まるでドラマのような流れの人生初めての忘年会~桜BARお酒の席のお話~

私が人生で初めて忘年会に参加したのは、20歳の時でした。

短大を卒業し、会社に入社し私にとって何もかも初めてでした。

お酒の飲み方もよくわからないまま参加しました。

上司の方々は、ある方は上機嫌で、ある方は不機嫌そうにお酒を飲み、日々の仕事について半ば愚痴のように話し、新人はそんな話を「そうなんですね」「すごい!」など相槌をいれてひたすらに聞いていました。

私は本当にこんな世界があるんだと思いました。

ドラマで見た事が今現実に起こっているんだと。

そんな中わたし以外の新人は慣れた手つきで上司にお酒を注いでいます。

私は他の新人の真似をして必死に注いだのを今でも覚えています。

彼らはどこで習ったのでしょうか?わたしも学校で教えて欲しかったです。

短大と大学の差を感じながらも、こうしてはじめての飲み会は終わったのでした。

事件が起こったのはこの後です。

若い上司の1人がお店を出るやいなや、路上に吐いてしまったのです。

その上司の同僚はお水を持ってきたり背中をさすってあげたり、これまた慣れた手つきで介抱していました。

私はショックでした。

これが社会なのかと思いました。

これから続く長い労働の中であと何回こういうことを経験するんだろうと思うと嫌気がさしました。

そんな私ですが、今は転職し、飲み会のない会社で働いています。

でもあの時の経験は自分にとって良かったと思えます。

こうした経験が人を大人へと成長させていくんだろうなと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です