思わず、不覚にもときめいてしまった!いくつになっても女です~桜BARお酒の席のお話~

いくつになっても

私には22歳になる息子がいます。

息子は地元を出て、某都市で友達と一緒にマンションを借りて住んでいます。

たまにですが、私はその某都市に息子に会いに行きます。

同じくその某都市に友達がいるので、その友達に会いに行くというのが表向きの理由ですが、遠くに住む息子の様子が気になって・・・というのが本音です。

ある時、息子に会いに行って、夜、居酒屋で2人で食事しながら一杯飲んでいました。

その時にちょっと口うるさい事を言ってしまい、すると息子が「Y(一緒に住んでる友達)が、母さんの事を可愛いって言ってたけど、本性を知らないからそんな事言えるんだよな!」と悪態を。

ええ!!!Yくんはすっごい美人な彼女がいるし、こんなオバサンを可愛いって言ってくれてたとは、想像だにしていませんでした。

正直、不覚にもときめいてしまいました。

こんなオバサンになった私でも、やはり女の部分が残ってるんですね。

悪態の中の、お酒が入っての状況だったものの、私は物凄く嬉しかったです。

大げさですが、今後の人生の張り合いになりました。

モットーは食わず嫌いとやる前から決めつけないこと~桜BARお酒の席のお話~

多国籍料理

まだ宴会が嫌いになる前の忘年会で、多国籍料理が食べたいという上司の一言でエスニック料理で忘年会をしようとなりました。

この頃は女性ばかりの職場だったので無理矢理飲まされたり、食べさせられることもなく、みんな自分のことは自分で世話ができるくらいにセーブしつつ呑んでいたので、本当に楽しかったです。

初めての外国料理ということもありテンションも高かったことを覚えています。

終盤になった時「この子にも勧めてみる?」とみんなが話し合い始めたので「この子」が自分であることは分かったのですが、何を勧めるかで悩んでいるのかがわからず聞いてみました。

要約すると「ドリアン食べてみない?」ということでした。

お店には生のドリアンとドリアンのアイスが料理としてあり誰でもいつでも頼める状態でした。

個室ではなかったので気が引けたのですが、現地に行かないで食べる機会なんてもうないだろうと好奇心が勝り注文しました。

みんなが固唾を飲む中1人だけ食べることになり「えいや!」と食べてみると想像より癖がなくむしろ美味しかったです。

納豆とキムチとくさやが食べられる人は間違いなく食べられる程度の香りと味なので、興味のある人にはオススメします。

社長が何気ない私の仕事を好評価してくれていた~桜BARお酒の席のお話~

福祉関係

私は福祉関係の看護師です。

業務として記録があり、最低限のPC入力は出来ますがブラインドタッチは出来ず、恥ずかしいことに一文字ずつ1本の指だけで入力することしか出来ない目立たない社員なのです。

今年の忘年会の席で、突然社長が始めの社長の挨拶の中で私の仕事に対する姿勢について褒めて下さったのです。

私の日常のPC入力の様子を、「会社の成長の為に、苦手かもしれない業務を一生懸命に努力している。回りはブラインドタッチで出来るのにその人は1本の指だけでコツコツ入力している姿は、一生懸命仕事しているんだなと感じて嬉しかった。社会や会社の変化に合わせて、変化を受け入れ、変化に合わせようと努力している。とても大切な事だと思う。」と話されたのです。

私はその話を聞いて、私の事だと思い恥ずかしくてたまりませんでしたが、社長がとても良い方向に受け止めて下さった事に心が温かくなりました。

回りにいた同僚も笑顔で返してくれて、認めてもらえてると感じて嬉しかったです。

今の職場に就いてまだ2年と経験は浅いですが、コツコツと頑張ってきて、見てくれている、認めて貰える事は本当にやり甲斐に繋がると、これからも頑張りたいと思いました。

当時に言ってほしかった高校のときの女友達からまさかの情報~桜BARお酒の席のお話~

同窓会で再会

いまは就職して地元を離れていますが、帰省した際に中学・高校の同級生とお酒を呑む機会があります。

そんな機会のお話です。

高校のときは別クラスだったものの、体育祭のある企画で一緒になって以降親しくしてもらっている女友だちがいます。

帰省した際に久しぶりに会い、お酒を呑むことになりました。

お互いビールは苦手でいきなり焼酎や日本酒から呑み始めていましたが、共通の話題は高校時代の出来事。

あのときのアレは、あれはこうで、と楽しくおしゃべりしながらぐいぐい呑み進めていたところ、その女友だちから「実は高校のとき好きだったの」との告白。

いまとなってはお互い結婚した身ですが、高校当時はお互いに彼氏彼女はおらず、あわよくばそういう関係になれていたかもしれません。

しかも、ほかにも私のことを好きな子がいた、との情報まで。

いや、ちょっと待って、どうしてそれを高校の時に言ってくれなかったのか?言ってくれてたらOKしてたよ?そんな話を帰省のたびに繰り返す女友だちとの楽しい呑み会です。

嫌いな上司の近くには誰もいず、私の周りは人だかり~桜BARお酒の席のお話~

嫌いな上司

当時、私と上司は上手くいっていない。

というより、上司が一方的にいじめていた時期がありました。

この上司は、自分は凄い、自分は誰にでも好かれていて人気があるなどと思い込んでいる、おかしな人、恥ずかしい存在になってしまったため、私の方から距離を置いていたのです。

仕事が終わったら、飲みに行かないといけないとルールのように設定し、その費用を接待費で落とすというのが、その上司のやり方でした。

この上司、人から誘われるのではなく、自分から誘っているのですが、最初は良くても2回目以降からは人に飽きられてしまい、誰も捕まらなくなる状態に陥りました。

そんな状態にもストレスを感じ、私にぶつけていたのですが、「そんなに飲みに行ってデブデブしているなら、自分磨きでもすればいいのに」と私はどんどん距離を置いていきました。

そんな時会社の忘年会があり、その上司は女のケツを追いかけるがごとく、テーブルを回りますが、適当に挨拶され帰ってくる始末。

自分磨きをそれなりにしていた私には、知っている女性、初対面の女性とこれでもかと挨拶、会話が途絶えることなく続きました。

チカラの差を見せつけてやった、と言わんばかりの完勝でした。

結果として、その上司とお酒の席で会うのは、それが最後になりました。

サークルの友人達からお酒の席で受けた嬉しいサプライズ~桜BARお酒の席のお話~

サプライズ

大学生の頃、サークルのメンバーとの飲みの席での事です。

誕生日の日が近かった私のためにサークルの友人達が私に内緒で店側と相談してくれて、ケーキの持ち込みとプレゼントを用意してくれました。

当日は何も知らずに私はみんなと一緒に店に入店して、普通に楽しく乾杯してからお酒を飲み始めました。

その後しばらくたってから私は、友人の一人に誘われてお手洗いへと行きました。

用を済ませて席へと戻ろうとすると何やら店内が薄暗くなっており、席付近まできて気づいたのですが私たちの卓の上には大きなホールケーキがのっており、ロウソクがたっておりました。

私がそれに気づくと、サークルの友人達がバースデイソングを歌いはじめてくれました。

そこで初めて自分の誕生日のために皆がサプライズの用意をしてくれたのだと気づきました。

お店の方々や、他のお客さんも一緒に歌ってくれて拍手を頂きました。

十数年たった今でもたまに思い出しては嬉しくなるほどの良い思い出です。

サークルの飲み会は試験対策や勉強にも意外と役に立つ~桜BARお酒の席のお話~

単位取得

私は下戸なこともあり、大学時代は飲み会にあまり出席しませんでした。

しかし、サークルで仲の良い友達に飲み会に誘ってもらえた時は嬉しかったので行きました。

一気飲みなど無茶苦茶な飲み方を強制するようなメンバーではなかったので、安心して食事を楽しむことが出来ました。

嬉しかったのは、大学に関する情報を先輩や同級生から聞くことが出来たことです。

途中から取得単位や留年についての話になり、「どの授業を選択すべきか悩んでいる」と相談をしたら、簡単に単位がもらえる授業をいくつか教えてもらいました。

また、中間試験や期末試験の過去問などの入手法なども教えてもらい、実際に単位の取得にとても役立ちました。

私の大学は3年生から研究室に所属するのですが、それに関する情報や人間関係などを教えてもらうことができ、そのおかげで自分に合った研究室を選ぶことが出来ました。

飲み会に行かなかったら入手できなかった情報だったので、とても嬉しかったです。

コミュニケーションの少ない上司と日本酒で繋がった話~桜BARお酒の席のお話~

大好きな日本酒

私は世間的に「お堅い」と思われる職業に就いています。

周りは基本的に年配の男性が多く、平均年齢も高いため、上司とあまり話が合いません。

結果的に職場ではコミュニケーションが少なく、上司達に対して苦手意識を抱いていました。

ある日、ひょんなことから部署でお酒の話になり、上司が美味しいと挙げた日本酒が私も好きなものでしたので、そう伝えると、上司が喜び部署で飲みに行くことになりました。

飲み会が始まると、普段は寡黙で恐い印象のあった上司達が全く違った表情で、明るく話しかけてくるので驚きました。

話を聞くと、向こうも私に対してどのように接していいのか分からず、念のため距離を置いていたそうです。

しかし、日本酒が好き、という共通点で一気に距離が縮まりました。

お酒を介して話してみると、恐い印象のあった上司達がなんだか皆優しく思え、しかも私の仕事ぶりを大変評価していると話してくるので、意外でした。

普段は直接評価されることがないので、非常に嬉しい出来事でした。

「飲みにケーション」という言葉も死語と言われる時代になりましたが、上司とお酒を飲みに行くのも悪くはないと思いました。

新年会で電話がつないでくれた、嬉しい出来事~桜BARお酒の席のお話~

電話対応

お酒の席で嬉しかった話は、新年会のくじ引きで同じフロアですが仕事上関わることがない社員さんと隣同氏の席になった時の話です。

始まってしばらく経った頃、「いつ伝えようかと思ってたんだけど、取引先の〇〇さんがあなたの電話対応を褒めてたよ」と言ってくれました。

本来、他のグループの電話回線は別になっているので取ることはないのですが、混線して対応したことがあり、その時のことを褒めてくださっていました。

なかなか話す機会が無かったので、この新年会で言ってくれたようです。

混線してお待たせしたお詫びともう一言の言葉がとても心に残っている、とのことでした。

1日に50件以上電話対応するので、残念ながらその時に私は何を言ったのかを覚えておらず迷宮入りですが、今まで関わったことがない人だからこそとても嬉しく思いました。

直属の上司や先輩に褒めていただくのとはまた違った感激があり、電話一本での出来事ですがとても感慨深い出来事でした。

予想外な事を言われておばちゃんでも嬉しいかった忘年会の出来事~桜BARお酒の席のお話~

最後の忘年会

派遣で勤務していた忘年会での時のことです。

もう歳が歳と思い、これで派遣勤務事務職は最後と決めて、ある企業の事務に派遣されていた時のことです。

その職場の年代は若い人が中心の活気ある職場でした。

そこでPC業務をしていました。

PCをすると1時間に10分休みと取り決めがあったようですが、仕事途中に休憩がとれませんので、10時休憩と15時休憩がそれぞれ30分ずつきちんと設けられていました。

その時はみんな集めってワイワイとお茶をするのです。

私だけ突出したおばちゃんで、皆さんの母親くらいの年代でしたが、そんなことは全く関係なく仲良しいただけてちょっと嬉しかったですね。

そして毎月のように飲み会があり、さすがにそこまでノリノリで参加するのははばかられて、ほとんどスルーしていました。

その年最期の忘年会があり、出席しました。

その席で普段から口数が少なくてちょっと怖い人だよ、と言われ人から「おばちゃんいつも参加しないだろ?非協力的なんだよな。もっと参加しろよ。」と言われてびっくりやら、なんだか嬉しくて、一所懸命仕事していてよかったと思いました。

コワイと言われていたひとだからこそ、だったと思います。

なんだか癒されるいい思い出です。