悪酔いした私を介抱してくれる男性の普段の姿に感動~桜BARお酒の席のお話~

気配りのできる男性

ちょっとしたコミュニティでのお酒の席でのエピソードです。

お酒の種類次第で悪酔いをしてしまいますが、そんな個人的な事情は誰も知らないので焼酎や酎ハイを勧められ断りきれずに飲んでしまい悪酔いへ。

顔も真っ赤に変わりヘロヘロになってしまった時にメンバーの内のひとりがさりげないフォローをしてくれました。

お水を準備してコップに汲んでくれたりと、とてもじゃないですが男性の気配りとは考えられないほどのソフトでナイスなフォローに甘えました。

聞くと彼はキャラ、立ち位置的にいつも快方する側にまわっているそうですので、それでこれだけ慣れていたというわけです。

彼の気配りは私以外の人間にも及びますので、みんな楽しく飲んでいるか?酔い潰れている人がいないか?までよく見ているようでした。

私個人的には自分への気配り以上に他人への気配りを見る方が気分が良くなりました。

時々自分の居場所作りの目的で介抱する側を演じるような人もいる中で彼は本物らしく、普段からどこにいようと同じらしいです。

不安を感じながら出席した飲み会で全員が励ましてくれたこと~桜BARお酒の席のお話~

励ましてくれる飲み会

中学生時代の同窓会が卒業から30年以上も経過してから開催され、LINEグループを作って参加者を募っていました。

私は会社員時代に過重労働により、うつ病を発症させてしまい、同窓会の日程の時期にはメンタル面が心配で参加を見送りました。

その際に、LINE上でうつ病を患っているので次の機会に参加させてくださいと伝えました。

それから3か月後には再び飲み会の案内が来て、体調も少し良かったために参加する意思を伝えました。

当日は幹事さんが予約をしている飲食店に集合したのですが、私ととしては変な目で見られるのではと不安を感じていました。

ところが全員が席に座り、飲み会がスタートすると、1人の元クラスメイトが私に対して、俺たちは全然気にしないし、困ったことがあれば応援するよという優しい言葉を受けることができ、その場にいた全員が同調してくれました。

嬉し過ぎて涙が出そうになったのですが、飲み会は笑顔で元クラスメイトと会話をすることもできた貴重なひと時を送りました。

2次会は私だけが不参加でしたが、お店を出た後には全員が私を応援するかのように握手を求めてきて、遂に嬉し過ぎて涙をこらえることができませんでした。

本当に良い友人を持っていると実感することができた、いつまでも記憶に残る貴重な経験です。

お酒のパワーと男と女【20代後半~30代前半】~桜BARお酒の席のお話~

出会い系でデート

関西在住の30代半ばの男です。

現在は結婚もして子供も1人おりまして幸せな生活を送っております。

結婚は32歳の時に致しました。

それまでは彼女を切らすことなく、独身生活を謳歌しておりました。

20代後半で出会い系アプリにはまり、3,4個のアプリを使用し、女性をご飯に誘い、その後に大人の関係になれる人を探しており、計20名ぐらいの方とお会いしました。

彼女探しで会っているときは基本的にはお食事やデートをしていました。

大人な関係を希望しているときは基本的には居酒屋等でお酒を少々飲み、そのまま自宅やホテルを訪れることが多かったです。

お酒の力を借り、飲食店で良い雰囲気を作り、そのままお持ち帰りをすることが多かったです。

飲食店は個室のお店をこちらで準備してキスまでは大概出来ました。

また、ドライブなどで運転は私でお酒好きな女性を助手席に乗せていると勝手にお酒を横で飲み、勝手にムラムラしてご奉仕をされるという事も多々ありました。

今現在はこのような遊びはしておりませんが若かりし頃の楽しい思い出です。

宴席においてのお客様からの仕事の対する評価~桜BARお酒の席のお話~

仕事の評価

勤め始めてまだ間もない時に任せられた仕事があった。

いろいろあったがやっと与えられた仕事も完了した。

この仕事の打ち上げの際に、お客様から自身が主導した仕事に関して、高い評価を頂戴した。

普段は難しい顔をし真面目な話しかしない方であったが、酒の力もあったのであろう。

笑いながら私を褒めてくれたことが意外でもあり非常に嬉しかった。

思わず、泣きそうになり目頭を押さえたままトイレに駆け込み泣いた記憶が今でも自分の中では非常に価値のある思い出である。

もちろん、お客様は私が感激して泣いたことを理解されていた様子で、落ち着いた段階で改めて、何が良かったのかを順序だてて分かり易く説明して頂けた。

また、その後に今後の期待を込めた課題もお話し頂けた。

これは、その後の自身の仕事に対する方向感が整理できる大きなきっかけとなった。

酒の席ではあったが、本当に貴重で真摯な言葉を沢山頂くことができる場であった。

以上が、私の酒の席での一番うれしかった話である。

飲み会でのいつものアホ飲みから嬉しかった出来事~桜BARお酒の席のお話~

信頼できる後輩

私の職場では定期的に飲み会があるのですが、体育会系のノリでいつもコールが始まるとバカみたいに飲み、その後二軒目でカラオケに行くのが恒例となっています。

その日も同じ様に飲み会があり、コールが始まりアホみたいにどんちゃん騒ぎをしていましたが、その日は少し普段と違い、後輩と仕事の話をする機会が多く、普段あまり話さない後輩から話しかけてくれました。

それだけでも嬉しかったのですが、普段から優しく接してもらって感謝していると伝えてもらえた事は嬉しかったです。

また別の後輩は普段かなりタメ口で少し生意気だと感じる場面もある後輩でしたが、もうその子も10年目で後輩も多く、自分の立場やプライドから、私の言った意見に対して噛みついてくるのかなと考えていました。

その後輩は話してみるとずっと信用できる先輩なので、甘えたり頼る気持ちからたまにキツい事を発言してしまうのは本当に申し訳ないが、信用できる人だからこそだと言われ、自分の中に感じていたモヤモヤが消え、その後輩とは飲み会が終わってから打ち解けたように感じます。

最後に揉んだのは、昔お局様と言われ重役になった彼女の胸~桜BARお酒の席のお話~

お局様と呼ばれた女性

新卒で就職した会社を、30歳で中途退職しました。

特に仕事が嫌いとか人間関係が嫌だと言う訳でなく、次にやりたい夢があり前向きな退職でした。

引継ぎもしっかり行い、会社の同僚が盛大に送別会を何回か開いてくれました。

その送別会で、自分は女子社員の胸を全員揉んで退職するという決意をしていました。

今なら大変な問題になりますが、当時はまだ笑って許してくれる時代でした。

順調に計画は進み、遂に支店の「お局様」と称される女性社員一人となりました。

送別会の最後の日に彼女も出席してくれる事になり、他の仲の良かった女子社員の協力もと彼女の隣の席を確保して、なんとか最後に計画を遂行する事に成功しました。

その瞬間、一同拍手で喜んで頂き、大変嬉しく大満足の飲み会となりました。

何十年かして、その会社のホームページを見る機会があったのですが、なんとその女性は本社で執行役員となり活躍されておりました。

彼女が当時の事を覚えているのか分かりませんが、自分にとっては良い思い出です。

卒業式後の謝恩会で先生に目をかけられていた私が泣きそうになった話~桜BARお酒の席のお話~

先生

二十歳を過ぎてから何度かお酒を飲むことがあってもすぐ頭が痛くなったり、泥酔してはろくなことをやらかさない家族たちのことを見ていた影響で今でもお酒は好きではありませんが、唯一私が嬉しくて暖かい気持ちになった酒の席の話です。

専門学校を卒業するときにお世話になった先生方とともに謝恩会を行いました。

正直出るまでは気が進まずやだなと思っていたのですが、お世話になった先生方にお酌して回っているうちにある先生のところでふっと呼び止められました。

私は大輔という名前なのですが、「大ちゃん、ちょっとそこに座れ」と先生がおっしゃるのです。

「おれは大ちゃんが好きや。なんでもっと最初から頑張らんかったんか?おれは期待しちょったんぞ。なんで最初から本気を出さんかったんか?頑張れよ」と肩をたたいてくださいました。

成績がけしていいほうではなく、むしろ綱渡りでギリギリまで勉強に打ち込むことができず、進路に悩んでもがきながらようやく国家試験が終わって、その上でのその先生のお言葉は本当にしみました。

あまりにしみすぎて、卒業式では一滴も出なかった涙が危うく出そうになりました。

結局出なかったけれど。

その他にも、教師と学生という壁がその日だけは消えて、ざっくばらんにお酒を飲めたことを思い出します。

「大輔。仕事も音楽も両方やれ。両方頑張れ」と言ってくださった先生もいましたし、私にとって唯一良いお酒の席だったなと思っています。

普段は怖い女店長だけど意外な一面が。お酒に感謝~桜BARお酒の席のお話~

尊敬する店長

私はこども写真館でアルバイトとして働いています。

働き始めて一年ほどが経ちますが、覚えることが多くまだまだ未熟者。

始めたばかりのころは、分からないときや不安な時すぐに店長に質問しに行ってしまい、たくさんご迷惑をおかけしていました。

忙しいときはピリピリしていらっしゃるので、今も冷たい口調や目で返されたりすることもあります。

私は自分で仕事ができない奴だと自覚しているので、テキパキしている店長には嫌われていると思っていました…。

ですが、無視は絶対にしない&丁寧に教えてくれる強い女性で尊敬しています。

さて、店舗の社員とアルバイト4人で初めて飲みに行った時のことです。

1月末の寒い日でした。

私は仕事場でプライベートな話をしたことがなかったので、結構緊張していました。

店長ともう一人の社員さんは普段からお話されているようで、その二人を中心に会話が弾み、時間が過ぎていき…。

というところで、店長が私に話しかけてくれました。

「〇〇ちゃんって、不思議ちゃんって言われない??」 突然の質問にびっくり。

実は小学生のころから言われ続けていたので、よく言われます(笑)と答えました。

「だよねえ、こないだの~~~って言ってたのもめっちゃ面白くて笑ったもん!」 褒められているのか怪しいですが、その後も〇〇ちゃんって、と私のことを聞いてくれたりと楽しくお話することができました。

実は、店長は仕事中私のことを「〇〇さん」とさん付けで呼んでいます。

なので、その日何より嬉しかったのは「〇〇ちゃん」とちゃん付けで呼んでくれたことです(笑)。

店長の学生時代についても聞けて、やっと仲良くなれた気がした日でした。 また「〇〇ちゃん」って呼んでもらうのが楽しみです。

沖縄の夜の出来事、至福の感覚に包まれた晩酌~桜BARお酒の席のお話~

沖縄

その日私は旅先の沖縄の民宿で晩酌を楽しんでいました。

南国の夜風に乗って庭からは甘い花の香りがしていました。

泡盛をコップにちびちびと、ひとり静かな思索に耽っていました。

するとそこに小さな足音が近づいてきました。

宿の小さな子供さんです。

「おじさん、何してるの?」無邪気な声に、一人酔いを堪能していた私は一瞬いら立ちを覚えました。

しかし子供の純真な眼差しに、そんな気持ちもすぐに溶けてしまいました。

やがて女将さんも加わり、南国特有の緩い空気の中で雑談が始まりました。

子供の質問に答えたり、沖縄の風物について女将さんに教えを乞うたりしているうちに、どこからか穏やかな幸せ感が私を包み込んでいきました。

一人酒に酔うのとはまた違う、心の底からほっこりするような温かな気持ち。

それはひとりじゃない、といった安心感なのかもしれない…初めての場所で出会った他者の存在に、私自身が溶け込んでいくようでした。

壁のない至福の嬉しさに包まれました。

後にも先にもこれっきりで、本当に不思議な体験でした。

ここ沖縄に来てから、こうした偶然の出会いに何度も恵まれている。

辺鄙な場所に旅をするからこそ、日常の発想を離れた新鮮な気づきがもたらされるのだろう。

明日への活力をもらったようで、夜風に包まれながらしばし、そんな思いにふけっていた。

飲み会で掛けてくれた、優しい一言に救われました~桜BARお酒の席のお話~

優しい上司

旦那の会社の飲み会に呼んで頂いた日のことです。

私は元々お酒があまり好きではありません。

すぐに眠たくなるので普段から飲まないようにしています。

その日も、私の運転で飲み会まで行った為、もちろんひと口もお酒は飲みませんでした。

会場は焼肉店で、皆さん楽しそうにお酒を飲まれていました。

旦那がビールを注文し、私がソフトドリンクを頼むと、社長さんから「飲めないの?」と聞かれ、少し申し訳ない気持ちになってしまいました。

というのも以前、別の飲み会に参加した際に「飲みなよ!せっかくだし、ノリ悪いよ?」などと言われた経験があり、少しトラウマになっていたのです。

ですが、今回の飲み会では、その社長さんから「じゃあ、今日は僕も少し控えようかな。あんまり酔ってる人に絡まれるのも嫌でしょ?楽しく話したいからね」と言われ、なんて優しい方なんだ!と、とても嬉しくなりました。

そこからリラックスしていろんな方とお話でき、社長さんにも優しく話しかけていただいたので楽しいひと時を送る事ができました。

飲み会の場で皆んなが楽しめるようにと気遣える方がいて、とても救われました。