成人式で昔の恋人と久しぶりの再会、大人になっていた彼と~桜BARお酒の席のお話~

成人式

私には高校生の時、地元でお付き合いをしている人がいました。

その人とは、中学のクラスが同じで仲良くなり、高校生になってから告白されました。

交際期間は半年で、当時は会う時間もそこまで取れずにすれ違いの末お別れしました。

そんな彼と成人式で久しぶりの再会をしました。

成人式が始まる前、彼の友達が私を見つけて近寄ってきたとき、私は彼の姿を見た瞬間胸がドキッとしました。

彼は茶色いパーマをあてていかにも大学生な姿になっていたからです。

しかし、悟られないように笑顔で挨拶をしました。

すると彼は少し気まずそうに会釈してきました。

式が終わり同窓会が始まると、みんなでお酒を飲んだり中学生の思い出話をしたりと大盛り上がりでした。

しばらくすると彼の友達が、私がいたテーブルにきて「久しぶりに話そうよ」と彼を連れてきました。

その友達は酔っぱらっていて、彼と私にもカシスオレンジや梅酒などを注文して当時のことを勝手に振り返り始めました。

私と彼ははじめこそぎこちなかったものの、お酒を飲むと楽しくなり、すぐに昔のように話に花が咲きました。

彼も私もお酒が進み、二次会も行きました。

帰り道、方向が同じ友達と数人で帰り帰宅したころ、彼から電話がかかってきました。

お酒を飲んでお互い酔っぱらっていたはずなのに、突然「今日話せてよかった。前から可愛いとは思っていたけど、今はめっちゃきれいになっててびっくりしたわ。また会いたい。」と言われました。

その日から予定を合わせて会うようになり、また復縁することができました。

あの時のお酒と彼の友達には感謝しています。

一滴もアルコールが飲めなくてもお酒の席を断りません~桜BARお酒の席のお話~

飲めなくても参加

自分は全くの下戸なのですが、お酒の席が大好きです。

学生時代に鍛えようと努力しましたが、一向に慣れずに社会人になったら困るのでは心配になりました。

ある時医者からアルコールの分解成分が体質的に無いので、無理して飲むなと言われ驚きましたが、日本人には体質として一定の割合でいるのだそうです。

しかし、上戸の方に言わせると、飲まない人間が酒の席にいることは嫌なことのようです。

ただ、自分の場合、飲んでいる方と同じように騒いだり話を合わせることが自然とできるので、本当にお前飲んでないのかと言われるくらいです。

そうなると、しめたもので、宴会と言うとお誘いを向こうからして下さるようにもなり、「飲めないなら何か好きなものでも食べてていいから」と言われるようになり本当に嬉しく思いました。

それ以来、お酒の席は断ることなく都合のつく限りは必ず参加するようになりました。

「何だ俺の酒が飲めないのか」と言われたこともありましたが、今では多くの方が飲めないことに辛く当たることもなく、楽しく参加させていただいています。

女子にモテた時の飲み会は今でも思い出すくらい楽しい思い出~桜BARお酒の席のお話~

ワンナイト

女子にモテた飲み会。

話題になった飲み会程度でも良いのですが、何回か経験はあります。

某芸能人に似ている顔を持つ私は、「あれ?似てない?本物かと思った」と言われるくらいでしたので、夢中になられることも何回かありました。

しかし、その場を楽しむ上手な女性ばかりで、その後の恋愛には発展したことは一度もありませんでした。

そんな中、ワンナイトラブに発展したことが一度だけありました。

職場の忘年会で、その女性と近くにいて適当な会話を楽しみ、帰る方向が一緒なので一緒に電車に乗りました。

女性が「あれ?帰る方向違うんじゃない?」と聞くので、実は離婚して引っ越しをしたことを告げると、女性のやる気スイッチがオンになりました。

一軒、閉店になるまで飲んで、「じゃ帰ろうか?」と店を出ると、「帰りたくない」と胸を押し付けてきてのオネダリ攻撃。

「ワンナイトしたいんだな」と私は悟り、そのまま私の家に一緒に帰り、朝まで楽しみました。

その後、お互いに職場を辞めましたが、楽しかった夜に間違いありません。

コツコツとする事は間違いでは無かったと感じた瞬間~桜BARお酒の席のお話~

コツコツと泳ぐ

コロナ禍の中で感染者数が落ち着いたある時にいつものメンバーで飲み会を開いた時でした。

以前は週に1回集まって飲んでたのですがコロナ禍で回数も減り久々に集まった日、店の中を除くとメンバー全員揃っていました。

店尾の中に入って皆と目を合わせた瞬間に「オッ!!」という声が数人から聞こえました。

久しぶりに会うからだと気にはしていなかったのです。

時間が過ぎて色々と他愛もない話をしていく中でコロナ禍の今、日常を何して過ごしているかの話題になりました。

そこで私はジムに行って「水泳」をしていると言った時に「やっぱり」という声が上がりました。

どうやら店に入った時の「オッ!!」に比例している様で服の上からでも分かる程に身体が一回り大きく見えたとの事でした。

約1年間、特別な用事が無い限りは水泳に行って泳いでいました。

特にスピードを競う訳でもなく泳ぎたくて通い始めただけなのですが「ランナーズハイ」の状態でコツコツと通っていました。

それにより周りの反応が前段で述べた様な事となり悪い気はしなく、むしろ嬉しかった夜でした。

やはりコツコツする事で実を結ぶというのは本当なのだと確信した日でした。

ホテルのバーでお酒を飲んでいると男性から思いがけぬ差し入れ~桜BARお酒の席のお話~

外資系バー

首都圏でオープンされた外資系ホテルのバーでの出来事です。

雑誌にも掲載された有名なバーで、主に外国人客に評判でした。

そこへあるイベントでホテルを利用するときに時間潰しでバーにたちよりました。

ドキドキしながらも一人で呑んでいた時のことでした。

今時外資系ホテルのバーで、女性一人でお酒を呑むなど珍しい光景ではないはずです。

ところが、ある中年カップルのうちの男性客から声をかけられました。

「お一人ですか?」と、声がかかりましたので私は「ええ、そうです」と素直に答えたのです。

すると、男性客は私におつまみをオーダーしてくださりました。

男性のお連れの女性は、どうやら奥様の様子。

私の親世代の年齢層のように見えました。

きっと、娘と同じ位の世代だから良くしてくださったのでしょう。

そのバーは外国人客の利用も多い様子でしたが、こうした出会いもあるんだと感じました。

差し入れしてくださったおつまみは、とても美味しくて感動しました。

他部署の兄貴的存在社員と知り合うことになった飲み会~桜BARお酒の席のお話~

兄貴的存在

派遣社員として総合商社に三年ほど勤めていたときのことです。

自分の所属部署は少人数でかなり落ち着いた部署であり、仲の良い人も少なく社内飲みとはほぼ無縁だったのですが、ある日、他部署に所属する派遣さんから「急な欠席者が出たから代打でうちの部の飲み会に参加できないかな?」と誘われました。

同じフロアにいる部署だったので、飲み会のメンバーは顔と名前が一致する程度だったのですが、参加してみると皆さんとても気さくで良い人たちで想像以上に楽しい飲み会となり、急だったけど誘ってもらえてよかったな~としみじみ感じていました。

そしてそれがきっかけで、飲み会にいた会社の兄貴的存在の社員さんからちょこちょこ飲みに誘ってもらえるようになり、仕事のことからプライベートなことまで色々と相談にのってもらえるようになるまで仲良くなりました。

どうやらずっと前から「仕事を一生懸命頑張っているな」「いつも明るくて良い子そうだな」と私のことを気になっていたので、知り合うチャンスをうかがっていたそうなんです。(←※恋愛的な意味ではなく!)

他部署とはあまり関わりがなかったので、気にかけていてくれたことに驚きましたがとても嬉しかったです。

あの時の急な誘いがきっかけで人間関係の輪が広がり、さらに充実したワークライフとなりました。

お酒の席でのさりげない気づかいを大事にしていきたい~桜BARお酒の席のお話~

飲み会での気遣い

お酒の席が最後の方になってくると、みんな酔っぱらって自分のことしか考えられなくなってくるものです。

そんな中でも周りのことを見れる人が素晴らしいと思います。

例えば、寒くなってきたあたりに、ひざ掛けを持ってきてくれる方とかです。

なぜかバスタオルを持ち歩いていて、それを貸してくれたこともあります。

居酒屋さんで貸してくれるところもあるので、それをいち早くチェックしてくれている方がいて素晴らしかったです。

それから、上司がすごい飲ませようとする人だったので、しんどかったのですが、同僚が「ウーロンハイを頼んでおいたよ」といって、ウーロン茶にしてくれていた人がいてうれしかったです。

お湯割りにみせかけて、お白湯を頼んでくれていたこともあります。

これなら、どんなに遅くなってもへっちゃらでした。

ガム・飴・グミなどをさりげなく配ってくれたことも嬉しかったです。

びっくりしたのは、使い捨ての歯ブラシをくれたこと、口がねばつくことがあるので助かりました。

私もさりげない気づかいを大事にしていきたいです。

今の幸せがあるのはあの日のお酒のお陰です~桜BARお酒の席のお話~

ビールで乾杯

私と旦那は同期で、入社してから同期挨拶と会議との2回だけ顔を合わせたことがありました。

そんなある日、参加しなくてもいいような行事に参加しないですか?と連絡があり、前泊可能な行事だったので、「前日の夜一緒に飲みに行きましょう。」となりました。

そして当日待ち合わせをして、宿泊先近くの串カツ屋で飲むことにしました。

駅近くということもあり、周りはサラリーマンの方が多く、ガヤガヤ賑わいのある雰囲気で、少し緊張していた私はその雰囲気で緊張が少しほぐれました。

席につき、まず一杯目はビールで乾杯をしました。

流れ的に仕事の話が始まり、お互いに理想と現実を熱弁し合い、そこでなんとなく感性が似てるし、この人居心地がいいと感じました。

それから、私はそれなりにお酒は飲める方なのですが、彼と注文のタイミングが一緒!という事ですら、なぜか嬉しく思えていました。

その日をきっかけに連絡を取り合うようになり、お付き合いからの結婚をし、子供にも恵まれました。

あの日一緒にお酒を飲む機会がなかったら、今の幸せはなかったのかなと思います。

会社の気になる異性と交流を持つきっかけになることができた~桜BARお酒の席のお話~

歌がきっかけ

ある程度大きな規模の会社になると「気になる異性」っていませんか? 私の場合、お酒の席がきっかけで仲良くなることができたことがあります。

それは「カラオケ」です。

私が歌った歌を褒めてくれたのです。

よく話をすると、好きなアーティストや歌など趣向が似ていて会話が盛り上がったのです。

それだけではなく、会社の仲間同士でライブやフェスにも行くきっかけとなり仲良くなれたのです。

相手はバツイチということもあり「恋愛」に発展することは難しい雰囲気でしたが、「仕事」の面でもお互いに気にかけ、良い関係を築けたことは間違いありません。

勿論、仕事に対するモチベーションにもなりましたし、まず会社に行くことも楽しくなったのです。

「カラオケ(歌)」が上手いと自分で言うのも変ですが、お酒や宴会の席で唯一、私の違った一面を見せることができたり、イケメンや会話の上手い同性社員よりも目立つ手段ではないかと思っています。

「お酒」の力を借りて盛り上がることも言えるのかもしれないです。

取引が成功か失敗かの接待で、胃が痛くなった結果~桜BARお酒の席のお話~

キャバクラでカラオケ

接待の同席をお願いされ、上司と取引先の方とお食事した後、キャバクラへ行くことになりました。

お酒の席という感じとはまた少し違うのかも知れませんが、お酒を飲みながらお店の女の子を交え、仕事の話もしつつ…といった状態で、私としてはキャバクラ自体が初めての場所だったということもあり、どう接していいのか困っていました。

そのうち、キャバクラですし、歌えるということで、上司が私の歌が上手いから聞いて欲しいと先方さんに促すんです。

嬉しいけれどちょっと嫌な気持ちもありながら、先方さんの好きな曲をリクエストされて歌いました。

お酒が入っているということもあって、自分の中ではきちんと上手く歌えてなかったのですが、先方さんはビックリして下さり、あれもこれもと次々にリクエストが…。

大事な接待ということもあって、私も嫌でしたが段々と「これはいい流れかも。」と、思って、歌いまくった結果、なんと取引成功となり、あとから上司を含め会社から謝礼を頂きました。

同期の子達は同席なんてしたことがないのに、凄く責任がのしかかって前日まで胃が痛かったのですが、大役を終えてホッとした出来事でした。