普段無口な先輩がびっくりするほど饒舌だった話~桜BARお酒の席のお話~

私の席の前に座っている、40歳くらいの営業の先輩がいます。

チームも別なので普段はあまり話しかけたり相談する間柄でもないですし、声も小さく少し絡みづらい雰囲気の方です。

飲み会をやってもそこまではしゃぐタイプでもありませんでした。

普段は来ることはないのですが、とある年の忘年会に社長が同席する機会がありました。

その時の先輩の変貌ぶりがすごく、ずっと社長に畳みかけるように話しかけたり笑わせたり、お酌をしたりと、違う人かとびっくりするほどのテンションでその場を大いに盛り上げ始めました。

後々聞いたら、もともとそういうタイプの人(偉い人の前ではうまく立ち回る)だったようなのですが、この忘年会のタイミングまでまったく気づきませんでした。

社長が説教モードに入ってもうまく話をそらして、周りが変な空気にならないように誘導したり、翌日はまたしら~っとした雰囲気で黙々と仕事をしていました。

そんな先輩は、今ではかなり昇進して相変わらず役員に可愛がられているようです。

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