相手するのは有料級のお仕事なレベルだと思った記憶~桜BARお酒の席のお話~

まだ入社したて、20代の頃の話です。

平成初期の職場のお酒の席は、まだまだ独身女子が上司の席に赴いて料理を取り分けたり、お酌するのが当たり前でした。

私も例に漏れず、一人一人に挨拶をしながら料理を勧め、ビールを注いだりしていました。

殆どの方はジェントルメンで、当たり障りのない会話をし、お酌も形だけで済ませてくださっていました。

でも、一人だけそうでない人がいたのです。

普段はあまり話もしない、目立たない人でしたがその日は違っていました。

その人の前に行った途端「仕事の大変さを教えてやる」と上から目線で話が始まりました。

内容は仕事、というよりもその人の苦労話と自慢話ばかりです。

わたしはただ「はい」と「そうですか」しか言えない状態でした。

ひたすら逃げるタイミングをうかがっていましたが、その人の話は盛り上がっていくばかりでした。

しかも困り果てた私の手を握り「すごいだろう。もっと話を聞かせてあげるから別のところで2人で飲もう」とまで言い出したのです。

さすがに嫌だと、精一杯ゆっくりと手を外してムリヤリその場から逃げましたが、立派なセクハラ・パワハラです。

まだスキンシップという名のもとに肩や手に触れることが大目に見られていて、独身女子をコンパニオンと思っていた人、はっきり言えば、おっさん、はたくさんいたのです。

そんなおっさんにはちゃんとあしらいを学んで対応しないと荷が重いです。

さらにはそのスキルと迷惑料でお金もらわないと割に合わないですよね。

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