地元から都会に移り住んで数年が経っていました。
その時、自分を地元からこっちに出て来ないか誘ってくれた友人は別の街に引っ越してしまい何となく寂しい感じになっていました。
元々は、友達とバンドをするという目的があったのですが解散と共にドラムの人も友達についていく格好で自分は一人になってしまいました。
バンドをしていた時からたまに通っていたバーがあり、そこに頻繁に行くようになっていました。
本当に仲が良くなるという人は居ませんでしたが、それでも知り合いが増えていき楽しめました。
ある日、知り合いになった人が自分のお店を出すということでそっちのお店にも顔を出すようになりました。
そこで初めて会った人がとてもいい人で久しぶりに心の底から嬉しい気持ちになりました。
色々話す中で、自分の事を気に入ったと言ってくれその言葉も嬉しかったのですが、年上のその人は、自分の事を理解してくれてか出会ってから事あるごとに自分を飲み会やイベントにしょっちゅう呼んでくれました。
紹介の仕方もとても丁寧にしてくれて、知らない人がいると積極的に紹介してくれて人脈を増やしてくれました。
精神的に少しつらい時期だったのですが、その人のお陰で救われた感じでした。