以前の職場でのことです。
それまで仲の良かった会社の先輩が些細なきっかけで、私含め周囲との関係がギクシャクし始め、気付けば「俺、会社辞めるから」と一言。
傍若無人な振る舞いや周囲への借金などがあったため、半ば自主的に身をひく体裁ではありましたが、ずいぶんドライだなと思いました。
その時期に会社行事の定例的な納涼会があり、その場が実質、その先輩の送別会のような飲み会になりました。
普段、周りに借金までしていた浪費癖のある先輩は一次会の時点で会費を払っておらず、開き直った状態でそのまま二次会へ突入。
さらに今までの鬱憤をはらすように説教が始まり、戦々恐々とした空気が漂う地獄の飲み会でした。
さすがに先輩も二次会では会費を払いましたが、帰りのタクシー代金まで人にせびる始末。
確かにお世話になったこともあったけれどこの醜態には呆れてしまいました。
退職も正に身から出た錆。
人はこのまで駄目になれるんだなとある意味で勉強させられた会でした。