新入社員のころ、会社の上司と近所の課の課長たちと飲みに行く事になってしまいました。
30歳近く歳が離れた役職付きの方々と飲みに行くのが楽しいはずがありませんが、 当然ながら断ることなどできず、行きたくない気持ちを抑えて会場となった中華料理の店に入りました。
料理がでたらすかさずとりわけ、誰かのグラスが空いたら注文をし、常に気を張って下っ端の務めを果たします。
それだけでも忙しいのですが、面倒なことに自分にも話を振られてしまいます。
気楽に話せる内容ならまだよかったのですが、仕事に関する内容。
答えにも少し困ります。
ごめんなさい、まだまだ仕事もわからない事ばかりで… 無難な回答をしたと思います。
しかしその中にNGワードが入っていたようでした。
「ごめんなさいじゃないやろ」関西出身の課長が言いました。
謝ってないで頑張れよ、という意味だと思いました。
その言葉に対して ごめんなさい、と再度いったその直後、 「ごめんなさいじゃないやろ!」と怒鳴りながら私の座っていた椅子を蹴り上げられました。
他の客を含めた周りは騒然とし、私は何が起きたのか理解できず、半泣きでごめんなさいと言い続けました。
しばらくして、ごめんなさいという言葉が目上の人に使う言葉ではないという事で怒っていたようです。
言い分としては今でも微妙だと思っていますが、それならそうと窘めてくれればよかったのにと思います。
そのあとはずっと下を向いてただ会が終わることを待っていた記憶しかありません。
入社一年目にしてさっそくパワーハラスメントの洗礼を受けた最悪の思い出です。