以前出版社に勤めていた時の話です。
私自身は歴史が好きで小説や伝記などで色々な時代の様々な人物について調べてきました。
そんな私が勤務していた出版社には同じく歴史が好きな先輩が2人おり、飲み会における会話に花が咲き仲良くなっていきました。
それまで私の周囲には歴史が好きな友人はいても同じ視点の会話にはならずあまりそういう話が広がっていったという経験はありませんでした。
しかし同僚の2人の先輩との会話にはそういった会話の内容を気にする必要がなく、時間が経つのを忘れて面白いやりとりが行われました。
当時住んでいたのが京都だったので京都に由来する歴史上のエピソードや、多少マニアックな歴史上のエピソードへの論評など、自分と本当の意味で同じ趣味の話ができたという意味において、初めてお酒の席に対して面白いという感情が湧いた出会いだったと思っています。
お酒のことが好きになったのもこの時期で私にとって非常に重要な出会いだったと思います。