昨年夏に、高校時代の同窓会がありました。
主人が転勤族なため、地元を離れて転々とし、高校時代の友達とは疎遠になっていました。
久々に会った友達と一頻り盛り上がったあと、何人か当時の先生方がいらっしゃっていて、花束贈呈などをしました。
私はそのとき、ある人を探していました。
当時大好きだった男子です。
見つけた時は一目でわかりました。ぜんぜん変わっていなくて、相変わらずみんなの人気者。
違うクラスの人には全く覚えられていなかった自分と違って、彼の周りには人だかりでした。
彼と私は同じ部活でした。
私が思いを寄せていたことなど知るよしもなかったでしょうね。
なんとか話したいと思っているうちに、花束贈呈の時間になったわけです。
ラッキーなことに私のクラスの担任の先生がいらっしゃっていて、私が花束を渡すことになっていました。
私の名前が呼ばれた瞬間、彼が気づいてくれたのがとても嬉しかったです。
そのあと一緒に話をしながら乾杯し、昔話に花が咲きました。
実は彼と話す前に、ビールやハイボールをかなりのんでいて、よけい饒舌になっていた私です。
その後の二次会では、カウンターで1人ワインを飲もうとしていた私の隣にやってきて、あわや手を握られそうになりましたが、私の手には結婚指輪が…。
でも、一緒にワイングラスで乾杯し、目からは好き好き光線をたくさん出してしまったわたしです。
もちろんその後は何もありません。
でも、冥土の土産になりました。