課長の善意と素晴らしい職場仲間たちとの思い出~桜BARお酒の席のお話~

キャリアウーマン

それはまだ私が若いOLだった頃の話です。当時体調をくずして会社を長期間休んでしまった私はひどく落ち込んでいました。

それに比べてまわりの同期はイキイキと元気にバリバリ仕事をしています。

そんな様子を見ていると私は益々落ち込んでいくのでした。

しかし、体調のほうはだんだん回復して、職場にも復帰できるようになれました。

けれども、だからと言って急に皆と同じように仕事をバリバリこなすことはできませんでした。

その当時の私はハッキリ言って職場の足手まといそのものでした。

そんな中、同じ部署の課長が行きつけのおいしい沖縄料理屋で私の快気祝いの飲み会を開いてくれるというのです。

そして当日、私の同期を含めた数人でささやかなパーティーが始まりました。

お料理やお酒がおいしいのはもちろんのこと、バリバリのキャリアウーマンになりたいと伝えた私に課長が、「絶対なれるさ!」と力強く言ってくれたではありませんか。

その一言に本当に心が暖まりましたし、今でも忘れられないお酒の席での良い思い出です。

高校一年生の頃の友達が二十年以上経って言った本心~桜BARお酒の席のお話~

高校の友達

先日、高校一年生時代の友人たちと10年ぶりに集まりました。

年齢を重ねても元気で集まれることが嬉しく、近況を話しながらみんなで騒いでいました。

その時、隣に座った友達が急にこんなことを話し始めたのです。

「一年生でA子(私)と同じクラスになって本当に良かった。私が一人でいたら、A子が声を掛けてくれたでしょ。あれがなかったらずっと一人だったと思う。自分から人に声を掛ける勇気が無くて。無理して明るい自分を作ってたの。でも二年でクラスが別れてからはやっぱり友達ができなかったからすごく孤独でね。二年・三年の思い出は無いのよ。こうして一年生の友達だけが私の青春って感じだよ。」と言うのです。

この友達は私よりずっと明るくて人気者。

そんな彼女がこんなことを言うなんてとても驚きました。

そして二年・三年の時、友達がいなかったことも知りませんでした。

二十年以上経って本当の事を聞けたのはこうやって集れたからだなと思いながら言ってくれた彼女に感謝です。

僕が社会に出るまでに身に着けたお酒との付き合い方~桜BARお酒の席のお話~

バイト先の居酒屋

お酒との付き合い方を学んだのは、大学時代です。

所属していた大学のサークル活動とバイト先である居酒屋でお酒との付き合い方を学びました。

飲み始めてから、自分はお酒に強い方だなということを認識しました。

けど、周囲も強い方が多く、調子に乗っているとトイレと恋人になっていることも何回もありました。

いろんな失敗を重ねて、20歳なりたての後輩のお酒の失敗の面倒を見ることも増え、また慣れていきました。

大学時代のサークル活動で、このような経験を積んだことは社会人になってから、大いに役に立っています。

今の若者はお酒を飲まない・コンパや忘年会などの飲み会に参加しないと言われる今の時代において、お酒を飲めること・お酒との付き合い方を理解していることは周囲の方々にとてもプラスの印象として働いている事が嬉しい事です。

社会人になってから、お酒の力を借りることでいろんな人と打ち解けることができています。

また、社会人になっても、後輩の面倒を見れることはプラスの方向に働いているので、信頼の言葉をもらえた際にはうれしく思いました。

また、居酒屋バイトで培ったお礼の方法を社会人になって活用したら、周囲の方に気に入ってもらえているのでうれしく感じています。

悪酔いした私を介抱してくれる男性の普段の姿に感動~桜BARお酒の席のお話~

気配りのできる男性

ちょっとしたコミュニティでのお酒の席でのエピソードです。

お酒の種類次第で悪酔いをしてしまいますが、そんな個人的な事情は誰も知らないので焼酎や酎ハイを勧められ断りきれずに飲んでしまい悪酔いへ。

顔も真っ赤に変わりヘロヘロになってしまった時にメンバーの内のひとりがさりげないフォローをしてくれました。

お水を準備してコップに汲んでくれたりと、とてもじゃないですが男性の気配りとは考えられないほどのソフトでナイスなフォローに甘えました。

聞くと彼はキャラ、立ち位置的にいつも快方する側にまわっているそうですので、それでこれだけ慣れていたというわけです。

彼の気配りは私以外の人間にも及びますので、みんな楽しく飲んでいるか?酔い潰れている人がいないか?までよく見ているようでした。

私個人的には自分への気配り以上に他人への気配りを見る方が気分が良くなりました。

時々自分の居場所作りの目的で介抱する側を演じるような人もいる中で彼は本物らしく、普段からどこにいようと同じらしいです。

不安を感じながら出席した飲み会で全員が励ましてくれたこと~桜BARお酒の席のお話~

励ましてくれる飲み会

中学生時代の同窓会が卒業から30年以上も経過してから開催され、LINEグループを作って参加者を募っていました。

私は会社員時代に過重労働により、うつ病を発症させてしまい、同窓会の日程の時期にはメンタル面が心配で参加を見送りました。

その際に、LINE上でうつ病を患っているので次の機会に参加させてくださいと伝えました。

それから3か月後には再び飲み会の案内が来て、体調も少し良かったために参加する意思を伝えました。

当日は幹事さんが予約をしている飲食店に集合したのですが、私ととしては変な目で見られるのではと不安を感じていました。

ところが全員が席に座り、飲み会がスタートすると、1人の元クラスメイトが私に対して、俺たちは全然気にしないし、困ったことがあれば応援するよという優しい言葉を受けることができ、その場にいた全員が同調してくれました。

嬉し過ぎて涙が出そうになったのですが、飲み会は笑顔で元クラスメイトと会話をすることもできた貴重なひと時を送りました。

2次会は私だけが不参加でしたが、お店を出た後には全員が私を応援するかのように握手を求めてきて、遂に嬉し過ぎて涙をこらえることができませんでした。

本当に良い友人を持っていると実感することができた、いつまでも記憶に残る貴重な経験です。

お酒のパワーと男と女【20代後半~30代前半】~桜BARお酒の席のお話~

出会い系でデート

関西在住の30代半ばの男です。

現在は結婚もして子供も1人おりまして幸せな生活を送っております。

結婚は32歳の時に致しました。

それまでは彼女を切らすことなく、独身生活を謳歌しておりました。

20代後半で出会い系アプリにはまり、3,4個のアプリを使用し、女性をご飯に誘い、その後に大人の関係になれる人を探しており、計20名ぐらいの方とお会いしました。

彼女探しで会っているときは基本的にはお食事やデートをしていました。

大人な関係を希望しているときは基本的には居酒屋等でお酒を少々飲み、そのまま自宅やホテルを訪れることが多かったです。

お酒の力を借り、飲食店で良い雰囲気を作り、そのままお持ち帰りをすることが多かったです。

飲食店は個室のお店をこちらで準備してキスまでは大概出来ました。

また、ドライブなどで運転は私でお酒好きな女性を助手席に乗せていると勝手にお酒を横で飲み、勝手にムラムラしてご奉仕をされるという事も多々ありました。

今現在はこのような遊びはしておりませんが若かりし頃の楽しい思い出です。

宴席においてのお客様からの仕事の対する評価~桜BARお酒の席のお話~

仕事の評価

勤め始めてまだ間もない時に任せられた仕事があった。

いろいろあったがやっと与えられた仕事も完了した。

この仕事の打ち上げの際に、お客様から自身が主導した仕事に関して、高い評価を頂戴した。

普段は難しい顔をし真面目な話しかしない方であったが、酒の力もあったのであろう。

笑いながら私を褒めてくれたことが意外でもあり非常に嬉しかった。

思わず、泣きそうになり目頭を押さえたままトイレに駆け込み泣いた記憶が今でも自分の中では非常に価値のある思い出である。

もちろん、お客様は私が感激して泣いたことを理解されていた様子で、落ち着いた段階で改めて、何が良かったのかを順序だてて分かり易く説明して頂けた。

また、その後に今後の期待を込めた課題もお話し頂けた。

これは、その後の自身の仕事に対する方向感が整理できる大きなきっかけとなった。

酒の席ではあったが、本当に貴重で真摯な言葉を沢山頂くことができる場であった。

以上が、私の酒の席での一番うれしかった話である。

飲み会でのいつものアホ飲みから嬉しかった出来事~桜BARお酒の席のお話~

信頼できる後輩

私の職場では定期的に飲み会があるのですが、体育会系のノリでいつもコールが始まるとバカみたいに飲み、その後二軒目でカラオケに行くのが恒例となっています。

その日も同じ様に飲み会があり、コールが始まりアホみたいにどんちゃん騒ぎをしていましたが、その日は少し普段と違い、後輩と仕事の話をする機会が多く、普段あまり話さない後輩から話しかけてくれました。

それだけでも嬉しかったのですが、普段から優しく接してもらって感謝していると伝えてもらえた事は嬉しかったです。

また別の後輩は普段かなりタメ口で少し生意気だと感じる場面もある後輩でしたが、もうその子も10年目で後輩も多く、自分の立場やプライドから、私の言った意見に対して噛みついてくるのかなと考えていました。

その後輩は話してみるとずっと信用できる先輩なので、甘えたり頼る気持ちからたまにキツい事を発言してしまうのは本当に申し訳ないが、信用できる人だからこそだと言われ、自分の中に感じていたモヤモヤが消え、その後輩とは飲み会が終わってから打ち解けたように感じます。

最後に揉んだのは、昔お局様と言われ重役になった彼女の胸~桜BARお酒の席のお話~

お局様と呼ばれた女性

新卒で就職した会社を、30歳で中途退職しました。

特に仕事が嫌いとか人間関係が嫌だと言う訳でなく、次にやりたい夢があり前向きな退職でした。

引継ぎもしっかり行い、会社の同僚が盛大に送別会を何回か開いてくれました。

その送別会で、自分は女子社員の胸を全員揉んで退職するという決意をしていました。

今なら大変な問題になりますが、当時はまだ笑って許してくれる時代でした。

順調に計画は進み、遂に支店の「お局様」と称される女性社員一人となりました。

送別会の最後の日に彼女も出席してくれる事になり、他の仲の良かった女子社員の協力もと彼女の隣の席を確保して、なんとか最後に計画を遂行する事に成功しました。

その瞬間、一同拍手で喜んで頂き、大変嬉しく大満足の飲み会となりました。

何十年かして、その会社のホームページを見る機会があったのですが、なんとその女性は本社で執行役員となり活躍されておりました。

彼女が当時の事を覚えているのか分かりませんが、自分にとっては良い思い出です。

卒業式後の謝恩会で先生に目をかけられていた私が泣きそうになった話~桜BARお酒の席のお話~

先生

二十歳を過ぎてから何度かお酒を飲むことがあってもすぐ頭が痛くなったり、泥酔してはろくなことをやらかさない家族たちのことを見ていた影響で今でもお酒は好きではありませんが、唯一私が嬉しくて暖かい気持ちになった酒の席の話です。

専門学校を卒業するときにお世話になった先生方とともに謝恩会を行いました。

正直出るまでは気が進まずやだなと思っていたのですが、お世話になった先生方にお酌して回っているうちにある先生のところでふっと呼び止められました。

私は大輔という名前なのですが、「大ちゃん、ちょっとそこに座れ」と先生がおっしゃるのです。

「おれは大ちゃんが好きや。なんでもっと最初から頑張らんかったんか?おれは期待しちょったんぞ。なんで最初から本気を出さんかったんか?頑張れよ」と肩をたたいてくださいました。

成績がけしていいほうではなく、むしろ綱渡りでギリギリまで勉強に打ち込むことができず、進路に悩んでもがきながらようやく国家試験が終わって、その上でのその先生のお言葉は本当にしみました。

あまりにしみすぎて、卒業式では一滴も出なかった涙が危うく出そうになりました。

結局出なかったけれど。

その他にも、教師と学生という壁がその日だけは消えて、ざっくばらんにお酒を飲めたことを思い出します。

「大輔。仕事も音楽も両方やれ。両方頑張れ」と言ってくださった先生もいましたし、私にとって唯一良いお酒の席だったなと思っています。