合コンからの思わぬ出会いで遠距離恋愛に発展した話~桜BARお酒の席のお話~

遠距離恋愛

3年前、合コンに誘われて待ち合わせ時間に余裕があり外で時間をつぶしてました。

ベンチに座って待っていると1人の男性が話かけてきました。

「県外から来たんやけど、一緒に飲める人捜してるんだけど良かったらどう?」ナンパでした。

私はナンパされることが嫌なことと、この後合コンがあるから無理と断ったのですが、しつこく挙句の果てにLINE教えてくれたら帰ると言われたので、しぶしぶ教えることにしました。

そのあとの合コンは女性メンバーは全員初対面、男性メンバーは職場の同僚同志ということもあり微妙な空気のまま終わりました。

家に帰りスマホをみるとナンパ男からLINEが入っていて、後日仕事終わりに居酒屋で二人で飲みに行くことになりました。

会うの2回目なのに、お酒の力もあっていろんな話をしたり笑ったり楽しい時間を過ごしてあっという間に時間が過ぎていきました。

お会計を済ませ、帰ろうとしたとき、彼から「(私と)一緒に過ごして楽しかった、また会ってほしい」と言われました。

すごくうれしかったです。

後日仕事終わりに会って、デートを何回かして付き合うことになりましたが、彼は県外の人でそのあとはなかなか連絡とるのが難しく、会えても2か月に1回と少なくて最終的には別れることにはなりましたが、今ではすごく良い思い出です。

ほとんど話したことのない社長から言われた事~桜BARお酒の席のお話~

冷静な社長

以前勤めていた会社の社長はとても厳しく真面目な人でした。

毎朝誰よりも先早く出勤し掃除をして、仕事に取り掛かる。

社員のミスには厳しく指導するような人。

特に社内での上下関係には厳しい人でした。

社長に用事がある時は必ず直属の上司に許可をとってからというもの。

基本は上司が社長に話をするので、下の立場の人が社長と直接話す機会もありません。

社長は飲み会等にもほとんど参加しない人だったので、顔は見かける事があっても話す事は稀でした。

入社して3ヶ月経ってから、会社設立30周年記念パーティが行われました。

下っ端の私はパーティに参加というよりは裏方仕事でした。

受付をしたり、スライドのコントロールをしたり、パーティ中に会場で飲み食いする事は無かったのです。

その日は無礼講とばかりに皆お酒をのみ、気持ち良く酔っていました。

最後の方で社長から一言コメントをしてもらう予定でした。

社長は社員に対する感謝の気持ちや会社への愛情を肩っていましたが、お酒の勢いもあったでしょう。

いつも冷静な雰囲気の社長が熱く語り始めました。

「うちの社員は本当によく頑張っている、皆は気付かないかも知れないがこの会の最初からずっと裏方で頑張っていた〇〇君(私の名前)みたいな社員に支えられている事を忘れてはならない、皆は帰りに〇〇君にちゃんとお礼を言うように!」とのコメント。

普段は話す事の無い社長なのにしっかり見てくれていたんだと感動してしまいました。

店のみんなにお祝いしてもらった事がとても感動した~桜BARお酒の席のお話~

サプライズ

良くあるあるなのかもしれませんが、以前友だち数人と一緒に、おしゃれなカフェバーに行った時の事です。

久しぶりに会う高校の同級生と昼間から遊んで、夕方からカフェバーに行くことになりました。

特に予定していたわけでもなく、友だちがスマホで調べて近くにあった店でした。

久しぶりの再会という事もあり、かなり気持ちが盛り上がりだいぶ良いが回ったころ、急に店内が暗くなり、おしゃれな音楽が流れ始め、カウンターの奥からプレートに花火がついたデザートが運ばれてきました。

そして私の目の前にデザートを置き、「○○さんお誕生日おめでとうございまーす。」と言って誕生日の歌を」歌ってくれました。

友だちも店内にいたお客さんもかなり酔っているせいもあって、みんなで大きな声で誕生日の歌を大合唱し、おおきな拍手で祝ってくれました。

友だちがトイレに行くふりをしながらこっそり誕生日プレートを注文してくれていたのです。

何より久々の再会でもちゃんと誕生日を覚えていてくれた事が何より嬉しくてその後も思い切り飲んで、騒いでしまいました。

人生初のモテ期到来!?勘違いでも心地よかったバーベキューの夜~桜BARお酒の席のお話~

バーベキュー

10年以上前の話になりますが、オーストラリアに短期留学していた時の話です。

当時自分のことを誰も知らない環境に行って英語を勉強したい!と意気込んで単身オーストラリアに短期留学に行きました。

なるべく現地の方と交流して英語をガンガン勉強するぞ!と意気込んでいたものの、 周りは同い年くらいの日本人ばかりで、ついついつるんでしまって学校が終わった後や週末は毎日のように日本人と遊んでいました。

出身地も大学もばらばらの人たちが集まるですが、日本人という共通項があるためかすぐに仲良くなることができたし、日本にいたら絶対仲良くなってなかっただろうなといういろんなジャンルの人と友達になることができました。

男女10名ずつくらいで学校の同期の卒業パーティーみたいな感じのバーベキューパーティーがあったのですが、若さゆえかノリなのか、この中で付き合うなら誰がいいか?誰が一番モテるか? みたいな話題がどこからともなく上がって盛り上がっていました。

普通ならそこで終わるところですがお酒のせいもあったのか、じゃあ実際にアンケートを取ろうということになりました。

僕が当時通っていた日本の学校は比較的まじめな子が多かったので、このようなザ・男子!みたいな飲み会はあまりなく、 面白いなぁなんて思いながら参加しました。

ルールは簡単で、男子は全員目をつぶって一列に並び手を前に出します。

そこで女子は自分がいいなと思う男子の手を触れていくというルールです。

男子側は、誰かに手を触れられれば少なくとも一人は自分のことをいいと思っている女子がいるということになります。

参加してるのは、ちょっとやんちゃな感じの男子もいれば東京の大学から来たインテリ系の男の子もいれば、自称歌手をやっているというファンキーな男子もいました。

僕はというとそんなに目立つ方でもないし、強いていうなれば優しいのと人当りがいいだけっていう認識だったので、せめて一人でも手を握ってくれれればラッキーくらいの気持ちで参加しました。

そして一列に整列する男子たち・・・ 「それじゃあ、女子は順番に気に入った男子の手に触れて~!」という合図のもとに審査(?)が始まりました。

ちょん・・・と誰か僕の手に触れました。

一人分くらいの間をおいてまた誰かが僕の手を触れました。

あれ? これ意外といけるんじゃね?なんて思ってるとそこから連続で僕の指に触れる感覚が・・・ ちょん、ちょん、ちょん・・・・おおー!!これはもしかして・・・! 気が付くと10人中8人くらいが僕に触れていました。

「ハイ終わり~」という誰かの掛け声のもと男子たちは顔を上げます。

「誰が触れられた!?」、「俺なんて一回も触れられてないよ!」、「俺も俺も!」てな感じで盛り上がってる男子たちの横で、一人にやにやしてる僕・・・ 最終的に何人から触れられたかは、ほかの男子には公表しませんでしたが、生まれて初めてモテ期が来たと思えた飲み会でした。

ちなみにその後はいうとその女子たちの中の誰とも何もなく、帰国しました。

社内での上司、同期からの評価で嬉しかった事~桜BARお酒の席のお話~

チームワーク

私は普段営業職で一番の下っ端の為、普段から多くの雑用業務を任される事があります。

数字を取らなければ怒られる事や、給料面に影響をしますが、文句を言わずむしろ周りに細心の注意を払いながら日々雑務をこなしておりました。

基本みんなが嫌がる事を文句も言わず仕事だからと割り切りむしろより完璧にこなす事で仕事を楽しむようにしてました。

そんな様に働いているある時忘年会で上司や同期が居る席に呼ばれお酒を飲む事がありました。

普段は褒められることもなくただ雑務を押し付けてきたり、特に評価をされる事が無かった上司から私が居る事で会社に居るみんなが働きやすくなり他の営業の仲間、チームが数字を取れているのだと褒めてくれました。

ただ、それだけではなく、実際に同期からも私のおかげでスムーズに事が進み契約も取れたなどの話をされ、今までしてきた事が嫌なだけでは無かったと思い嬉しかったです。

それだけでなく、決算の際に役員賞で選ばれ結果給与面等も良くなりました。

今までの行った事全てが良く褒められとても嬉しかったです。

若い頃に仕入れ先の技術課長に飲食の席で褒めてもらったこと~桜BARお酒の席のお話~

仕事で飲食

私はある電子デバイスメーカーの技術者・技術管理職を長く勤めて来ました。

電子デバイスメーカーではありますが、複合部品等の生産販売もしていた関係から、より材料系に近い電子部品メーカーから仕入れもしていました。

仕入れる部品を選定するのは、多くのメーカー品を比較検討し、購買部門と共に技術部門が行います。

そのために、メーカーの工場に足を運び、技術者から製品の説明を受けたり、工場見学する事もしばしばあります。

ちょうど私が技術課長として管理職になったすぐに、ある部品メーカーを訪れました。

その会社は遠方の為、日帰りでは無理なために、一泊二日の出張で訪れました。

この時、夕食時を同行した営業所の方と、その会社の2つの事業部の技術部門のベテラン課長と飲食しました。

その際に、先方のベテランの技術課長から、私が研究熱心・仕事熱心である事にお褒めの言葉を頂いたのです。

私は先方にとってはお客様ですが、2人の課長さんは、お客様としてではなく、若い技術者としてかつてより接して下さっていた方です。

その会社を背負うと評判の高い2人の先輩技術者から、始めて褒めて頂い事が、その後の会社生活でも長く励みとなりました。

30年振りの再開に好き好き光線全開のいたいオバサン ~桜BARお酒の席のお話~

同窓会

昨年夏に、高校時代の同窓会がありました。

主人が転勤族なため、地元を離れて転々とし、高校時代の友達とは疎遠になっていました。

久々に会った友達と一頻り盛り上がったあと、何人か当時の先生方がいらっしゃっていて、花束贈呈などをしました。

私はそのとき、ある人を探していました。

当時大好きだった男子です。

見つけた時は一目でわかりました。ぜんぜん変わっていなくて、相変わらずみんなの人気者。

違うクラスの人には全く覚えられていなかった自分と違って、彼の周りには人だかりでした。

彼と私は同じ部活でした。

私が思いを寄せていたことなど知るよしもなかったでしょうね。

なんとか話したいと思っているうちに、花束贈呈の時間になったわけです。

ラッキーなことに私のクラスの担任の先生がいらっしゃっていて、私が花束を渡すことになっていました。

私の名前が呼ばれた瞬間、彼が気づいてくれたのがとても嬉しかったです。

そのあと一緒に話をしながら乾杯し、昔話に花が咲きました。

実は彼と話す前に、ビールやハイボールをかなりのんでいて、よけい饒舌になっていた私です。

その後の二次会では、カウンターで1人ワインを飲もうとしていた私の隣にやってきて、あわや手を握られそうになりましたが、私の手には結婚指輪が…。

でも、一緒にワイングラスで乾杯し、目からは好き好き光線をたくさん出してしまったわたしです。

もちろんその後は何もありません。

でも、冥土の土産になりました。

私の好きな人が実は私の事が好きだった事が判明 ~桜BARお酒の席のお話~

告白

会社で一緒に仕事をしている男の人を好きになったのですが、仕事中はとてもクールでとても私に対してなんとも思っていない感じでした。

というか、誰に対してもちょっと冷たい対応だったので脈はないと思っていました。

会社の飲み会の時にその人も出席すると聞いたので、この機会に趣味とかいろいろ聞こうとワクワクしていました。

なぜかというと、仕事の時は全然プライベートな事を話す雰囲気ではなくいろいろが謎だったのです。

飲み会の時は、定番のくじ引きになりその人の隣りになることを祈っていいたのですが叶わず、でも、友達が隣をゲットしたのでイイ感じに酔ってきた時に友達に話しかけるフリをしながら好きな人にも話しかけるみたいにしました。

会社ではとても冷たい雰囲気なのに、お酒に弱いらしく始終笑顔で話してくれました。

そこで、友達がいないスキに好きな人はいるのか聞いてみました。

そしたら、いるって返事が返ってきて途端に落ち込みましたが、誰が好きなのか聞きたい気持ちがわいてきて誰が好きなのか聞いてみました。

その時恥ずかしそうに私を指さしてくれたのです。

イッキにテンションが上がり幸せでニヤニヤが止まりませんでした。

これが私のお酒の席で嬉しかったことです。

酔ってもマナーは忘れない。女性としてずっと守っていきたい事 ~桜BARお酒の席のお話~

盛り上げ役

20代後半、OLとしてバリバリ働いていた当時の私は、積極的に会社の飲み会に参加していました。

お酒はなんでもいける口で、酔ってもやっかいな酒癖はなく、顔にも出ず、せいぜい喋り上戸になるくらいだったので、盛り上げ役として誘われる事も多かったと記憶しています。

職場は男性率が圧倒的に高く、それゆえ、女性社員の参加は常に必要とされていました。

そう言った状況を苦手と感じる女性多かった中で、私は仕事の一環として、割り切りながら盛り上げ役を買ってでましたが、内心は女性として傷付く言葉も受けました。

そんなある年の忘年会の席で、普段ほとんど話す機会もない社長が偶然私の隣に座り、掛けてくれた言葉が、「食べ方がとても上品で美しい。食事のマナーがしっかり備わっているんだね。」でした。

食事のマナーは幼少期から両親にをしっかり教えられてきたので、その一言が心に刺さりました。

私自身も意識していなかった振る舞いををさりげなく見てくれている人がいるんだな、と感動しました。

酔いが回っていた、どんちゃん騒ぎの忘年会での嬉しい思い出です。

素敵なお手紙とハンカチをくれたもう一度会って話がしたい課長 ~桜BARお酒の席のお話~

素敵な手紙

更衣室でのおしゃべりがなんとなく苦手で、いつも他の人より早めに出社していた私。

仕事が好きとか、やる気一杯というわけではなくてただ、それだけの理由で少し早めに着替えて、部署へ向かっていました。

途中の棚に置いてあるパンフレットの束を整えたり、軽く掃除をしたり、皆のパソコンの電源を付けたりということを、私が考えたわけではなく、部署の決まりで先に来た人がやろうね、ということだったのですが、当然私がいつも1番だったので流れ作業のようにこなしていました。

それを見ていた隣の課の課長が、ある懇親会の時に「いつも頑張っていますねー」とおっしゃってくださり、とても驚きました。

それをきっかけに初めて色々とお話をさせてもらったのですが、本当に嬉しかったです。

私は課長の席とは遠いし、見られているとも思っていなかったし、そもそもやる気があってやっていたわけではなかったのですから。

その課長の退職と、私の退職が近く、合同で送別会を開いて頂いたときに課長から素敵なお手紙とハンカチを頂きました。

もう10年以上経ちますが、今でも大切にしています。