元彼と二人きりのお酒の席での忘れられない会話~桜BARお酒の席のお話~

元カレ

私と元彼との、話です。

まだ20代だった私は、初めて一緒にお酒を飲んだ日から何度か、元彼とお酒を飲む機会がありました。

最初はお互いに遠慮していても、だんだん慣れてくれば、自分のペースで飲み始めたのを覚えています。

二人きりで飲む酒は、家族や友達、いとことは違う思いがありましたね。

同年代ということもあり、趣味の話で盛り上がったりとデートの時間が楽しくて、いつしか私自身、「この人とずっと一緒にいたら楽しいんだろうな…」と思いはじめて、お付き合いから3年目くらいから将来の事を意識し始めました。

そしてある日のデートの日、相手だけが酒を飲んでいる時、「結婚したいね。」と言われました。

相手と同じ気持ちで嬉しい私ですが、「酔っているの?」と聞いてしまいました。

すると相手は、「うん、多少ね。」と照れくさそうに言いながらも、目は本気でした。

一緒にいる時間が長いからこそ、お互い、ふと将来のことを考えたのかもしれません。

お互い、別れてしまいましたが、この思い出は、私の中でいつまでも忘れられない思い出です。

家で傲慢な父親の会社での本当の評判を知った~桜BARお酒の席のお話~

傲慢な父親

もう20年以上前の話です。十数年前に定年退職し、今は家でゴロゴロしているだけの父ですが、その頃は某一部上場企業で重役として働いていました。

その頃の父は、家にはほとんどおらず、いても家族と口も聞駆子とも少ないような人でした。

何か話したとしても、それは自分がしたいことを伝えるか、家族への不満を口にするというくらいで、正直、父が家にいると家族みんなの息が詰まるようでした。

それでも、家族のために懸命に働いてくれることは知っていましたし、家族はみんな父を尊敬していました。

家族の心配としては、会社で偉くなってはいるけれど、周りとうまくやれているのだろうか、部下に嫌われてはいないだろうかというものでした。

そんな時、私はたまたま父の会社のそばで開かれた飲み会に参加することになったのです。

私たちがテーブル席で飲んでいると、奥の座敷の会話が聞こえてきました。

耳に入ってくる言葉をなんとなく聞いていると、時折出てくる社名から、その人たちが父の会社の社員だとわかりました。

つい聞き耳を立てていると、会話の中に父の話が出てきたのです。

珍しい苗字で、役職も同じことから、その話が父の話であることは間違いありません。

いったい、どんなことが話されているのだろうか。

馬鹿にされたり、罵られたりしないだろうか。

そんなことを思いながら話を聞いていると、「あの人の下で働きたい」とか「あの人が社長になってくれればいいのに」とか、とにかく父がべた褒めされていたのです。

私はそれが嬉しくて嬉しくて、涙を零しそうになってしまいました。

その日のお酒が最高に美味しかったのは言うまでもありません。

美人な先輩が酔うと、まさかのキス魔になった話~桜BARお酒の席のお話~

キス魔

ある日の夜、新入社員である私を含めた数人を祝うために、会社側が飲み会を催してくれました。

私は初めて会う先輩や偉い人に怯えながらお酒を楽しんでいたのですが、次第に酔いが回り、新入社員同士で会話が弾むようになりました。

そうしていると、新入社員でまとめられたところに美人な先輩が加わってきました。

先輩は私たちの不安や悩みを聞いて共感してくれたりアドバイスしてくれたり、楽しい話題を提供して話も盛り上げてくれたりと、飲み会を更に楽しいものにさせてくれました。

しばらくして、先輩がこちらを見ていることに気づきました。

何か飲みたいものでもあるのかと思いメニューを取ろうとしていると、私の頬に先輩がキスしてきました。

先輩は酔うと周りの人にキスやハグをしたくなる、キス魔だったのです。

驚きと嬉しさで固まってしまった私と、更にキスをしようとしてくる先輩という光景に、周りの先輩たちは「またやってる」といった様子でした。

私も先輩も女性ですが、美人からのキスは性別関係なく嬉しいものだと気づけました。

飲み会の翌日、先輩が申し訳なさそうにこちらに謝罪してきたのも含めて嬉しかった話です。

飲みニケーションで上司と意思疎通を図れたこと~桜BARお酒の席のお話~

上司とのコミュニケーション

会社で部署異動が発生しました。

私が移動先となった新たな部署の上司は、いわゆる昭和の男という方で普段の仕事においては、無口・頑固一徹という表現が合うと思います。

二人で営業の外回りに出掛けた際は、昼食をともにしますが、私から数回は話を振りますが、会話が続かず微妙な空気感の中で無言の食事となってしまっていました。

そんな時に所属部署全体の送別会が開催されました。

私も、もちろん参加し、飲み会の会場であるお店に行くと上司の姿も見えました。

約30名近い参加者のもと送別会が始まりました。

みんな大いに盛り上がり、私も美味しいご飯とお酒で楽しい時間を過ごしていました。

そんな時に、私のテーブルに上司がビール瓶を持って来られました。

普段は無口な上司ですが、この時はお酒も入っているのか笑顔でお酒を注いでまわっています。

私にもビールを注いでくれて、それから二人で少しプライベートのことも含めて会話をすることができました。

上司の趣味はプロ野球観戦ということで、高校野球経験の私と野球談議で盛り上がることができ、さらに仕事についても上司の考えや想いを聞くことができ、最高に嬉しかったです。

この送別会に参加して本当に良かったと今でも思っています。

上司が私の異動を推薦してくれた理由について~桜BARお酒の席のお話~

上司からの推薦

お酒の席で嬉しかった話を記載させていただきます。

私が異動する時に、送迎会としてチームで飲み会をしてくれることになりました。

大都市への異動でしたので、仕事が大変になることや住んだことのない地域だったこともあり、不安があったことを覚えています。

飲み会の時に、上司から私の異動を推薦してくれた理由を聞くことができました。

普段の仕事振りを確りと見てくれていたこと、もっと能力を高めて大きな舞台で活躍して欲しいことなどの理由があったことが分かりました。

それを聞いて嬉しく思いました。

さらに嬉しく思ったことがあり、それは私の人間的な部分を好意的に評価してくれていたことでした。

目上の人間から、自分の本質的なところを褒めてもらえたことは、なかなか無かったので、この人の上司で良かったと思いました。

その後、異動先でも上手く仕事をすることができ、上司から推薦して良かったと言ってもらえたので、さらに仕事を頑張ろうという気持ちになりました。

お酒の席での喜びに満ちた感動的なエピソード~桜BARお酒の席のお話~

飲み会での絆

私は友人との楽しい飲み会で、思い出に残る喜びに満ちた瞬間を経験しました。

その日は特別な機会で、皆が笑い声を響かせながら楽しい時間を過ごしていました。

私たちはおいしい料理を楽しみながら、心からの笑いと交流を共有していました。

お酒の力もあり、雰囲気は一層盛り上がり、笑いが絶えませんでした。

その中で、友人がサプライズで私に感謝の気持ちを伝える言葉を贈ってくれました。

彼女は涙ながらに、長年の友情と支えに感謝していると語りました。

その瞬間、私の心は温かさと幸せで満たされました。

周りの友人たちも感動し、温かい言葉や笑いで祝福してくれました。

その場にいる全員が笑顔に包まれ、心からの喜びが広がりました。

このエピソードから、お酒の席は単なる飲み会以上の意味を持っていることを感じました。

それは友情や絆を深める場であり、思いやりと感謝の気持ちを伝え合う特別な瞬間が生まれる場でもあるのです。

私たちが過ごした楽しいお酒の席は、人生の中で大切な瞬間となりました。

お酒の力で笑いや感動を分かち合い、心を通わせることができたのです。

これからも、お酒の席での喜びや感動を大切にし、友人との絆を深めていきたいと思っています。

お酒がつなぐ人々の笑顔と幸せな時間は、私にとって宝物です。

お酒の席で涙が出るほど嬉しかった女性先輩社員からの言葉~桜BARお酒の席のお話~

女性の先輩

会社の女性陣との飲み会(20名程度)での出来事です。

様々な先輩女性社員から、「後継者として期待している」と言っていただいたことです!普段業務で一緒にならない先輩からもそんな言葉をいただけて、日々コツコツ取り組んでいる努力をいろいろな人が見てくれていること、そして認めてくれていたことに涙が出るほど嬉しかった記憶があります。

会社の男女比率的に8割が男性の会社で、男性社員と共に仕事をして褒めていただけることは沢山ありました。

しかし、当時は20代の若手社員だったこともあり、男性社員からの評価だと、仕事への評価なのか若い女性だから甘めの評価なのかが分かりませんでした。

その点、女性社員の評価はドライでシビアです。

普段そこまで褒めていただく機会もなかったので、なおのこと「お酒の席で出た本音」という感じがして嬉しかったです。

その後よりヤル気もみなぎり、懸命に働きました。

結婚、子育ての都合上今では退職してしまった会社ですが、その時に教えていただいたことは今に生きています。

コンパを無断キャンセルの女子に代わって実習生と飲み会~桜BARお酒の席のお話~

コンパ

私が学生の頃の飲み会の話です。

当時は女子大に通っていて、同期の友達と食事をした後に飲んで帰ることも度々ありました。

ある時いつものお店に行って飲んでいると、見慣れない男子グループがいてちょっと気になりました。

あちらも同じだったようで声を掛けられました。

話を聞くと彼らは商船学校の実習生で、数週間ぶりの下船だということでした。

当時は寄港地の女子大などの学生とコンパをするのが楽しみだったようで、先輩から引き継いだ連絡先などの女学生と約束をしていたそうですが、その時は無断ですっぽかされたようで残念がっていました。

私たちはその話を聞いて思わず「同じ大学の者としてそんな失礼なことをする学生の代わりに謝ります。」と言いました。

彼らは喜んでくれて、せっかくの縁なので一緒に飲もうということになり、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

私が通っていた学校は観光地にある事もあり、訪れた人に良い思い出を作ってもらいたいという気持ちがあったので、約束を裏切る学生がいるなんて驚きでしたが、その埋め合わせが出来たのかなと思うと嬉しかったです。

入社したばかりの職場飲み会で堅物メンバーと楽しいお酒タイム~桜BARお酒の席のお話~

堅物上司と飲み会

入社したばかりで同じチームメンバー以外はほぼ話したことがない時期、職場全体で飲み会がありました。

失礼ながら見るからに堅物の方が何人かおられ、飲み会参加が嫌でした。

飲み会当日、私は堅物メンバー多めのテーブルになり、益々気分が下がります。

気を遣いながら堅物メンバーにも仲の良い人にも平等にお酒を注いで回りました。

すると堅物上司が「そんなに気遣わなくていいよ、大変でしょ。知らない人ばかりなだけで疲れるから、はっちゃけちゃえー」と、まさかのお言葉をいただき、気が楽になりました。

正直、あんな堅物の人が「はっちゃけちゃえー」なんて言ったことに驚きです。

更に別の堅物キャラな同僚も「気遣わなくていいよ。この職場の人、お酒の席での言動はぜーんぶ忘れるから本当に大丈夫。それよりもせっかくだから飲み倒して」と言ってくれました。

堅物で話しにくいと思っていた人ほど、私が緊張して気を遣っていることに気付いてくれて、明るい言葉をかけてくれて嬉しかったです。

親しみも持てるようになり、職場での緊張がほぐれ、素敵な会社生活へのきっかけとなるお酒でした。

お酒の席での軽い失敗で怖かった先輩が優しかった話~桜BARお酒の席のお話~

怖かった先輩

私が入社した時に、部署にとても仕事に厳格で、私の勉強不足で毎回色々教えてもらっていた50代の先輩がいました。

その先輩は他の先輩にも「これなんでやっているの?理由あるの?」など根拠を突き詰める方で、その当時の私はとても怖かった印象があります。

しかし職場の忘年会にてその先輩とお酒を飲んで話す機会がありました。

いつも飲み会に来ない先輩が来て、緊張した私は先輩のお酒のグラスが空になっていないかを気にしながら飲んでいましたが、「そんなのしなくていいよ。楽にしなさい」と言われて、お酒を少し多めに飲んでしまいました。

酔っぱらってしまい、その時はあまり覚えてなかったのですが、先輩に「実は怖いと思ってます」とストレートに言ってしまったことを他の先輩から笑いながら言われ、私は青ざめました。

先輩に無礼を早速謝ると「大丈夫だよ。あんなに真っすぐ言われて、笑っちゃった。でもちゃんと頑張ってるのわかっているから怖がらなくても大丈夫だよ」と初めて褒めてもらうことが出来ました。

怖い先輩からお酒の席での失敗で認めてもらっていたのがわかった話でした。