ホテルの業務に長年、勤務していました。
そのハードさで離職率が高く、管理職であった私は悩んでいました。
飲み会はよく行っていましたが、いつも愚痴や誰かの悪口ばかりで、嫌なことばかりでした。
ある日、このままではまずいと思い、同僚とも相談して、「もっと楽しい飲み会」にしようと決めました。
12名位集まりました。
アイディアは、途中までは通常の飲み会で、盛り上がったところで、クイズ大会をしよう、ということです。
クイズの内容は私が決めました。
難しい物ではなく、ちょっと考えればわかるようなことです。
答えが遅ければヒントを少しずつ与えました。
例えば、私が高校時代に憧れていた俳優は誰でしょう?とか、誰かのものまねをして、あててもらう等4種類位あったと思います。
景品がないとつまらないので、自腹と同格の人に少し金銭協力してもらいました。
当時は良い給料をもらっていたので、一等は、金券3千円位、二等は、映画鑑賞券、三等は、テレホンカード等だったと記憶しています。
嬉しかったのは、仕事中いつもつまらなそうな表情をしている2,3人が、一等や二等になり、非常に喜んでくれたことです。
そして、その後の仕事ぶりも元気になったような印象があります。
盛り上がらなかったスタッフもいましたが、懸命に職場の雰囲気を改善させようとしている私に好感を少しでも持ってくれたみたいで、愚痴ばかりの飲み会では進歩がないと思い、決断して良かったと思います。