新人が忘年会で先輩方を泣かしてしまった苦い思い出~桜BARお酒の席のお話~

忘年会

アパレル会社に入社して1年目です。

女性がたくさんいる職場で、エリアで大集合する忘年会はとても華やかな雰囲気でした。

私自身は学生時代から割と冷めた性格で、友達は多い方ですが女性の群れがあまり好きな方ではありませんでした。

ただ、そういう職場なので嫌味な女性特有のネチネチとしたやりとりを見る機会もたくさんあったのですが、その度に「うざいなー」とは思いつつスルーして、自分を保っていました。

そして忘年会の日。

二次会へと移行し、各店舗の店長達だけ別で飲み直すことになったのですが、なぜかそのうちの何人かが私のことを光栄にも気に入ってくださっていて、新人の私もなぜかその中で飲むことになりました。

酒の席で聞こえてくる話は、スタッフの愚痴ばかり。

それはあっても仕方ないと思いながら、我慢して飲み続けていました。

しかし、スタッフのことを思っている風に喋りながら自分のことしか考えていない店長達にイライラしながら、我慢して飲み続け、飲み続け新人が先輩方に暴言を吐いてしましました。

「ええかっこしたいだけじゃないですか」「ただ信頼されてないだけじゃないですか」「そんなんで育つわけないじゃないですか」「ダサい」などなど泣いた人もいて、しまいにはその人に「うざい、泣くなよ」と何人かはその後すごく仲良くなって、残りの方には幸いにもいじめられたりもなかったのですが、完全に怯えられてしまう職場となりました。

お酒に強いフリをする男性を襲った酒豪女の魔の手~桜BARお酒の席のお話~

酒豪

忘年会でやたらお酒に強いフリをする男性っているのですが、会社の忘年会でやたら酒豪自慢する男性がいました。

日本酒が特に好きといい、乾杯から日本酒を頼み、チャイサーがわりにビールを頼んでいました。

以前私もその人とみんなで飲みに行った時にやたらお酒を勧めらて、勧められるまま飲んでいたのですが、帰りに彼はベロベロになってしまっていたのでそんな強くないことはわかっていました。

忘年会の日も女性社員の横を陣取り酒豪自慢を繰り広げていたのですが、彼の前に座っていたのは、私の友人の超酒豪の女性社員がいました。

見た目が可愛らしいので、彼女が飲めることは周りは全く知りませんでした。

しかもその友人は顔に似合わず男をいじり倒すのがすごく好きな悪魔な女子だったのです。

そんなことを全くしらない酒豪男子社員、忘年会中盤にはもう出来上がっていて、終盤になってお開きムードになった時に男性社員がトイレに行く際、豪快に壁に吐いていました。

本当に見事に噴水のように吐いていたので、周りは悲鳴に包まれていました。

そんな中友人を見ると、手を叩いて笑っているのを私はみてしまいました。

帰りに彼女に確認したところ、いじり倒して、飲ませまくったようで、嬉しそうに教えてくれました。

厳しいと思っていた上司のイメージがガラリと変わった~桜BARお酒の席のお話~

厳しい上司

私が印刷会社に勤務していた時、とても厳しい上司がいました。

新人だった私はいつも怒られていて、泣いてしまった時もあったんです。

飲み会にも参加しない人だったので、忘年会なんて参加するはずないって思っていました。

ですが、その年の忘年会に上司は参加したんです。

私は、なんとも気が重かったです。

もしかして、酔っぱらって説教でもされるんじゃないかって、勝手に想像していたんです。

ところが、酔っぱらった上司はとても朗らかで、日頃の厳しさが嘘のようでした。

私のこともすごく誉めてくれて、そのあまりの変わりように驚きました。

「いつも頑張ってるなぁ。俺は、ちゃんと見てるからなぁ」 まるで、青春ドラマのワンシーンのように上司は泣き出しました。

いつも、そういう風に優しくしてくれればいいのにと思いながら、私は嬉しくなりました。

私の頑張りを、ちゃんと見ててくれていたんだということが、よくわかりました。

それから、上司に厳しく言われてもめげなくなりました。

忘年会での幹事は思っている以上にやることが多い~桜BARお酒の席のお話~

大変な幹事

3年前、会社で忘年会をすることが毎年の恒例で、1年ごとに幹事が変わる流れで私に回ってきました。

正直、面倒な仕事が回ってきたなと思いました。

でもやるしかないということでまずはリスト作成をからとりかかり、出欠の確認。

忘年会シーズンなので、店の予約も大変だった記憶があります。

今まで利用した店でもいいのですが、違う店が良いかということで、予算内での店で何件か問い合わせをして、実際にお店に足を運び店員さんとコースや金額の打ち合わせをしました。

ここまででも中々時間がかかりました。

それから決まった場所と時間の案内の資料を作り、社員の皆さまへ案内。

当日の流れをイメージしながらいざ当日を迎えました。

私自身はそもそもお酒が飲めず口下手なほうで、当日の幹事に不安がありましたが、実際お酒が入ると皆さんで盛り上がってくれるので、思っていた以上に当日は楽しめました。

最近は飲まない人も増えてきている印象です。

ただ準備などを考えると、もう幹事はいいかなという感じです。

新年会でいつもはクールで厳しい課長が突然号泣~桜BARお酒の席のお話~

冷静な課長が泣く

僕が新年会の中で一番印象に残っているエピソードは、いつも冷静で厳しい課長が急に泣き出したことです。

それは僕が新入社員としての初めての新年会だったのですが、始まってから二時間くらいしてから課長が泣きました。

最初は課長はお酒が入ると泣く人で、周りの人たちはみんなこの光景に慣れているのかなと思いきや、他の社員さんや上司もみんな驚いた表情をしています。

支店長が思わず課長に声をかけると、「俺たちの会社がここまで復活したのがうれしいんですよぉ!」とさけんでまた泣き出しました。

実は僕の入った会社はかつて倒産しそうになった危機があって、課長はその危機を乗り越えるためのプロジェクトにおいてかなり重要な役割を担っていたということを後から知りました。

支店長も「そうだね、あのときは大変だったよね……」としみじみしているような、課長に引いているような微妙な感じの反応をしていました。

今でも新年会の旅に思い出す印象的なエピソードです。

新人の私がドン引きするほどのケチだった上司~桜BARお酒の席のお話~

ケチな上司

私が10年以上前に働いてたころの話です。

私の職場は少人数の職場だったのでその分みんな仲が良く、楽しく働けていました。

あるとき、12月の終わりごろに忘年会をしようと上司が言ってきてくれました。

居酒屋を予約してくれたのですが、都心部にあるおしゃれな居酒屋で値段もまあまあするところでした。

居酒屋について早速注文して飲食しながらプライベートな話をしていたのですが、普段は仕事の話しかしないため他の従業員のプライベートな話は新鮮で面白かったです。

しかし、上司だけはエピソードがいまいちで盛り上がらず嫌な予感がしました。

私はお手洗いに行くふりをして、トイレで自分の財布のお札を下着の中に入れて戻りました。

その後忘年会がお開きになり、お会計のタイミングになったのですが、上司が「お金ある?一人2000円欲しいんだけど」と言ってきました。

まだ当時私は20歳で、上司は私よりも一回り以上年上でした。

そんな20歳そこそこの部下から2000円を徴収するのか、と愕然としました。

私はすかさず「今日お札持ってきてないんです」と言ったら、上司が私の財布をマジマジと見ながら「本当だ、チッ。しょうがないな、じゃあ払うよ」と言って渋々払ってくれました。

仕事関係の上司なのに部下に奢りたくない人もいるんだと参考になりました。

会社の恒例行事、金屏風前で年男、年女の新年会での決意表明~桜BARお酒の席のお話~

決意表明

会社の新年行事で、年男と年女の決意表明タイムがありました。

金屏風の前で毎年数人が、その年の決意を発表しました。

その場に立つ人は、決まりではないのてすが、振り袖、和服、袴など正装で臨むことが多かったです。

仕事に関すること、プライベートなことなどテーマは決まっていないのでそれぞれずいぶん前からスピーチを考えていたものです。

私も営業成績アップを宣言しました。

不思議と新年にその場で決意表明すると一生懸命に目標達成しようと努力するので願いが叶うのかもしれません。

目標達成する社員も多かったという印象です。

その後は一般的な新年会になります。

ただし年男、年女は上座のステージで社長や役員たちとの懇談になるので、緊張が続きます。

シメは皆に、主役がお雑煮を振る舞いお開きになります。

お雑煮を受け取るとき、主役と各社員が個人個人声をかけあうので、ふだんのコミュニケーションでは得られない話しもでき、社内の潤滑油にもなりとても良かったです。

仕事のやる気が無いと思っていたおじさんが、実は違っていた~桜BARお酒の席のお話~

忘年会で仕事の話

私の部署で実施した忘年会で、たまたま席が隣になったおじさんと実際に会話して驚いた話となります。

私の部署は比較的人数も多く、普段会話をしない年配で定年間近のおじさんが数人います。

その中の1人と席が隣になり、最初は世間話をしていたのですが、仕事の話となった途端に仕事の思いを熱く語り始めました。

今、思えば私の勝手な偏見で定年も近かったため退職金欲しさに会社にしがみついていると思っていました。

ところが、会話が進めば進むほどにおじさんの仕事への熱い思いが伝わってきて本当にビックリしました。

良く話を聞いてみるとサラリーマンの模範ともいえる考えの持ち主で、こういった人が会社を支えてくれている事が分かり、何故か凄く嬉しい気持ちになりました。

会話の途中では、私の仕事の愚痴も聞いてくれてアドバイスまでしてもらいました。

私も仕事への熱い思いを後輩に語れるような人間になりたいと思いました。

こんな思いが出来た忘年会はすごく良い思い出となっており、最高の1日となりました。

店のみんなにお祝いしてもらった事がとても感動した~桜BARお酒の席のお話~

サプライズ

良くあるあるなのかもしれませんが、以前友だち数人と一緒に、おしゃれなカフェバーに行った時の事です。

久しぶりに会う高校の同級生と昼間から遊んで、夕方からカフェバーに行くことになりました。

特に予定していたわけでもなく、友だちがスマホで調べて近くにあった店でした。

久しぶりの再会という事もあり、かなり気持ちが盛り上がりだいぶ良いが回ったころ、急に店内が暗くなり、おしゃれな音楽が流れ始め、カウンターの奥からプレートに花火がついたデザートが運ばれてきました。

そして私の目の前にデザートを置き、「○○さんお誕生日おめでとうございまーす。」と言って誕生日の歌を」歌ってくれました。

友だちも店内にいたお客さんもかなり酔っているせいもあって、みんなで大きな声で誕生日の歌を大合唱し、おおきな拍手で祝ってくれました。

友だちがトイレに行くふりをしながらこっそり誕生日プレートを注文してくれていたのです。

何より久々の再会でもちゃんと誕生日を覚えていてくれた事が何より嬉しくてその後も思い切り飲んで、騒いでしまいました。

人生初のモテ期到来!?勘違いでも心地よかったバーベキューの夜~桜BARお酒の席のお話~

バーベキュー

10年以上前の話になりますが、オーストラリアに短期留学していた時の話です。

当時自分のことを誰も知らない環境に行って英語を勉強したい!と意気込んで単身オーストラリアに短期留学に行きました。

なるべく現地の方と交流して英語をガンガン勉強するぞ!と意気込んでいたものの、 周りは同い年くらいの日本人ばかりで、ついついつるんでしまって学校が終わった後や週末は毎日のように日本人と遊んでいました。

出身地も大学もばらばらの人たちが集まるですが、日本人という共通項があるためかすぐに仲良くなることができたし、日本にいたら絶対仲良くなってなかっただろうなといういろんなジャンルの人と友達になることができました。

男女10名ずつくらいで学校の同期の卒業パーティーみたいな感じのバーベキューパーティーがあったのですが、若さゆえかノリなのか、この中で付き合うなら誰がいいか?誰が一番モテるか? みたいな話題がどこからともなく上がって盛り上がっていました。

普通ならそこで終わるところですがお酒のせいもあったのか、じゃあ実際にアンケートを取ろうということになりました。

僕が当時通っていた日本の学校は比較的まじめな子が多かったので、このようなザ・男子!みたいな飲み会はあまりなく、 面白いなぁなんて思いながら参加しました。

ルールは簡単で、男子は全員目をつぶって一列に並び手を前に出します。

そこで女子は自分がいいなと思う男子の手を触れていくというルールです。

男子側は、誰かに手を触れられれば少なくとも一人は自分のことをいいと思っている女子がいるということになります。

参加してるのは、ちょっとやんちゃな感じの男子もいれば東京の大学から来たインテリ系の男の子もいれば、自称歌手をやっているというファンキーな男子もいました。

僕はというとそんなに目立つ方でもないし、強いていうなれば優しいのと人当りがいいだけっていう認識だったので、せめて一人でも手を握ってくれれればラッキーくらいの気持ちで参加しました。

そして一列に整列する男子たち・・・ 「それじゃあ、女子は順番に気に入った男子の手に触れて~!」という合図のもとに審査(?)が始まりました。

ちょん・・・と誰か僕の手に触れました。

一人分くらいの間をおいてまた誰かが僕の手を触れました。

あれ? これ意外といけるんじゃね?なんて思ってるとそこから連続で僕の指に触れる感覚が・・・ ちょん、ちょん、ちょん・・・・おおー!!これはもしかして・・・! 気が付くと10人中8人くらいが僕に触れていました。

「ハイ終わり~」という誰かの掛け声のもと男子たちは顔を上げます。

「誰が触れられた!?」、「俺なんて一回も触れられてないよ!」、「俺も俺も!」てな感じで盛り上がってる男子たちの横で、一人にやにやしてる僕・・・ 最終的に何人から触れられたかは、ほかの男子には公表しませんでしたが、生まれて初めてモテ期が来たと思えた飲み会でした。

ちなみにその後はいうとその女子たちの中の誰とも何もなく、帰国しました。