地方の出版社に新卒で入社した年の忘年会は、会社近くの蟹料理を出す料亭でした。
リーマンショック前で東海地方は万博を控え羽振りが良かったこともあり、これが社会人の忘年会か、と感動したのも束の間、ミニゲームが始まったのですが、唖然としました。
ゲームは簡単な内容なのですが、勝者への景品がすべて現金でした。
ゲームに買って○万円、活躍したら○万円、という様に社長、支社長の財布から直接手渡しという、 非常に刺激の強いものでした。
時間とともに金額も釣り上がり、いよいよ最後のゲームは賞金○○万円とのこと。
参加者はくじ引きで決まるのですが、あろうことか私も参加することとなりました。
ゲームの内容はちょっと下品だったので参加を見送ろうとも思ったのですが、 上司の後押しもあり、参加することとなりました。
新人ということで、甘めにしていただいたのですが、惜しくも優勝を逃し参加賞止まりでした。
その後、会社の業績悪化やリーマンショックがあり、後にも先にもこの時だけの 忘年会でしたが、良くも悪くも非常に印象に残っています。