学童野球の飲み会で厳しいパパコーチからのひと言~桜BARお酒の席のお話~

私の息子が1年生から学童野球チームに入部して4年生の冬頃、5年生(息子の一つ上の代)に召集される事になりました。

息子のポジションがキャッチャーだった事もあり、上の学年ではブルペンキャッチャーとして起用していただける事になりました。

当時、息子はかなりの人見知りなタイプだったのもあり、周りのコーチや保護者達、共に練習する先輩達でさえもなかなか溶け込めない状態でした。

5年生の正捕手であったS君のパパコーチから練習中に 「声が出ないキャッチャーだったら要らない」 「自信が無い様に見えてピッチャーが不安になる」 「扇の要がこんな陰気じゃ、チームの士気が下がる」等のかなり厳しく指導されていたので、毎週末が憂鬱で、親子共に心が折れてしまいそうになる時もありました。

当時は言葉の暴力じゃないか? 耐えて半年が経つ頃には、 『一生懸命やってて、こんなに酷く言われるなんて悔しいから絶対に見返してやる!』 『もう馬鹿だと思われてもいい!馬鹿みたいに大きい声出してチームを盛り上げる!!』 いつの間にか息子も私自身もネガティブ思考を振り切ってポジティブに考える事で前向きに捉えくらいメンタルが強くなりました。

6月に行われた練習試合で、正捕手のS君が肩の痛みを訴えて離脱してしまい、急遽控えの息子が捕手として出ることになりました。

S君は剥離骨折の診断でしばらく練習や試合に参加出来ないということで、しばらくの間を息子が穴埋めする事になりました。

正捕手不在な場面でも、変わらずチームの一員として補填する事で仲間からも、コーチや保護者からも温かい声をかけて頂けるようになりました。

地区大会を無事に勝ち抜き、いざ都大会へというところで、都大会2回戦目で敗退しまいました。

その夜は、チームでのチームのお疲れ様会という事で子供も大人も交えての飲み会がありました。

そこで、厳しい指導をしてきたS君のコーチから意外なひと言がありました。

「息子(S君)が肩を故障して不甲斐ない中、4年生(息子)が支えてくれた」「焦りが故に一皮も二皮も大きく成長してきてるのが感じられて嬉しい」 という話を聞くことが出来ました。

コーチの普段聞けない本音を聞けたことで、私自身でも普段の悩みや日頃の感謝を素直に伝えることが出来てとても良い飲み会になりました。

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