地元のお酒を褒めてくれたいつも無口な上司の優しさ~桜BARお酒の席のお話~

当時、正直言って職場にはなじむことができていませんでした。

そんな職場での飲み会となると、正直気まずくて嫌な気持ちで。

ただ今後のことも考えて、勇気を出して参加した飲み会でした。

私の隣の席はいつも無口でちょっと怖い上司ということもあってビクビク。

そうしたら、日本酒を頼んだ上司が一言。

「このお酒は、私さんの地元で作っているお酒だよね」と。

そういえば以前出身地の話をしたことはありましたが、まさか覚えていてくださったとはびっくりでした。

そこから少しお酒の話になったのですが、上司はかなりの日本酒好き。

そういう人が集まるお店に行くのが好きなのだそうです。

仕事を終えてお店に行って、静かな店でゆっくりお酒を楽しむのが好きだと。

上司の意外な一面だなぁと感じました。

そして少しお酒の入った上司が「私さんは仕事が丁寧だし、真面目な性格。このお酒も、そんな真面目な感じがする。あなたの丁寧さや真摯な人間性は地元で培われたものなのかもしれないね」と言ってくださったのです。

認めてくれているのだとすごく涙が出ました。

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