大勢の前で隣の友達と勘違いされて告白されてしまった~桜BARお酒の席のお話~

勘違いで告白

高校時代の同窓会に行ってきました。

懐かしい友達と再会し、お酒を飲みながら和気あいあいと話していたんです。

私の前には、よくケンカをした男友達のKが座っていて、チビチビと酒を飲んでいました。

すると、Kが私をまっすぐ見つめてくるんです。

隣にいた女友達が耳元で「告白されたりして」なんて言うんです。

私は、まさかと笑いました。

これまで、Kとは男女のそういう雰囲気になった事もないんです。

でも、じっと見つめられているうちになんだか私も意識してきてしまって、さりげなく髪を整えたりしていました。

すると、Kがいきなり私の手を掴んだんです。

「俺さ、ずっとお前に言えなかった事があったんだ」やっぱり、告白?私は、胸がドキドキしてきました。

「お前のこと、高校の時から好きだったんだ。今も、ずっと好きだっ」その声に、周囲が盛り上がりました。

私は、彼氏がいるから困ると思いましたが、ちょこっと嬉しかったです。

「もし、俺の事が少しでも好きだったら、付き合ってくれっ。Rっ」へ?誰?私じゃない。

私は、思わぬ名前にパニックになりました。

すると、Rというのは斜め向かいに座っている女性の事でした。

確かに、ちょっと外見が似てました。

「ごめん。私、結婚してるの」 Rさんの一言で、一気に爆笑の渦になりましたが、勘違いで告白された私としてはかなり恥ずかしかったです。

宴の催し物は強要されるようなものではないはず~桜BARお酒の席のお話~

職員旅行

社員旅行先の飲食店での出来事でした。

毎回、こうした旅行先での飲食店等では楽しい時間を過ごすため、男性陣の誰かが催し物(サプライズ)をするのですが、とある旅行先の飲食店で、散々飲んでみんなも酔いが回ってきている時でした。

男性陣の一人が催し物をやり始め、まわりは笑いに包まれましたが、急に私にも同じことをやれよという軽い強要がありました。

しかし、私自身はそうした事は不慣れで、みている側ばかりでしたので「できないよ」と断りましたが、強要がどんどん強めになり、しまいには周りも「やってみてよ」という悪ノリが始まりました。

断り続けていると、「つまらん人だ」などの罵声で、お酒の場は本来楽しく、のんびり心地よく過ごすもので、催し物をやって笑いを取りたいのであれば、その人がやればよく、決して強要するものでもないと思いました。

しかし、場の空気も考えて、仕方なく乗り気ではない感じでやりましたが、それも不服そうで再度強要してくる始末でした。

埒が明かないので、ひとりでホテルの部屋に戻りました。

せっかくの楽しい時間や旅行含めて、半減しましたし、お酒が入る事で癖の悪くなる人はいますが、こういう場だからこそ、しっかりしてほしいですし、最悪な飲み会になりました。

若気の至りだと思って、皆様どうかお許し下さい~桜BARお酒の席のお話~

我慢できない

自分がまだ大学生だった頃の話です。

当時は今ほど世間も煩く無く、「お酒の席だから」と大抵の事は大目に見てもらえる時代でした。

その日も同じサークルのメンバー数人で飲んでおり、 居酒屋に始まり、その後、数件ハシゴして、最後に知り合いのバーで明け方まで大騒ぎしていました。

辺りが明るくなり始めた頃に、バーの前の歩道でたむろしていた所、メンバーの一人が「う〇こがしたいと」と言い始めました。

慌てて辺りにトイレは無いか探そうとしましたが、「もう我慢できない」と言い放ち、その場でパンツを降ろしてしてしまいました。

相当酔っていたのか、パンツを降ろしてしゃがんだままの状態で前のめりになり、頭を地面に押し付けた態勢で力尽きて寝てしまいました。

困ったのは周りにいた自分達です。

そのままパンツを上げるのも可哀そうに思えたので、近くに落ちていた木の枝の先にティッシュを巻き付けて、とりあえずお尻を拭いてあげました。

その後、3人がかりで彼を抱き起してパンツを履かせて、タクシーに収容して無事帰宅しました。

まさかこの若さで他人の下の世話をするとは、思ってもいませんでした。

追伸う〇こと、木の枝と、ティッシュはその場に放置してしまいました。

すみませんでした。

偉そうにしてる先輩をやっつけた喧嘩だらけの飲み会~桜BARお酒の席のお話~

先輩と喧嘩

酒癖が悪いわけではないけど、いじってくる先輩がいました。

「金持ってる」「お前と一緒にすんな」などと自分は違う感を出してくる人でした。

怒ると恐いというイメージを持たせていたため、皆、言われるがまま我慢していました。

そんな上質な先輩でしたが、唐揚げが好きなのはいいですが、職場の昼ご飯で唐揚げが出る日は、他の皿から1つずつ自分の皿に入れて自分だけ10個くらい入れるという意地汚い人でした。

「何がかっこいいとでも思ってるんだろ?」そんな疑問がちらつき始めた頃の職場の飲み会。

その先輩はまだ来ていなかった私の2コ上の先輩をネタに「お前さびしいんだろ、ホモだもんな」などと私をいじってきました。

最初からえげつない、その頃、「そろそろいい加減にしろよ」と思っていた自分は「紙切れ持ってるからって偉そうにすんな!」とガチギレして飲み会の場を去りました。

その後、その方に不満を持っている複数の人が喧嘩を吹っ掛けるという大騒動に。

最悪の飲み会として言い継がれていましたが、その後も誰かが殴ったとか酒の席でのトラブルが相次ぐ職場でした。

お酒の席で説教を始める真面目な私をいつもターゲットにするおじさん~桜BARお酒の席のお話~

説教おじさん

お酒の席でおじさんの説教に絡まれてしまいました。

相手の年齢はすでに60歳以上のおじさん。

お酒を飲むとご機嫌になるようで、いつも何故か絡んでくるクセがあるのです。

絡みの内容は人生について。

人生はこういう風にいきなければならないなどの教訓をひたすら言い聞かせていました。

結婚、子供、家庭についての説教が大半でした。

女性であればセクハラやパワハラになりかねないくらいのしつこさです。

いやでも途中で退席できず真面目に参加している私のようなものはとことんですが、損していました。

おじさんは、説教中かなり気分が良いらしく、笑みを浮かべながら楽しそうです。

周囲の人はというと、我慢に我慢をしいられるだけで、なんとかその場を乗り切ろうとしていました。

〇〇ちゃん!名前を呼ばれると自分の番です。

説教を受ける順番がやってきたということで、嫌だという気持ちが顔に出過ぎました。

こういう場では、強かでずるい奴が得するように思います。

焼き鳥のタレを上司にぶっかけてしまった事件~桜BARお酒の席のお話~

焼き鳥

2010年のサッカーW杯開幕日であったのは今でも明確に覚えているのですが、その日職場である方の送別会で私が起こしてしまった事件になります。

ある焼き鳥屋さんでの送別会で最初はビールだけ飲んでいました。

そして途中から、メンバーが外から持ち込んだ中国系のパイジュウというアルコール度数が数十パーセントのかなり強いお酒を飲み始めました。

それでも強い人が飲んでいたのでその人たちは大丈夫だったのですが、ノリで基本お酒が弱い私にもそのパイジュウを勧められました。

そして飲んで意識が無くなった所までしか記憶に残っていません。

しかし翌日に出社すると、皆が笑いながら私に挨拶し、口々に「覚えてないの?」と言われます。

もちろん私は全然覚えてないので何があったのか聞くと、私はパイジュウを飲んだ時に悪酔いしてビールのジョッキを焼き鳥がある机にバンっと強く置き、てこの原理でその焼き鳥がタレごと隣の上司の真っ白なシャツにかかったそうです。

その上司はその後にキャバクラに行く予定だったのでかなりご立腹だったのですが、当の私が酔いつぶれていたので周りの人が相当なだめすかしたそうです。

10年以上たった今でも良く笑いのネタにされますが、あの時は皆さんご迷惑をお掛けしました。

同じ話が繰り返される二度と経験したくない上司との飲み会に参加~桜BARお酒の席のお話~

上司のループ話

前職の仕事をしている時の経験談です。

職場の上司から仕事終わりに飲みに誘われました。

普段は部下の面倒見もいい上司だったので誘われても嫌ではありませんでした。

他に同僚数名が誘われ一緒に飲みに行く事になり、上司とお酒を飲むのは初めてだったので内心ワクワクしながらお店へ入りました。

飲み会が始まり1時間位した時に上司の顔は真っ赤で気分良さそうに話し出しました。

自分が昔やっていた仕事とプライベートでカーレースに参加していた事を自慢げに話し出しました。

最初は聞いてましたが、トイレに行くたびに話しがリセットされて最初からまた話し出すといった同じ話のループが始まりました。

ここは上司の奢りだし、気分良さそうに話しているから止める訳にもいかず同じ話しを永遠と聞かされました。

しかも決まって同じ所でトイレに行かれるので、そこから先の話しが全く分からない状況でした。

結局4時間同じ話を聞かされ解放されました。

翌日、上司にお礼の挨拶をした時に笑顔でまた行こうなって言われましたが、心の中では二度と行かないと思いました。

その後、私は退職したので、あれから1回も行ってませんが、同僚から時々連絡がきて会社の中では上司の事をループさんと呼んでいるとの事でした。

親切も程々が良いかも・・・勘違いから悲惨な目に~桜BARお酒の席のお話~

飲み会での親切

30歳頃の職場での飲み会の2次会であった話です。

型通りの送別会か歓迎会かの1次会が終わり、いつも通りの気の合ったメンバーで2次会へと繰り出しました。

チェーンの居酒屋でワイワイやっている時に若い女の子のグループがやってまいりました。

何とか一緒に盛り上がれないかと後輩に声を掛けに行かせ、同席することに成功しました。

居酒屋の近くの会社にお勤めのOLさんグループとのことで場は盛り上がりました。

しかし、女の子の中に、他の方と比較すると失礼な言い方ですが、若干お顔が不自由な娘がおられ、ちょっと寂しい感じで過ごされていました。

我々の仲間も現金なもので、容姿が良い女の事ばかり話が盛り上がっていました。

私は同集まりの中では中堅クラスの年齢でしたので、寂しそうにさせていてはいけないと考え、その娘に積極的にお酒を勧めたり、話題を提供して盛り上がってもらおうと試みました。

その娘は期待に応えてくれて段々陽気になってきて楽しく盛り上がってきました。

しかし・・・、度が過ぎたようです。

飲酒量が限度を超えたのでしょう。

隣に座っていた私に先ほどまでテーブルの上にあったおいしい食べ物を体内で半消化の状態にして私に思いきりプレゼントしてくれたのです。

一緒の女の子たちも大慌てで「すいません、すいません」の状態になりました。

私は大丈夫ですよと平然を装いその娘を介抱して差し上げました。

でも、本当はその時のスーツはおろし立ての自慢の一着だったんです。

最悪でした。トホホ。。

お酒は強くなく口下手な人間が珍しくお酒を飲んだ結果~桜BARお酒の席のお話~

お酒はほどほどに

それは私が大学在学中、21歳くらいのときのことでした。

もともと体質的にお酒に強くなく、すぐに顔が赤くなったり、陽気になったりするので、あまりお酒を飲んだことはありませんでした。

ところがある日、ゼミの仲間と居酒屋へ行くことになりました。

普段の私はいたって真面目で、どちらかというと堅物な人間でした。

あまり冗談が通じないな、ノリが悪いな、というのが周囲からの印象だったように思います。

その飲み会では、初めのうちはお酒なしで、軽く食事をしたり、血液型の話などで盛り上がっていたのですが、他のゼミ生たちがチューハイ等を注文し出しました。

メニューを見てみると、乳酸菌飲料やフルーツ味など、美味しそうなチューハイが。

私も今日くらいはいいかな、と思い注文してみました。

飲んでみると思っていたより軽く飲めて、段々自分の悪いクセが出てきてしまいました。

顔が真っ赤になるのはもちろん、言うことも調子よく、普段では考えられないくらい冗舌になっていったのです。

その結果、いつもなら絶対にしないであろう、恋愛の話や失敗談をペラペラと喋ってしまい、周囲は面白がって聞いてくれていましたが、翌日の登校時は我に返りとても恥ずかしくなったものです。

翌日からはまたいつものお堅い自分に戻るわけで、取り消せるものなら取り消したい、お酒の場での失敗でした。

泥酔迷惑行為とバカ騒ぎで店長激怒、出入り禁止~桜BARお酒の席のお話~

酔っ払い

以前いた職場は特に飲み会が賑やかな所で、時に盛り上がりが度を越してしまうこともありました。

その日の送別会は男女20名程の参加で、案の定お酒が進むにつれて大騒ぎに。

他のお客さんからの苦情も相次いだようで、お店側から何度か注意を受けました。

何人かで暴走している人達をセーブしようと努めましたが、収まるどころか数名の男性が泥酔して更にヒートアップ。

いじられキャラの女性にふざけて寝技をかけて泣かせたり、他のエリアまで前転で侵入したり、しまいには嫌がる他の女性客にしつこく絡む始末でした。

お店側はうちの会社が多くの部署も頻繁に利用するお得意様だったため、注意しながら限界まで我慢したようです。

でも流石にもう勘弁ならないと、怒りに震える店長から「即刻、お引き取り下さい。もう二度と来ないで下さい!」と出入り禁止を宣言されてしまいました。

私達は申し訳ないやら恥ずかしいやらで、店長の顔をまともに見れませんでした。

一方泥酔した男性達はヘラヘラと悪びれもせず、本当に腹が煮えくりかえりました。

あんな最悪な飲み会はなかったです。

その後数年経っても、そのお店では予約を受けてもらえませんでした。