立つ鳥、後を濁さずとはいかず嵐が吹き荒れた忘年会~桜BARお酒の席のお話~

以前、職場での忘年会があったときのことです。

普段は派遣先での勤務がメインのため、それぞれのセクションから所属の面々が一堂に会する、といいう特別な豪華さのあるいわば大忘年会のような体裁でした。

そんな中で年明けに退職を決めていた先輩がひとりいたことが今回のポイントになります。

ワイワイとしたお疲れ様ムードのなかでひと際、異様な雰囲気を放っていた先輩は退職するのを良いことに場違いな悪口や仕事のグチを連発し始めました。

それだけ不満があったのは分かりますが、あまりにも空気を読まない発言に周囲の人間はヒヤヒヤしはじめたのは言うまでもありません。

さらには上司に絡みはじめ「おれ、辞めますから!もう飽きたっすよ」と酔いにまかせてウザ絡みをはじめました。

そうなると誰も止めることなく放置の域に入ってしまい、逆にどこまで愚行をさらすか見届けることになりましたが、泥酔の果てにタクシーで帰宅という待遇。

もはや無双状態で辞めてゆく人間に怖いものなしと実感し、年の瀬の思い出になりました。

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