トイレにいた先輩に気付かずみんなで帰宅した忘年会~桜BARお酒の席のお話~

約30年ほど前の会社の忘年会での話。

当時、私は新入社員でした。

30歳前後から新入社員までの独身男性だけで忘年会を開きました。

会社の独身寮繋がりがほとんどで、会場も独身寮近くでした。

忘年会自体は非常に盛り上がりましたが、時間が経ってくると人の性格が出るのが飲み会の恐いところでもあります。

楽しい話しかせず、みんなから好かれている人気者の先輩。

下ネタばっかり言って、ついていける人が限られる先輩。

そして、説教をかましてくる興ざめな先輩などが現れます。

当然、人気者の先輩のテーブルは非常に盛り上がり、その先輩の近く人は誰かしら存在し、みなに気を使っていただけます。

私は「だから、この先輩、仕事もできるんだな」と尊敬の目で見ていました。

そんな中、説教屋さんがやってきて、私は「こいつ気に入らねぇ」と思いました。

さて、お開きとなり帰ろうとしたところ、人気者の先輩が飲みすぎたらしく、トイレに居るとのこと。

5人くらいの後輩が「大丈夫ですか!」と殺到し、タクシーに乗せて帰りました。

後で分かったことですが、説教屋さんもトイレに籠城していたのですが、皆に気づかれることなく、置き去りにされ、一人で寂しく徒歩帰宅したそう。

これには一同大笑いしました。

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