柄の悪い酔っぱらい先輩のおかげで憧れの先輩と急接近~桜BARお酒の席のお話~

柄の悪い酔っ払い

その飲み会は職場の飲み会の2次会でした。

2次会といっても人数が多い職場なので、30人近くは残っていたと思います。

同年代の人が多く、お酒もガンガン飲む楽しい職場だったので、私もその場を思う存分楽しんでいました。

1つ上の先輩で本当に酒癖が悪く、酔っぱらうといつも絡んでくる人がいます。

その人にいつも通り絡まれていると、私の憧れの先輩がすっと助けてくれたんです。

「○○ちゃんは俺のなんですけどー。」と、絡んでくる先輩と私の間に、むりやり座り込んでくれました。

入職当時から本当に顔と醸し出す雰囲気が大好きで、ずっとかっこいいかっこいい言っていた先輩なんです。

女慣れしているたらしですが、誰からも愛されるたらしだったので、話せるだけでハッピーでした。

そんな先輩が私にこんなことしてくれるなんて幸せすぎて最高でした。

その後も、愛嬌があって本当にかわいいとか、仕事頑張り屋さんって主任が言ってたよとか、うれしいことばかり言ってくれてとっても嬉しかったです。

帰りも自転車を押しながら家まで送ってくれました。

まさかの言葉をかけられてハッとさせられた話~桜BARお酒の席のお話~

忘年会での出来事

数年前の忘年会での出来事です。

正直、自分を含めて何となく“会社行事や職場の飲み会は参加しても気を遣うだけであまり得るものがない”と感じている同僚も多く、その年も恒例というか惰性というか、上司の招集で忘年会が開かれることになりました。

案の定、お酌合戦の始まりで我先にと上司のグラスにビールが注がれます。

また、そのお酌攻撃の被害を避けるため“攻撃は最大の防御”とばかりに自席に着かない者がいたり、想像どおりの混沌とした会でした。

そんな中で自分は非常勤の職員さんと一緒の席になり、騒々しい状況を眺めていましたが不意にその方が「いつも頑張ってるね!」と声をかけてくれたのです。

自分のことなど眼中にないだろうと思っていただけに不意打ちで思わず、目頭が熱くなりました。

普段、私は目立たない仕事ばかりで心の無い「ありがとう」をもらうばかり。

雑務に甘んじ粗雑な扱いを受けているという自覚があったので、素直にうれしかったです。

自分のことを見てくれる人は必ずいると言いますが、その時は素直にそう感じました。

後輩社員の言葉に涙が止まらない、忘年会での思い出~桜BARお酒の席のお話~

最高の労い

私自身、元々アルコール好きなこともあり、頻繁に飲み会を開催してきました。

それだけに、今般の新型コロナウイルス蔓延に伴うさまざまな規制に関しては、複雑な思いがあるのも事実です。

そんな私にとって忘れられないのが、数年前の忘年会の席でのことでした。

基本的にケチな人が多いため、完全な割り勘での飲み会です。

マネージャーや同僚はもとより、後輩や取引先の社員も参加しての大々的な飲み会。

私はそこで涙がこぼれ落ちるほどの感動的な言葉を仲間からもらうことになります。

彼は、私よりも若く物静かなタイプです。

そのため、日頃から事務的なことしか話す機会はありません。

悪く言えば「何を考えているのかわからない」といえるのではないでしょうか。

物静かな彼ですが、ほどよく酔いがまわったタイミングで、私のそばに近寄ります。

そして、感謝の言葉をもらうことができました。

私自身、主任として後輩の面倒をみる必要があります。

そんな私への最高の労いだと思います。

合コンからの思わぬ出会いで遠距離恋愛に発展した話~桜BARお酒の席のお話~

遠距離恋愛

3年前、合コンに誘われて待ち合わせ時間に余裕があり外で時間をつぶしてました。

ベンチに座って待っていると1人の男性が話かけてきました。

「県外から来たんやけど、一緒に飲める人捜してるんだけど良かったらどう?」ナンパでした。

私はナンパされることが嫌なことと、この後合コンがあるから無理と断ったのですが、しつこく挙句の果てにLINE教えてくれたら帰ると言われたので、しぶしぶ教えることにしました。

そのあとの合コンは女性メンバーは全員初対面、男性メンバーは職場の同僚同志ということもあり微妙な空気のまま終わりました。

家に帰りスマホをみるとナンパ男からLINEが入っていて、後日仕事終わりに居酒屋で二人で飲みに行くことになりました。

会うの2回目なのに、お酒の力もあっていろんな話をしたり笑ったり楽しい時間を過ごしてあっという間に時間が過ぎていきました。

お会計を済ませ、帰ろうとしたとき、彼から「(私と)一緒に過ごして楽しかった、また会ってほしい」と言われました。

すごくうれしかったです。

後日仕事終わりに会って、デートを何回かして付き合うことになりましたが、彼は県外の人でそのあとはなかなか連絡とるのが難しく、会えても2か月に1回と少なくて最終的には別れることにはなりましたが、今ではすごく良い思い出です。

ほとんど話したことのない社長から言われた事~桜BARお酒の席のお話~

冷静な社長

以前勤めていた会社の社長はとても厳しく真面目な人でした。

毎朝誰よりも先早く出勤し掃除をして、仕事に取り掛かる。

社員のミスには厳しく指導するような人。

特に社内での上下関係には厳しい人でした。

社長に用事がある時は必ず直属の上司に許可をとってからというもの。

基本は上司が社長に話をするので、下の立場の人が社長と直接話す機会もありません。

社長は飲み会等にもほとんど参加しない人だったので、顔は見かける事があっても話す事は稀でした。

入社して3ヶ月経ってから、会社設立30周年記念パーティが行われました。

下っ端の私はパーティに参加というよりは裏方仕事でした。

受付をしたり、スライドのコントロールをしたり、パーティ中に会場で飲み食いする事は無かったのです。

その日は無礼講とばかりに皆お酒をのみ、気持ち良く酔っていました。

最後の方で社長から一言コメントをしてもらう予定でした。

社長は社員に対する感謝の気持ちや会社への愛情を肩っていましたが、お酒の勢いもあったでしょう。

いつも冷静な雰囲気の社長が熱く語り始めました。

「うちの社員は本当によく頑張っている、皆は気付かないかも知れないがこの会の最初からずっと裏方で頑張っていた〇〇君(私の名前)みたいな社員に支えられている事を忘れてはならない、皆は帰りに〇〇君にちゃんとお礼を言うように!」とのコメント。

普段は話す事の無い社長なのにしっかり見てくれていたんだと感動してしまいました。

記憶に刻まれる匂いと景色の嫌悪が今でも続く~桜BARお酒の席のお話~

職場での飲み会

仕事の打ち上げで職場に集合したらすでに宴会場になっていました。

宴会用に1人1つ何かを持参することになっていたのですが、のんべいばかりだからお酒とつまみ(軽食)を用意していきました。

案の定食べ物の用意は私を入れて3人ほどだったのですぐに食べ終わり追加で購入に行きました。

もともと下戸なので飲む気はないからパシリになるだろうと思っていましたし、食べたいものが食べれたので良しとしていました。

しかし会場に戻ると上役組がほろ酔いから覚醒に変化していて、誰も手をつけられない状態でした。

すでに周囲は屍累々で、私はあれではすまないなと思い隠れようと思いましたが、時すでに遅く獲物を見つけたハンターばりに見られて動けなくなりました。

飲めないと断っても関係なく注がれてしまうお酒がちゃんぽんにされそうになり、慌てて飲むと最初は飲みやすいお酒で助かっていましたが、白ワイン・赤ワイン・ビール・焼酎・紹興酒と変わるがわるどんどん注がれてしまい撃沈しました。

酔って意識を飛ばすこともできず吐きそうになるのを堪えるのがやっとでした。

しかし悪酔い組に口へ指を入れられて吐かされてしまい(何処かの店先)最悪でした。

他人とは2度と呑まないと誓います。

お金自慢、職位自慢の席は聞いてるだけでも最悪です~桜BARお酒の席のお話~

自慢する上司

大学時代の友人と年一で会おうと企画し、忘年会だけはほぼ毎年行なっています。

卒業して、30年近くになります。

30年も経つと自然と勝ち組、負け組に分かれてしまいます。

何をもって、勝ち負けなのか分かりませんが、上手くいっていない友人は誘いのメールを送っても返事が来なかったりするので、分かります。

そんな時、口の悪い友人が、ある友人を前にして興ざめな言葉を連呼します。

その友人は「部長に昇格した」と自慢するのではなく、何となく言ったのですが「へぇ、あんたでもなれるんだ」などと場が引いてしまう言葉を投げかけます。

学生の頃の成績を持ち出したり、実家が金持ちだから今があるんじゃないの?などと友人をこき下ろしました。

さすがに私は聞いてられなくなり、「それ、友達にかける言葉じゃないから」とたしなめるように言いましたが、うさっぱらしはまだ続くという感じで会の終わりまで続きました。

コケにされた友人は、1次会でサラバ。

つまんなかったんだろうなぁ、と可哀想な気分に私はなり、「こんな飲み会行きたくねぇ」と強く思いました。

そのこき下ろされた友人と2人で最近飲み、「あの時はよく耐えたねぇ」と声をかけてあげました。

何十年経っても、勝ち負けがハッキリしても言ってはいけない言葉ってありますよね?

お酒がはいった友人から理不尽な逆ギレを食らった話~桜BARお酒の席のお話~

酔っ払いの友人

これは僕が友人と二人で居酒屋で飲んでいたときのエピソードです。

友人とはいつも行きつけの居酒屋があってそこで定期的に飲み会をしていました。

いつものようにお酒を飲んでいると、友人のスマホに着信がかかってきました。

友人はかなり酔っぱらっていたのですがそのまま電話をとります。

電話の相手は誰か分かりませんが、なぜか友人の顔がどんどん青ざめていく様子が明らかに分かりました。

なんだろうと思いながら見守っていると、なんと友人は泣きはじめました。

電話の相手は友人の彼女で、その電話の内容は別れようという内容だったらしいです。

ちなみに原因は友人の浮気が発覚したことで、友人が100%悪いです。

これが最悪の事態になるのはここからで、なぜか酔っぱらった友人は彼女と別れたことを僕のせいにし始めたのです。

「お前がよぉ!お酒を飲ませるから俺は女の子にナンパしちゃうんだろうが!ふざけんなよ!」と良く分からない理論で逆ギレしてきて、僕は戸惑うばかり。

挙げ句のはてにはうるさすぎてお店を追い出されてしまいました。

その友人とは半年くらい絶縁したのですが、向こうから謝罪があったので今は仲直りしています。

別宴会の全裸の人が自分たちの忘年会に突然乱入してきた~桜BARお酒の席のお話~

裸踊り

飲み屋の座敷(襖仕切り)で勤め先の忘年会を開催していたところ、隣の部屋の方が全裸で乱入してきました。

途中、隣はやたら盛り上がっているなぁと思ってはいたのですが、隣は盛り上がり、トイレで全裸になった男性が、おそらく戻る際に部屋を間違えた?ようです。

ご本人はしばらく気づいていませんでした。

一応局部は手で隠しておられましたが、こちらは女性が多い会場だったため一瞬場が鎮まりかえり、男性社員が慌てて彼を座敷から正しい部屋へを誘導していました。

その後、隣の座敷の偉い方?がうちの部屋に謝罪にこられ、また、宴会会場だった飲み屋のスタッフさんも謝罪にこられ、なんだかこちらの宴会の熱はすっかり醒め、冷静に宴会は終了しました。

事情を知ったあとから思い返せば、なんだかおもしろおかしく、あまりない体験だったとは思いますが、忘年会の最中に知らない男性の全裸での乱入は異常事態に他ならず、恐怖を覚えるものだったことは間違いなかったです。