「見てくれている人が必ずいる」と思った話し~桜BARお酒の席のお話~

忘年会をしていた時の事です。

中盤に差し掛かり、私はトイレに立ちました。

戻って席に着くとすぐに隣に普段は話さない上司(直属の上司ではなく、隣の課の上司)が座ったので何事かと思い緊張していると「ちょっと話してもいい?君は誰よりも早く電話に出て来客にも対応してその他の仕事も早いよね。掃除をするところもよく見かけるし。何でそんなに人が嫌がる事を率先してやるの?」と言われました。

この言葉に私は逆に驚きました。

電話も来客も掃除もみんなが嫌がる仕事だったんだと初めて思ったのです。

電話が鳴れば3コール以内に出るのは当たり前だと思っていましたし、来客は待たせてはいけないですし、掃除は自分が使うデスクを拭くのはもちろんですが、床を掃いたり埃が溜まっていたら拭いたりする程度です。

社会人になった時の研修で当たり前の事として習った私は何も疑問を持たずやっていたので、びっくりしたのです。

その事を上司に伝えると「そうなんだね。これからもよろしく頼むね。ありがとう。」と言って席を立ちました。

人はよく見ているものだなと思うと同時に嬉しい出来事でした。

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