お酒の席で見えた彼の本性が家族全員に知られた事件~桜BARお酒の席のお話~

旦那に切れた嫁

私は母・父・姉の4人家族で、姉とは7歳年が離れています。

私が成人になったばかりの頃に姉が妊娠したと共に結婚をし、無事に子供も生まれました。

姉の旦那は姉と年の差婚だったこともあり、私も母・父も尊敬できるようなそんな人でした。

姉の子供が2歳ぐらいの頃、お正月の時にみんなで集まって食事をすることになりました。

最初は軽く一杯ぐらいで済んでいたのですが、徐々にヒートアップしていき、姉の旦那は酔ってしまうぐらい結構飲んでいました。

お正月ぐらいいいかといった感じで家族全員見守っていたのですが、酔ってきて数時間後に姉の旦那が急に姉の愚痴を言いだしました。

「俺は仕事を頑張っているのに、全然好きなものが買えない」 「姉のことはただ子供を産んだ女性としか認識していない」 「正直生活はかつかつなのは子供のせい。そもそも俺の子なのか不思議で仕方ない」 こういった悪口が始まり、ついに姉が切れて一人で車で帰ってしまいました。

家族全員ドン引きで正直、このまま放り出そうかと思ったぐらいです。

あまりにも急な出来事に姉の心配と呆れが買ってしまい、誰一人起こる気にはなれませんでした。

結局母がしぶしぶ姉の旦那を自分の家に送ったそうですが、翌日姉が目覚めた本人に昨日の出来事を伝えると、自分の言動を一切覚えていませんでした。

その後姉は一回の失敗は誰でもあるとして許したそうなのですが、経済面で苦しい時にお酒でストレス解消するようになってしまったそうで、姉が精神的に参ってしまい離婚となりました。

私達家族もあのような男に出会ったのが初めてだったので、後悔しない人選を歩むための良い経験になりました。

唐揚げにレモン?そんなのまだマシ!「味変マスター」に全員ゲンナリ~桜BARお酒の席のお話~

オリジナルスパイス

コロナ禍以降、飲食店のテーブルに調味料が置かれることが減りましたが、以前は塩・コショウ・醤油・ソース・七味など、味変用の調味料が各テーブルにある店も少なくありませんでした。

ある日の飲み会で同席した男性が無類の調味料好きで、出てくる料理全てに勝手に調味料をドバドバかけてくるんです。

唐揚げに勝手にレモンかけていいかどうか、などの議論は昔からありますが、そんなレベルではありません。

みんなで取り分ける大皿料理を、自分の好みの味にどんどん変えていくんです。

その場のメンバーは皆冷ややかな視線を彼に向けていましたが、最終的に彼は自分のカバンからオリジナルのスパイスなるものを取り出してきました。

「これをかければ何でも美味くなるんだよ」と笑顔の彼。

中身を聞いても「企業秘密」としたり顔。

得体の知れないものをかけた料理なんて食べられたものではありません。

その日の飲み会は最悪な雰囲気のまま終わりました。

結局のところ飲み会は「誰と飲むか」が大事なんだな、と思いました。

たとえ料理を美味しくしてくれたとしても、相手の都合を考えない身勝手な態度を取る人とは、楽しくお酒を飲むことはできませんね。

LIVE打ち上げで財布紛失、あんにゃろう!~桜BARお酒の席のお話~

財布がなくなった

ワタクシ、お酒大好きお酒の失敗談てんこ盛りな人間ですが、酒の席で最悪な思い出なんてのも多々とありまして、中でも上位に上げられる出来事はバンドのLIVEの打ち上げで財布を無くした事です。

元々、ズボンの後ろポケットから落っことしやすい財布をしていた自分にも責任がある訳ですが、座敷の打ち上げ場で前金を出していたので間違えなくその場には持っていたのは確かなのです。

それから、バンドメンバーやらLIVEにきたお客さんやらと飲んで騒いでを時間ある限り楽しみ、解散前に一旦トイレをチョロリと済まし戻って二次会どうするかなんて自席に戻って話してみると、妙にお尻の感触が薄っぺらい。

まさかと思ってお尻を摩ってみると嫌な予感が的中。

財布がない。

まだ、この段階では焦りなんてないですよ。

なぜなら自分はトイレ以外は場所の移動なんてしてませんから。

トイレか自分の周りに落ちてるだろうと考えてたわけです。

ですが、それでも無い。

無い。

無い。

いよいよついに紛失騒ぎを起こしちゃったのですが、皆を巻き込んで捜索したのですが、やっぱり見つからない。

ていうか、こうなっちゃうと誰か持ってるでしょ?って話なんですし、噂で聞いてたお金にあまり綺麗ではない女の子が隣に座ったってのもあるのですが、確証も無いのに聞けないと、泣き寝入り。

後で知り合いから聞いたら、その噂の子が自分の財布に似た物を持っていたんだが無いんだがと。

そんなモヤモヤとする酒の最悪な思い出でございます。

酔っぱらった同僚が豹変して攻撃的になった結果~桜BARお酒の席のお話~

酔うと豹変する同僚

数年前の忘年会での出来事です。

会社の忘年会で、普段は仕事でしか話さない同僚たちとお酒を交わす機会がありました。

最初は和やかな雰囲気で進んでいましたが、途中から一人の同僚が明らかに酔っ払ってしまい、周囲の人々に対して攻撃的な態度を取り始めました。

彼は突然、他の同僚のミスや欠点を大声で指摘し始め、その場の雰囲気が一変しました。

周囲の人々は困惑し、何とかその場を収めようとしましたが、彼はますますヒートアップし、ついには上司に対しても口汚く罵る言葉を投げかけました。

その結果、上司が激怒し、忘年会は中断せざるを得なくなりました。

私はその場に居合わせたことで非常に気まずい思いをし、他の同僚たちも同様に感じていたと思います。

その夜の出来事は、会社内でしばらく話題となり、当事者である同僚は後日、上司から厳重な注意を受けたと聞きました。

忘年会は本来、楽しい時間を共有する場であるはずですが、この経験から、飲み過ぎには十分注意しなければならないと痛感しました。

自分が気持ちよく褒めてもらいないとイラつく上司~桜BARお酒の席のお話~

イラつく上司

会社の飲み会での出来事。大きな会社ではないので人数もそこまで多くなく全員で10名程度。

その中の一人、50代の男性上は普段は当たり障りのない、むしろ控えめな人なんですがお酒が入ると気が大きくなってしまうみたいで、はるか昔の武勇伝や日頃思っていたという不満をぶつぶつネチネチと話す人。

悲惨なのはランダムにその話題になった瞬間に目があった人。

ロックオンされ何度も聞いたことある話を永遠とされるんですがその返答がその男性を褒めて気持ちよくさせることができないとその都度声のトーンがあがり感情も高ぶっていくという無理ゲーモードに確変。

当たり障りのない返事をしても、「そんな事しか言えない人生つまんねえだろ?」と説教モード。

早く話を終わらせたいなんて空気を感じれば「俺がなんかした?迷惑かけたことある?」とこれまた返答に困る質問のマシンガン。

一応皆に不公平が無いようにその人の近くに配置される席順は密かに交代制になっている事だけが救いであり鬱でもあります。

自分の番の時はできるだけお店の方に席の利用時間を早く切ってくれるようにお願いして対策をしています。

複数人で参加していた飲み会で気が付けば取り残されて~桜BARお酒の席のお話~

女性を送る男性

合コンが盛んな時代でよく友達に誘われたり会社がらみで飲み会がありました。

ある時も会社関係の飲み会があり二次会に行こうという流れで同期の仲間が一緒に行こうというので行くことにしました。

「あれ?意外と二次会まで来た女子は少ないな」と思っていて、男性の先輩もいる手前まだ帰れないかと頃合いを伺っていました。

次の店に行こうという話が出たら帰ろうと思いながら、普段からあまり話したことのない先輩との会話をつないで飲んでいました。

そのうちに私を二次会に誘った同期の子が酔ってきたようで、彼女はお酒に強い方なのに珍しいなと思っていると、急に「ごめんもう無理、帰るね」とあっという間に店を出て行きました。

彼女を送って一緒に帰ろうなどという言葉も間に合わないくらいに急で、私は完全に取り残されてしまいました。

しかも周りを見ると女子は一人だけ。

仕方なくいつ帰ると言おうかと思っていると、男性の先輩が「送ってあげよう」と言い出しました。

とにかく店からは出ると一緒に歩いてきます。

「酔い覚ましにいいね」と言われて仕方なくしばらく歩きましたが、そのうちに「もう一軒行こうか?」など言い出してしつこくなってきて先に帰った同期を恨みたい気持ちでした。

先輩のすきを見て「失礼します」とタクシーに乗り込み逃げるように帰りました。

その後しばらくはその先輩が参加する飲み会には行きませんでした。

楽しい一日になるはずが最悪の一日になってしまった話~桜BARお酒の席のお話~

財布落とした

その日は歓楽街での飲みでした。

夕方頃から飲み始め、気付けば辺りはすっかり暗くなっていました。

路地裏のbarで〆る流れになりあとはお会計だけだと思いきや、相手が「ごめん財布落としたかも」と。

最悪の一言でした。

最初はすぐ見つかるだろうとあまり深く考えていなかったのですが10分、いや30分歩き回っても財布が見つかりません。

飲み屋のママさん達にも心配される始末。

酔っぱらっていたせいでどのルートで歩いてきたかも曖昧だったので当然手掛かり等はありません。

心配からどんどん不機嫌になっていく私と焦りを見せ始める相手。

正に地獄絵図といったところでしょうか。

とりあえず警察に届けを出しましたが相手とは特別仲が良いわけでも無かったので気まずくなり、貸したお金を返してもらってからは関わっていません。

それ以降私自身も飲みの際は落とし物や忘れ物により一層気を付けるようになったのであれはあれで良い経験になったなと思い込んでいます。

とにかく壮絶な一日になりました。

普段おとなしい人がお酒の席で人格がかわってしまった~桜BARお酒の席のお話~

悪酔いする男性

専門学校のクラスでの飲み会の席でのことです。

確かテストの打ち上げだったかと思いますが、20人くらいの人が来て、ワイワイとにぎやかに飲んでいました。

私はお酒もお酒の席も大好きなので、飲み会があるとだいたい参加するのですが、打ち上げということでいつもは一緒に飲まない人も参加していました。

その中の一人の男性、普段はとても大人しく控えめな人で、クラスの中でもどちらかというと目立たない方でした。

私は時々話すくらいの仲ですが、いつも和やかに話してくれるので好印象でした。

お酒も進み、だいぶ騒がしくなってきたとき、テーブルの端の方で少し言い合いのようになっているのが聞こえてきました。

言い合いをしていたのは、その大人しい男性と、すこし年下の男性です。

周りの人たちはあまり気にせずにいましたがその言い合いはどんどんエスカレートしていき、急にガシャーンという音がしました。

何事か見ると、普段おとなしい男性が、店の窓ガラスを拳で破壊していました・・・!! 周りはびっくり、すぐに止めに入りましたが、その人の怒りは収まらず、ずっと叫んで怒っています。

結局その怒りは収まらず、別の男性がその人を店から出してなんとかその場をおさめました。

周りにいた私たちは、店をかたずけ、店員さんに謝り、飲み会どころではなくなってしまいました。

次の日、その怒っていた男性はあまり記憶がなかったようです。

お酒ってこわいなぁとつくづく思いました。

悪酔いした私を介抱してくれる男性の普段の姿に感動~桜BARお酒の席のお話~

気配りのできる男性

ちょっとしたコミュニティでのお酒の席でのエピソードです。

お酒の種類次第で悪酔いをしてしまいますが、そんな個人的な事情は誰も知らないので焼酎や酎ハイを勧められ断りきれずに飲んでしまい悪酔いへ。

顔も真っ赤に変わりヘロヘロになってしまった時にメンバーの内のひとりがさりげないフォローをしてくれました。

お水を準備してコップに汲んでくれたりと、とてもじゃないですが男性の気配りとは考えられないほどのソフトでナイスなフォローに甘えました。

聞くと彼はキャラ、立ち位置的にいつも快方する側にまわっているそうですので、それでこれだけ慣れていたというわけです。

彼の気配りは私以外の人間にも及びますので、みんな楽しく飲んでいるか?酔い潰れている人がいないか?までよく見ているようでした。

私個人的には自分への気配り以上に他人への気配りを見る方が気分が良くなりました。

時々自分の居場所作りの目的で介抱する側を演じるような人もいる中で彼は本物らしく、普段からどこにいようと同じらしいです。

一人のためにモヤモヤしっぱなしだった出来事~桜BARお酒の席のお話~

終電逃してタクシー

お酒の席で最悪だったのは同じテーブルだった女性社員がどんどん飲んで記憶を無くし、帰りに吐いてお店を汚してしまい、その片付けが深夜まで続いたので終電を逃してしまい自腹でタクシーで帰ったことです。

日頃は大人しい人なのでお酒で人が変わるというのを目の当たりにして少し怖かったです。

翌日はいつも通りで、記憶が無いのでもちろん謝罪もなくケロッとしていました。

金欠の私はその飲み会の参加費をどうにか捻出するために節約していたのに、タクシー代で一瞬で赤字。

もう泣きたかったです。

翌週にはご祝儀も2人分必要で火の車でした。

しかしどこにもこの悲しみをぶつける事もできず、愚痴もこぼせず一人でモヤモヤしっぱなしでした。

「先輩方!吐いた女性社員に昨晩の事を伝えてくださいー!」と内心思っていましたが、仕事が忙しくそれどころではないという感じでした。

お酒の席というのは参加した誰もが楽しく気持ちよく終わる事なんだなと改めて思いました。