可愛い子が沢山いると噂の大学がありました。
自分も大学に行っていましたが、出会いという出会いも無く、いつも同じ男だけのメンバーで時間を潰す毎日でした。
しかし、何とか知り合いのつてで噂の大学の娘達と合コンが出来る事になりました。
合コンが決まってからの毎日は、時間をただ単に消耗していた自分達にとっては刺激のある毎日でした。
ある奴は、パーマをかけに美容室に行き、またある奴は普段着ているものには興味の無い奴がセットアップをネットで購入したりとお祭りの前夜祭の様な盛り上がりでした。
自分も自分なりに気合いを入れて合コンに臨みました。
当日は、やはり噂通りの可愛い子達ばかりでした。
ワガママな感じが自分達をより虜にさせました。
しかし、第一印象というものは凄く大切で、明らかに女子達は暇そうでした。
選んだ場所も人がごった返す居酒屋の座敷席でした。
そんな時でした。
自分達の後ろで騒いでいた年下風のワルそうな奴等が彼女達に声をかけ始めました。
最初は嫌がっていた感じでしたが、時間が経つにつれて自分達を間にして会話をし始めていました。
何とか、頑張ろうとしましたが、邪魔にならないように静かに席を立ち、退席しました。