寡黙な上司から聞けた言葉に嬉しさを噛み締めた年末~桜BARお酒の席のお話~

上司は基本的に寡黙で、社内にいる時にも仕事の話が9割、残り1割は季節柄の話をしたりと口数もあまり多くない人でした。

私は色んな人と積極的に話をして、盛り上げることが好きだったので、正直なところ上司からどのように見られているのか、あまり良い印象を持たれていないのだろうと思っていました。

入社して2年目、職場でも飲みの席はほとんどなかったのですが、年末に数名で飲み会を開くことになりました。

上司が飲みの場に来ることにも驚きましたし、お酒が入ることでどんな話を聞くことができるのかなと淡い期待も込めて私も参加しました。

飲み始めは隣の同僚や先輩と飲んでいた私も、頃合いを見て上司にお酒を注ぎに行きました。

少しお酒が入り、いつも寡黙できりっとしている表情から、少し頬が赤く和やかな顔つきで私を迎えてくれたことに驚きました。

「いつも周りに気を遣いながら仕事をしてくれて、ありがとうな」と、その一言を聞けた時、嬉しさを噛み締めた私でした。

お酒が入って初めて見える表情、初めて聞ける言葉、嬉しさに詰まった飲みの席となりました。

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