できず、半泣きでごめんなさいと言い続けました。

しばらくして、ごめんなさいという言葉が目上の人に使う言葉ではないという事で怒っていたようです。

言い分としては今でも微妙だと思っていますが、それならそうと窘めてくれればよかったのにと思います。

そのあとはずっと下を向いてただ会が終わることを待っていた記憶しかありません。

入社一年目にしてさっそくパワーハラスメントの洗礼を受けた最悪の思い出です。

飲み会の後、酔いつぶれた友人の介抱が大変で苦労した話~桜BARお酒の席のお話~

友人の介抱

何人かで飲み会をしていた時の話です。

店に入ったときに、一人の友人が、私たちが知らない別の友人グループを見つけそちらの席に顔を出しに行きました。

そのときは、残った友人と私は、挨拶ぐらいですぐに帰ってくると思っていました。

しかし、なかなかこちらの席に帰ってこず、少しうるさいぐらいに騒いでいる様子がうかがえました。

1時間ほどして、友人が顔を出したグループが解散となったようで、ようやく私たちと一緒に飲んでいた友人が帰ってきました。

ところが、友人は先ほどのグループで浴びるほどお酒を飲んだようで、酔いつぶれており、もう飲み会を続けられるような状態ではありませんでした。

私たちは、飲み会では全く会話することもなく、私たちとは別のグループと一緒に飲んで楽しくなった友人を家まで送り届けて介抱することになってしまいました。

私たちと一緒に飲んでつぶれてしまったのならともかく、別の人と飲んでつぶれたのに解放までしなくてはならなく、大変困ったときの思い出です。

お酒は強くなく口下手な人間が珍しくお酒を飲んだ結果~桜BARお酒の席のお話~

お酒はほどほどに

それは私が大学在学中、21歳くらいのときのことでした。

もともと体質的にお酒に強くなく、すぐに顔が赤くなったり、陽気になったりするので、あまりお酒を飲んだことはありませんでした。

ところがある日、ゼミの仲間と居酒屋へ行くことになりました。

普段の私はいたって真面目で、どちらかというと堅物な人間でした。

あまり冗談が通じないな、ノリが悪いな、というのが周囲からの印象だったように思います。

その飲み会では、初めのうちはお酒なしで、軽く食事をしたり、血液型の話などで盛り上がっていたのですが、他のゼミ生たちがチューハイ等を注文し出しました。

メニューを見てみると、乳酸菌飲料やフルーツ味など、美味しそうなチューハイが。

私も今日くらいはいいかな、と思い注文してみました。

飲んでみると思っていたより軽く飲めて、段々自分の悪いクセが出てきてしまいました。

顔が真っ赤になるのはもちろん、言うことも調子よく、普段では考えられないくらい冗舌になっていったのです。

その結果、いつもなら絶対にしないであろう、恋愛の話や失敗談をペラペラと喋ってしまい、周囲は面白がって聞いてくれていましたが、翌日の登校時は我に返りとても恥ずかしくなったものです。

翌日からはまたいつものお堅い自分に戻るわけで、取り消せるものなら取り消したい、お酒の場での失敗でした。