自分がまだ大学生だった頃の話です。
当時は今ほど世間も煩く無く、「お酒の席だから」と大抵の事は大目に見てもらえる時代でした。
その日も同じサークルのメンバー数人で飲んでおり、 居酒屋に始まり、その後、数件ハシゴして、最後に知り合いのバーで明け方まで大騒ぎしていました。
辺りが明るくなり始めた頃に、バーの前の歩道でたむろしていた所、メンバーの一人が「う〇こがしたいと」と言い始めました。
慌てて辺りにトイレは無いか探そうとしましたが、「もう我慢できない」と言い放ち、その場でパンツを降ろしてしてしまいました。
相当酔っていたのか、パンツを降ろしてしゃがんだままの状態で前のめりになり、頭を地面に押し付けた態勢で力尽きて寝てしまいました。
困ったのは周りにいた自分達です。
そのままパンツを上げるのも可哀そうに思えたので、近くに落ちていた木の枝の先にティッシュを巻き付けて、とりあえずお尻を拭いてあげました。
その後、3人がかりで彼を抱き起してパンツを履かせて、タクシーに収容して無事帰宅しました。
まさかこの若さで他人の下の世話をするとは、思ってもいませんでした。
追伸う〇こと、木の枝と、ティッシュはその場に放置してしまいました。
すみませんでした。